2007年 10月 16日
「輝ける女たち」
今年度(2007)のフランス映画祭で上映された作品。
今年フランス映画祭には行かなかったし、後に一般公開で上映されたシアターにも行かなかったのでDVDになるのを心待ちにしていた。
ちょっとお洒落なフランス版人間ドラマ。
主演は「ムッシュ・カステラの恋/1999」のジェラール・ランヴァン。
彼を取り巻く女性に「キングス&クイーン/2004」「ストーン・カウンシル/2006」のカトリーヌ・ドヌーヴ。
「恍惚/2003」「美しき運命の傷痕/2005」のエマニュエル・べアール。
そして「恋愛睡眠のすすめ/2006」のミュウ・ミュウ。
監督はティエリー・クリファ。
脚本は「シェフと素顔と、おいしい時間/2002」のクリストファー・トンプソン。
トンプソンの妻で「パリの確率/1999」や「ふたりの5つの分かれ路/2004」のジェラルディン・ペラスがランヴァン演じるニッキーの娘役で出演している。
南フランス、ニースのキャバレー“青いオウム”。
ある日キャバレーのオーナーであるガブリエル(クロード・ブラッスール)が亡くなる。
彼を兄のように、父親のように慕ったアルジェリア移民のマジシャン ニッキー(ランヴァン)。
彼は離婚寸前の娘マリアンヌ(ペラス)と、ゲイの息子ニノ(ミヒャエル・コーエン)にガブリエルの死を伝える。
ガブリエルの葬儀に参列した後、遺言状が読み上げられた。
それには“青いオウム”の相続人はマリアンヌとニノと記されていた。
自分が相続することになると思っていたニッキーは呆然となる...
“青いオウム”の歌姫レア役のエマニュエル・べアール。
劇中数曲歌うのだが、はっきり言って歌上手くないなぁと思う。
エマニュエルって「恋は足手まとい/2005」でも歌っていたような気がしたが...
ニッキーの息子の母親であるアリスを演じたカトリーヌ・ドヌーヴ。この作品を引っさげてフランス映画祭に来日したように記憶しているが、やはり、さすがでドヌーヴ貫禄!
大昔彼女が主演した「昼顔/1967」の1シーンの映像(これでは絵となっている)が登場して懐かしかった。
ニッキーの娘の母親シモーヌを演じたミュウ・ミュウ。
その辺のobasanと変わらないミュウ・ミュウと、今だ妖艶なる魅力のドヌーヴの組み合わせは絶妙かも...
ウーゴ・トニャッツィ&ミシェル・セローの「Mr.レディMr.マダム/1978」「Mr.レディMr.マダム2/1980」を思い出した。
なんだかんだ言いながらも中々素敵なフランス映画。
「8人の女たち」や「恍惚」の時もそうだったのですが、出てきた瞬間に 「何か癖がある役だな」 と、ある意味”期待”してしまう女優さんとでもいったらいいのかなぁ・・・真っ赤なルージュをしてシガレットをくわえたらもうあやしい女っていう雰囲気(笑)
「輝ける女たち」、φ(..)メモメモ しておきます!
エマニュエルってただの妻&母の役とかでもちょっと違ってるような気がしますが?そこが彼女の魅力でしょうか?
真っ赤なルージュにシガレットって誰でも似合うものではありませんので、やはり妖艶なものをお持ちの女優なのでしょうね?
歌は以外や以外。もうちょっと上手いか??なんて想像していたので...
ここの所、フランス映画祭で上映され、その後シアタ−で上映された作品DVD化されております。機会があればご覧下さいまし。
エマニュエルって顔はあどけないロリータ的要素がつよいですけど体が豊満。このアンバランスさが魅力なんでしょうかね?カトリーヌ様は貫禄の粋です。フランス女優ってハリウッド女優とはホント違いますよね。
エマニュエルってベイビー・フェイスですよね?
おっしゃるようにアンバランスが正に魅力ですわね。
コケティッシュって言葉もありました。
現代が舞台ですがレトロなムード満載の映画でしたわ。
カトリーヌ様の貫禄はさすがでございます!
ハリウッド女優にはない粋さでしょうかフランス女優て...
そうですか、僕はエマニュエルの囁くようなシャンソンに聞き惚れました。なんか、ゾクっと来ちゃったんですけど(笑)
こちらこそいつもコメントありがとうございます。
エマニュエルの声をどう感じるかは同性と、異性によって大きくかわるのかも知れません。素敵な女優で大好きですが...