ウディ・アレン作品...「ウディ・アレンの重罪と軽罪」&「誘惑のアフロディーテ」

どちらも監督、脚本、主演は「さよなら、さよならハリウッド/2002」「僕のニューヨーク・ライフ/2003」「マッチポイント/2005」のウディ・アレン。

「ウディ・アレンの重罪と軽罪/1989」
Crimes and Misdemeanors  USA
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出演はマーティン・ランドー、アラン・アルダ、ミア・ファーロー、アンジェリカ・ヒューストン。
ひねりの利いたブラック・コメディ。
傑作と評してあるサイトがあるが...いや同感。
売れない監督クリフ(アレン)と、妻ウエンディ(ジョアンナ・グリーソン)は倦怠期。
あるパーティで、売れっ子監督である兄レスター(アルダ)と出くわしたウエンディはクリフに仕事を与えて欲しいと頼む。
チープな内容の作品を作らないクリフは気乗りしないが、ウエンディにせがまれ引き受けることになる。その作品は売れっ子監督レスターの日常を描くドラマだった。
撮影が始まり、現場で価値観が同じのハリー(ファーロー)と出会い意気投合する。
一方で、ある夜、眼科医のジューダ(ランドー)は愛人ドロレス(ヒューストン)からの手紙を受け取る。それには二人の関係をジューダの妻ミリアム(クレア・ブルーム)にバラすと記されていた...

ラストまで一気に目が離せない。物語はどう展開していくのか?エンディングはどうなるのか?と見ていてとても興味深い作品。
売れない監督クリフは妻にも相手にされず、ハリーも振り向いてくれない。
しかし売れているレスターは女性にモテモテ。
富と名声を得たジュードは思いあまって愛人ドロレスを殺してしまうが、バレずに罪には問われない。
ドロレスはジュードと一緒になれると信じていたにも関わらず死んでしまう。
正に“勝ち組&負け組”の物語。
アレン映画常連のアラン・アルダとアンジェリカ・ヒューストン。ストーリーの主軸となる眼科医を演じるマーティン・ランドー。そして一時期アレンのパートナーだったミア・ファーローと、一癖も、二癖もある演技派ぞろいの競演はとても楽しめる。



「誘惑のアフロディーテ/1995」
Mighty Aphrodite USA
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出演は「女たちとの会話・カンバセイション/2005」のヘレナ・ボナム・カーターとミア・ソルヴィーノ。
スポーツ・ライターのレニー(アレン)と妻アマンダ(カーター)には子供はいない。
しかしある日突然“子供が欲しい!”と言い出したアマンダ。さらに“忙しいから生むことが出来ない、養子をもらいましょう!”と言うアマンダ。反対はしたもののアマンダに押し切られるレニー。
やがて生まれたばかりのベビーを養子に迎える。マックスと名付けたベビーはすくすくと育ち、頭が良くてハンサムな男の子に成長する。
父親レニーはマックスに夢中だが、母親アマンダは念願だったギャラリーをオープンして以来、頭の中は仕事ばかり。レニーはアマンダに相手にされない寂しさから、マックスの本当の母親を捜そうと立ち上がる...

この作品は大好き!過去にも何度か観ている。
ストーリーの合間に主人公レニーの胸の内を語るように、ギリシャ神話(タイトルのアフロディーテはギリシャ神話の愛の女神)になぞらえた風刺劇が登場する。
それはシシリーのタオルミーナでロケされたというコロス(合唱団)のシーンで物語を盛り上げている。
このコロスのシーンにF・マーレー・エイブラハムやオリンピア・デュカキス、ピーター・ウェラーといった俳優人も出演している。
マックスの実母を演じたポルノ女優リンダ役のミラ・ソルヴィーノが、この作品でオスカー助演女優賞に輝いている。
やっと見つけたマックスの実母リンダ。しかし彼女は娼婦まがいのポルノ女優と知ったレニーは、リンダにまともな仕事に就くよう説得したり、はたまた彼女にふさわしい男を探して会わせたりするのである。
この辺のおせっかいなoyaji役がアレンにぴったりハマる。
それと上の作品もそうだが、妻には相手にされない...妻の尻にしかれている...
実際のウディ・アレンってどうなんだろう?と想像してしまう。
まぁ間違っても好みのタイプではないが彼の才能には凄いものがある。
wowowウディ・アレン特集にて...
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by margot2005 | 2007-10-12 02:10 | USA | Trackback | Comments(2)
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Commented by claudiacardinal at 2007-10-12 17:55 x
こんばんわ。ウッディー・アレン見まくってらっしゃいますねぇ。彼の作品ってあまりはずれがないし量も多いし、なにみてもおもしろいですよね。っと言う事はやっぱり並外れた才能じゃないんですねぇ、つくづく感心。
「Mighty Aphrodite」ってヘレナ・ボナム・カーターが出てたんですね、ミラ・サルビーノのイメージが強すぎて全くという程ヘレナを覚えてマセン。
ウディのドキュメンタリーを昔見たんですけど、スンウィーに思いっきり尻にひかれてました。「あんたはこうだからこうなのよ!」とかって。殆ど老人いじめっぽかったような・・まああれだけ歳が離れていたらと考えるとそうなっちゃうんでしょうねぇ。ああ可愛そうと思った覚えがあります。とはいいつつ自業自得かぁとも(笑)
Commented by margot2005 at 2007-10-13 01:13
CCさん、こんばんは!
そうです。6本くらいだったか?まとめて放送ありましたの。
それぞれの作品は結構パターンは同じなんですが、なんかどれもこれも惹き付けるものがあるような気がします。
「Mighty Aphrodite」の妻役はヘレナなんですよね。
アレン映画の豪華出演陣は毎度ですが、やはり彼の映画に俳優達は出たがるのでしょうか??
コリン&ユアンが出演しているアレン映画早く公開して欲しいですね!
そちらではそろそろ公開じゃないですか??
ミラ・サルヴィーノの代表作ってコレでしょうかしらね?
この後のミラの映画も観てますが、記憶に残る作品てありませんね。
アレンのそのドキュメンタリー見ました!見ました!
そういや敷かれてましたわ。映画でも現実でもやはり同じなのでしょうね。
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