2007年 08月 10日
「善き人のためのソナタ」
この映画は公開された際に観れず、飛行機の中(上海往復)でも時間がなくて観れず、やっとDVDになって観れた記念すべき作品。
とにかくラストがgood!!なヒューマン・ドラマ。
主演のヴィースラー大尉役のウルリッヒ・ミューエは2007年7月22日に胃がんで亡くなったばかり...54才の若さだった。
監督、脚本は33歳の新鋭フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。これは彼の初めての長編映画。
主演のヴィースラー大尉他、女優クリスタに「マーサの幸せレシピ/2001」のマルティナ・ゲデック。クリスタの恋人で劇作家のゲオルク・ドライマンにセバスチャン・コッホ。
2006年度のオスカー外国映画賞に輝いた作品。
1984年、壁崩壊前の東ベルリン。反体制派への監視を行っている秘密警察“シュタージ”のヴィースラー大尉(ミューエ)は国家に忠実を誓う真面目人間。劇作家ドライマン(コッホ)と女優である恋人クリスタ(ゲデック)を監視し反体制の証拠をつかむよう命じられたヴィースラーはドライマンの家に盗聴器をしかけ監視を始める。
しかし愛し合うドライマンとクリスタの姿に疑いは消え、彼らに共鳴していく。やがてドライマンがピアノで弾く“善き人のためのソナタ”にヴィースラーは心奪われるだった。
旧東ドイツが舞台の作品。これって究極の人間ドラマではないだろうか?
監視する国側の人間が民間人の人情に屈してしまう。
見方を変えればメロ・ドラマかもしれない...
ヴィースラーが郵便配達するシーン...それを見守るドライマン...声をかけようかと思いながら去って行くドライマン...
とにかくラスト本屋のシーンは誰が観ても感動、また感動の場面である。
相変わらず暑い日が続いてますが、体調など崩されていませんか?
margotさんのコメント、
>これって究極の人間ドラマではないだろうか?
>見方を変えればメロ・ドラマかもしれない...
確かにそうかもしれません。
私は、”崇高な”という表現をしましたが、そんな大げさな表現をしなくてもいいのかもしれませんね。
この映画のような場面に出くわしたら、彼の様な感情を持つ人は少なからずいると思いますし、女優クリスタに恋をし、守りたいと思うかもしれません。
大尉は、その思いを行動で示した。行動するかしないかの違いなのですが、それが”善き人”となるかそうでないかの大きな違い。わかってはいるけど普通は出来ない。だからこそ行動した大尉に感動し、行動した代償を受けとめ、社会的地位は剥奪されても毅然としている大尉をみて感涙するのでしょうね。
お心遣いありがとうございます。時間を見つけては眠り体力を温存しております。
なんと今日の東京の最高気温は36度です。暑いのなんのって...映画観に行きたかったのですが家におりましたわ。
素敵なメロドラマに分類したい作品でもあります。
憧れの女優クリスタとバーで話すシーンや、車にひかれたクリスタ
の元へ駆け寄るシーンなど...ヴィースラーはクリスタに恋してしまっていたのかもしれません。
”善き人”となるにはかなり難しい立場で、最後あのような行動をとったヴィースラーは素晴らしかったですね。あのような行動をとれる人ってそういるものではないと感じました。
”崇高な”という表現、それは又それで合っていると思います。
とにかく素晴らしい作品で今一度観たいです!
“人情&崇高”ドラマといたしましょうか?
これは全く持って人々の心を揺さぶる作品ですね。
Biancaさんのお気に入りに入りましたでしょうかしら??
感動、感動の波でしたね。
ドライマンの一瞬の責める視線、クリスタの懺悔、そしてドライマンの贖罪。
人間たちを追いつめて行く体制の恐怖が蘇ります。
そしてラストのヴィースラーの誇らしげなお顔…それでも人間は前進できるという希望。
心に残る一作でしたね。
私もTBさせて頂きました。
こちらにもコメントありがとうございます!
とにかく素晴らしい!心に残る作品でしたね。
ラストは泣けそうに素晴らしく、シアターで観る事ができなかったのが悔やまれる今年度NO.1の一作かもです?
素晴らしい作品でした。
あのラストの彼らの優しさ、人としての懐の深さ
そんなものが仰々しくではなく、とても静かに描かれていて
静かに心に染み込んでいく作品でした
これはシアター見逃しで誠に残念な作品でありました。
先だってwowowでも放映していたので又見てしまいましたの。
いや実に素晴らしい作品です!
このようなラストの素晴らしさは他に思い浮かばないくらい素敵でしたわ。