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「輝く夜明けに向かって」

「輝く夜明けに向かって」_a0051234_2372436.jpg「Catch a Fire」...aka「Au nom de la liberté」2006 フランス/UK/南アフリカ/USA
シアターに行けない(行かない)日々が加速している。
無理に行こうと思えば行けるのだが、そんな時間があれば眠っていたい状態...疲れ果てているのかも??
家のソファでゆったりとレンタルDVDを観るのが至福の時となってしまっている。
で、又また観逃したミニ・シアター作品...
先週観た「イン・マイ・カントリー/2004」とかぶる題材なので観たくなりレンタル・ショップで借りて来た。
今年の1月に劇場公開(日比谷シャンテ)されている。
南アフリカ共和国を舞台に“自由の闘士”として民衆の英雄となったパトリック・チャムーソの半生を描いたヒューマン・ドラマ。
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監督はハリソン・フォードの「今そこにある危機/1994」や、デンゼル・ワシントンの「ボーン・コレクター/ 1999」のフィリップ・ノイス。
デンゼル・ワシントンが監督した「きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー/2002」で主人公を演じたデレク・ルークが、この作品では実在の人物であり、主人公のパトリック・チャムーソを演じている。
パトリックの妻プレシャスにボニー・ヘナ。
ニック・フォス大佐に「デッドマン・ウオーキング/1995」の監督で、パートナーでもある主演女優(スーザン・サランドン)にオスカーをもたらしたティム・ロビンス。
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1980年、南アフリカ。愛する妻プレシャス(ヘナ)、二人の娘、そして母親と暮らすパトリック(ルーク)は政治にも、反政府組織であるアフリカ民族会議(ANC)にも興味を示さない平和な日々を送っていた。
一方で政府のアパルトヘイト政策を推し進める公安部テロ対策班のニック・フォス大佐(ロビンス)はテロリストの発見と一掃に日夜尽力していた。
ある日少年サッカー・チームのコーチでもあるパトリックが、試合に勝って次の試合に臨むため、妻に虚偽の休暇願いを出すよう電話連絡して来る。そしてあろう事かパトリックが休暇を取った夜、彼が働く精油所でANCによるテロ攻撃が発生する。
やがてニックはパトリックを尋問することになる。最終的には証拠不十分で釈放されたパトリックアだったが、愛する妻プレシャスにまで及んだ暴行に怒りを覚える。
そしてパトリックはこの国の現実に目覚めANC本部へと向かうのだった...
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劇中、フォス大佐が“2500万人の黒人に対して、300万人の白人。隔離政策(アパルトヘイト)はそのうち続かなくなるだろう。”とパトリックに語るシーンがあるが、アフリカで唯一白人のアフリカンが実権を握っている南アフリカの実態を浮き彫りにしている。
これもやはり実話で、ラストでパトリックを演じたデレク・ルークがパトリック本人とサッカーをするシーンがナイス。
パトリックの妻プレシャスを演じたボニー・ヘナが美しい!
パートナーのスーザン・サランドンは大好きな女優なのだが、ティム・ロビンスはどうも好きになれない。あのふてぶてしい表情のせいかもしれない。しかしこの作品ではそのふてぶてしさがフォス大佐役にふさわしく存在感ありでgood!
フランスでの公開タイトルは“自由へという名の中で”となっているが、英語圏タイトルの“火が付く”というスッゴイ解りよいタイトルはお国柄だろうか??確かにそのものズバリのタイトルではあるが...
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Commented by CaeRu_noix at 2007-08-01 11:43
アフリカものラッシュで社会派作品としては目新しくなかったものの私は音楽が好きでした。
Commented by margot2005 at 2007-08-03 22:48
CaeRuさん、こんばんは!
全く目新しい作品ではなく、良く日本で公開されたなぁなんて観て感じましたわ。音楽良かったですね。
主演の二人のアフリカン役のカップルの演技は素敵でした。
Commented by ETCマンツーマン英会話 at 2014-06-13 18:19 x
「Catch a Fire」観ました。実話だと知り驚きました。映画はもちろんですが、DVDの副音声の解説が情報豊富で、南アの歴史を知る上でとても役に立ちました。すばらしい作品との出会いに感謝です。
Commented by margot2005 at 2014-06-22 23:47
ETCマンツーマン英会話さん、こんばんは。レスが遅くなりました。
古いレビューにコメントありがとうございます。最近マンデラの映画を観たもので本作も思い起こしました。
>南アの歴史を知る上でとても役に立ちました...
同感ですね。
by margot2005 | 2007-07-31 23:37 | Comments(4)