「陽のあたる場所」

a0051234_04567.jpg「A Place in the Sun」1951 USA
監督はジョージ・スティーヴンス。
主演のカップルはモンゴメリー・クリフト「私は告白する/1953」&エリザベス・テイラー。
シェリー・ウインタースが捨てられる女を好演している。
ウインタースはありとあらゆるハリウッド映画に出演しているが、思い浮かぶのは1972年度版の「ポセイドン・アドヴェンチャー」。
「ポセイドン〜」では元水泳選手役のobachan役で、率先して水に潜って行く役だったが、コレでは泳げない女...それが災いしてしまう...
撮影時、モンティ(モンゴメリーはそう呼ばれているらしい)31才、リズ(テイラー)は21才。リズの貫禄はこの頃からあったのか??私生活でも10才年上のモンティの保護者のような存在だったらしい。

原作はセオドア・ドライザーの“アメリカの悲劇”。小説はもちろん読んでいる。が、この映画の原作であったとは知らなかった。1931年に作られた「アメリカの悲劇」のリメイクとの事。
白黒映画である。
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伝道活動をする貧乏な母親ハンナ(アン・リーヴェル)に育てられたジョージ(クリフト)は、ある日、裕福な叔父アール・イーストマン(キーフェ・ブラゼール)を訪ねる。叔父イーストマンは水着製造があたり大もうけしたリッチマンであった。
彼の経営する工場で仕事を始めたジョージは、そこで働くアリス(ウインタース)と交際を始める。叔父イーストマンの掲げる社訓の一つに、“同僚との恋愛は禁じる”という項目があった。しかしこれを破った二人は密会を重ねる。
そんな折、ジョージは叔父が主催したパーティで富豪の令嬢アンジェラ(テイラー)と出会う。二人は一目で恋に落ちる。アンジェラとの未来を夢見るジョージだったが、アリスに妊娠したと告げられる。
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美形の貧困青年が、富豪で美しい令嬢と出会い、貧乏な恋人が邪魔になる...
今こういったストーリーの映画を作っても誰も見向きはしないだろうが、この時代の映画ファンはうっとりと観たのだろうか?
互いに交わす台詞が滅茶kusai...“貴方をどれだけ愛していることか!”“いやそれ以上にぼくは君を愛している!”...この台詞男と女逆だったかも...
そしてヒシ(必死って感じ)と抱き合う。
21世紀の現在、車椅子のリズがめちゃめちゃBeautiful!!
捨てられる女アリス役のシェリー・ウインタースが実に似合って、この作品を盛り上げているような気がする。
心の奥底に秘めた誰にも言えない悩み、苦しみの表情を顔、正に顔で演じるモンティはスゴイ!令嬢アンジェラ役のリズも正に適役。よくぞ配したそれぞれの役と関心する。
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オスカーの作品、主演男優(モンティ)、主演女優(シェリー・ウインタース)、監督(スティーヴンス)etc.賞にノミネートされたが、ゲットしたのは監督賞。
以前、やはり40代で亡くなったフランスの伝説的俳優ジェラール・フィリップにハマった事があるが、なんとなくモンティにハマってしまった感じで、彼の映画が観たくてAmazonでDVD(安いやつ)注文してしまった。
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by margot2005 | 2007-05-15 01:13 | USA | Trackback | Comments(4)
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Commented by Bianca at 2007-05-15 01:49 x
margot2005さん、さっそく「陽のあたる場所」ご覧になったんですね。モンティ、はまるでしょ?催眠的効果でしょ?これは、なかなか醒めません。スチルを見ただけで、また引き込まれる魅力です。
Commented by margot2005 at 2007-05-16 21:53
Biancaさん!早速でDVDも到着しましたの。
モンティってそんな好みの俳優ではないのですが、伝説的なハリウッド俳優てことでなんとなく惹かれてしまいましたわ。
しかしハリウッド名作に多々出演しているとは知らずでびっくりしました。
マジでBiancaさんのおっしゃる様に情け無い男ぴったしですね。似合い過ぎ...
Commented by hiro at 2009-09-12 19:21 x
margot2005さん、こんにちは。

初めまして、hiroと申します。
この映画のリズは、高嶺の花の令嬢という役柄を演じきっていて私の好きな映画の一つです。ラストで処刑台に向かうジョージに面会に来たアンジェラがまだ愛していると言うのは、公開当時でも普通なら疑問符のつく設定ですが、それを覆して素直に感動してしまうパワーがこの映画にはあると思います。

公開年度から私もリズ19歳(離婚直後の傷心の頃)の作品だと思っていたら、17歳の秋に撮影されたものなんですね。「ママに話して」なんて台詞、普通の17歳には言えません。

Commented by margot2005 at 2009-09-13 22:07
hiro さん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

この映画はモンゴメリー・クリフトの映画が見たくてDVDで見た中の一本です。
アメリカン・クラシックの中でも著名な映画なのでしょうねコレは?
時代は古いですが、心にズシーンと来る素晴らしい映画だったと思います。
リズは17歳だったのですか?そういや仕草や、話し方が可愛いかったように記憶してます。
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