「私は告白する」

a0051234_21173278.jpg「I Confess」1953 USA
アルフレッド・ヒチコックが監督したサスペンス・ドラマ。
主演のローガン神父に「終着駅/1953」のモンゴメリー・クリフト。
ローガンの昔の恋人ルースに「イヴの総て/1950」のアン・バクスター。
刑事に「シンシナティ・キッド/1965」のカール・マルデン。
白黒映画である。

ある夜、カナダ・ケベックにある教会の神父ローガン(クリフト)は、教会で働くドイツ人移民オットー(O・E・ハッセ)から告解を受ける。それは強盗殺人を犯してしまったという事実であった。懺悔で聞いた言葉は他言してはならないというカトリックの戒律に従って、オットーの言葉を一人心に秘めるが、あろうことかローガンに殺人の嫌疑がかかる。

1950年代の映画なので、芝居が泥くさく、のんびりしているが、21世紀の今観ても全然遜色はない。
これも20世紀ハリウッド名作の中の1本かと思える。
50年代公開のクラシック映画で過去に一度も観てない映画なのに、なんとなく観たシーンが登場する。知らないうちに、何処かでそのシーンの写真なり、映像を観ていたんだと感じる。
モンゴメリー・クリフトは、この作品の神父役が実に似合っている。
a0051234_23131215.gif

この時代、劇中、濡れ場いっさい無し。
ひしと抱き合って唇を重ねる...スキャンダラスな映像はスティール写真のみ。
ラスト近くで登場する裁判の陪審員も男ばかりだし...時代は物語る。
相手役のアン・バクスターも「イヴの総て」ばりの形相で好演している。
タイトルはバクスター演じるルースの“わたしは告白する”から来ているのだろうか?
a0051234_23133910.gif

若くして亡くなったハリウッド俳優ジミー・ディーン(20代)よりもうちょっと長く 生きて、30代で亡くなったとばかり思っていたモンゴメリー・クリフト。実際は46才で心臓疾患で亡くなっている。
ハリウッドの伝説的な俳優の一人で、ゲイであり、アルコール&ドラッグ中毒であったようだ。
下、かな〜りゲイっぽい ...
a0051234_21242999.jpg

モンゴメリー・クリフト映画はジェニーファー・ジョーンズと共演した「終着駅」を観ている。母からのお勧めで、多分TV(地上波)で放映された際に観たかと記憶している。その時にモンゴメリー・クリフトを知り、他の作品も観てみたいなぁ...なんて思いながら何年たっただろうか?今回BSで放映されていたのを録画してやっと観ることが出来た。この後も機会があれば観て観たいモンゴメリー・クリフト映画。
[PR]
by margot2005 | 2007-05-11 21:59 | USA | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://margot2005.exblog.jp/tb/5569432
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by Bianca at 2007-05-11 22:32 x
margotさん、「私は告白する」はヒッチコックらしい題材で、彼好みの美貌の俳優が使われていますね。緊迫感・苦悩の強さで「司祭」に勝ると思いました。お母さんの勧めで初めて見たんですか?私も早速、お薦めを。「陽の当たる場所」「地上より永遠に」の2つは必修。彼の映画は11本も見ていますが、情け無い男を演じるとピカイチですね。実生活でも酒に溺れ、(多分隠れゲイが原因で)破滅していった彼は、エリザベス・テイラーでなくても保護本能をそそられますが、桑原桑原、近づくのはゴメンです。
Commented by margot2005 at 2007-05-13 00:36
Biancaさんこんばんは!
母のお勧めは相当前なんですが、とりあえず母は滅茶ジェニファー・ジョーンズ ファンだったんです。
この映画とウイリアム・ホールデン&ジェニファーの「慕情」の話は死ぬほど聞かされました。「慕情」はモチ観ておりますわ。テーマは今やカラオケ・ソングと化しております。
「陽のあたる〜」はなんとかDVDに落としてありますが「地上より〜」はDVDに落とし忘れたような気が...やはり必須ですねこの二本。
11本も観てるなんてBiancaさんさすがでございますわ。
BSで放映してくれるのを待つしかありません。
情け無い役が似合うがゆえ、エリザベス・テイラーも保護本能くすぐられてたんですね?昨今のテイラーの保護本能の相手はマイケル・ジャクソンのようです。
<< 「恋愛睡眠のすすめ」 イタリア映画祭2007...「... >>