イタリア映画祭2007...「N-私とナポレオン/ナポレオンの愛人」

「N (Io e Napoleone)」 2006 イタリア、スペイン、フランス、USA
監督はパオロ・ヴィルツィ。
主演のナポレオンに「あるいは裏切りという名の犬/2004」「隠された記憶/2005」のダニエル・オートゥイユ。教師マルティーノにエリオ・ジェルマーノ。マルティーノの愛人エミリア男爵夫人に「ダニエラという女/2005」のモニカ・ベルッチ。

1814年、エルバ島に流されたナポレオン(オートゥイユ)は熱狂的な島民たちの出迎えを受ける。しかし自由主義者の若き教師マルティーノ(ジェルマーノ)は、ナポレオンを、多くの兵士を死なせた独裁者としてしか見る事が出来なかった。ある日、マルティーノはナポレオンの書記官として採用される。マルティーノはナポレオン暗殺の機会を狙うが...
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ナポレオン役のダニエル・オートィユがずんぐりむっくりのナポレオンに似ている。
現在はパリ、ルーヴルに飾ってある自画像(馬に乗って山を越える絵)が劇中ナポレオンの部屋に飾ってあるシーンが登場する。その絵を映した後、オートゥイユのアップが映し出されるが、なんとなく似てるナポレオンに...カメラのない時代に記録として残した肖像画は、かなり美しく描いてあるに違いないので、本当のナポレオンはあんなにハンサムじゃない気がする。
劇中で、ナポレオンがヴェートーヴェンから贈られたという“皇帝”の話が出るが、事実はそうではなく、崇拝していたナポレオンのために書かれたシンフォニー“英雄”はナポレオンが皇帝となったため献呈を取りやめたという話らしい。このピアノ・コンチェルト“皇帝”はバック・ミュージックとして流れる。
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少々、ドタバタ、コメディっぽい仕立てになっていて、期待して観に行ったため、満足にまでは至らなかった。
男爵夫人とナポレオンはラスト近くで出会い、エルバ島を脱出するシーンのみ。“二人の間をゆれる男爵夫人エミリア...”という宣伝文句は如何なものか?
イタリアの若きロバート・デ・ニーロと呼ばれているマルティーノ役のエリオ・ジェルマーノはコレまたゴージャスで素敵である。
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昨年書店で見つけて読んだ“ナポレオンが選んだ3人の女/フランス皇帝の大奥”と題した本。コレが中々面白くて本棚から引っぱりだして来た。
この映画の舞台1814年は、かつて愛した妻ジョゼフィーヌが亡くなった年で、それ以前に結婚した二番目の妻マリー・ルイーズとの間に男の子が生まれており、映画の中でも早く息子を呼び寄せたいと言っている。ナポレオン一世と息子ナポレオン二世(ローマ王)は現在パリのアンバリッドで一緒に眠っている。
史実では、ナポレオンに寵愛されたポーランドの貧しい貴族の娘マリー・ヴァレフスカ。彼女は家族のため50才年上の伯爵と結婚しており、劇中のモニカ演じるエミリア男爵夫人とかぶってしまう...
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by margot2005 | 2007-05-05 22:27 | 映画祭 | Trackback(1) | Comments(4)
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Tracked from ~Books Journ.. at 2007-11-11 13:48
タイトル : ナポレオンが選んだ3人の女ーフランス皇帝の大奥
ナポレオンが選んだ3人の女ーフランス皇帝の大奥 (講談社+α文庫) 川島 ルミ子 講談社 2006-04-21 by G-Tools  歴史上もっとも有名な人物のひとり、フランス皇帝ナポレオン・ボナパルト。その奥さんといえば、あの戴冠式で、ナポレオンの手から冠を授け... more
Commented by Bianca at 2007-05-06 01:02 x
Margoさん、こんばんわ。本当に、ナポレオンそっくり!エルバ島といえば、「モンテ・クリスト伯爵」で、主人公が寄港して皇帝と通じたというあらぬ疑いをかけられた島、ナポレオンはここからまたフランスに上陸するし、熱狂的に国民に迎えられる、いわば縁起の良い地名ですわね。喜劇仕立てになるのもむべなるかな。
Commented by margot2005 at 2007-05-07 00:26
Biancaさん、こんばんは!
こちらにもお越しいただいて感謝。
「モンテ・クリスト伯」ってドパルデューのフランス版ですよね??
あれ未見なんです。観たい!観たい!
ナポレオン役のオートゥイユ良かったですよ。
そう...むべなるかな...でありますわ。
Commented by Bianca at 2007-05-09 17:10 x
王妃さま、私もそれは未見で・・もっぱら、新潮社、今は岩波文庫の山内義雄訳です。こういう豪奢で荒唐無稽な物語は、文字で読むほうが想像の翼がひろがるような気がします。
Commented by margot2005 at 2007-05-09 23:53
Bianca さん、こんばんは!
やはりでしたか?本で読まれたのね?
わたしもモチ本は読んでるのですが、相当前に読んでるので殆ど記憶にございません。今一度読まねばと思っておりますわ。そうそう想像の翼は本ならではですものね。本読みの時間が欲しい!
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