2007年 04月 23日
「ドレスデン、運命の日」
主演の3人、看護士アンナにドイツ人女優のフェリシタス・ヴォール、イギリス人パイロット ロバートにUK人のジョン・ライト、そしてアンナのフィアンセ アレキサンダーにカナダ人のベンヤミン・サドラーといったインターナショナルな俳優人。
監督はドイツ出身のローランド・ズゾ・リヒター。彼は「トンネル/2001」の監督だが、観てない「トンネル」...
この映画は2005年にドイツでTVドラマとして製作された。
第二次世界大戦末期、ドレスデン爆撃の犠牲となった人々の愛と哀しみを描いた感動のドラマ。
コレって究極のラヴ・ストーリーかもしれない?
1945年1月、ドイツ、ドレスデン。
父親の経営する病院で看護士として働くアンナ(ヴォール)には、同じ病院に勤務する医師アレキサンダー(サドラー)という恋人がいた。来る日も来る日も、運ばれて来るケガ人の手当に奔走するアンナだったが、ある日アレキサンダーからプロポーズを受ける。
一方では、イギリス軍のパイロット ロバート(ライト)が操縦する爆撃機がドイツ軍に撃墜される。パラシュートで脱出には成功したが、地上で銃弾に倒れる。辛くも逃れたロバートは飢えを凌ぎながら偶然アンナの働く病院に潜り込む。ロバートを見つけたアンナは彼を手当するが、ドイツ兵ではなく、敵国イギリスの兵士だという事が解る。しかし逢って以来ロバートに惹かれていたアンナは彼を密告しようとはしなかった。
舞台となったドレスデンはチェコとポーランド国境に近く、17,8世紀、ザクセン王国の首都として栄え、“エルベ(川)のフィレンツェ”と呼ばれたらしい。
映画の中でも、アンナが友人と“イタリアのフィレンツェに行って川沿い(アルノ川)のホテルに泊まりポンテ・ベッキオを眺めましょう!”と言う台詞が登場する。
ラストに現在のエルベ川の風景が登場するが、なんか似ているフィレンツェにと思った。
戦争(1945年2月13日〜14に渡って炎の街と化した)によって破壊に、破壊されたというドレスデンの美しい街は、60年後によみがえり、エルベ川渓谷は2004年に世界遺産に登録された。
映画の設定ではロバートの母親はドイツ人。日本人にはピンと来ないが、母親の母国を敵に戦う気持ちっていかばかりなものか?とても想像できない。
この映画を観た(る)人ってほとんど戦争を知らない人ばかりだと思う。過去に何度も第二次世界大戦を題材にした、ドイツ悪もの映画を多々観たが、コレは犠牲になった市民(戦争に関わった人々ではなく...)が主人公として描かれており、空襲場面や、逃げ惑う場面はなんか臨場感あってジッと席に座っているのが辛かった。
深夜、負傷兵が横たわるベッドでのメイク・ラヴ・シーンには、ちょっとやり過ぎかも?なんて...
アンナを演じるフェリシタス・ヴォールはハリウッド女優マギー・ギレンホールに滅茶似てる...ヴォールの方が全然若いが...
ロバートを演じたジョン・ライトは中々素敵な英国人俳優。
日比谷シャンテにて...
ケストナーの「二人のロッテ」は読みましたわ大昔に。ドレスデンの方だったんですね?
今回世界地図で確認したドレスデンって、あんな東にある街だとは知りませんでした。
画像ドイツのサイトから奪ってきました。そういやロシアっぽいかもですね?
そうそうマギーの弟が「ブローク〜」のジェイクですね。
「ガープの世界」でもありましたっけ?なんとなくそんな気もしますね。記憶がかなり薄れてますが...
また、瓦礫の街になることが無いよう、祈ります。
空爆シーンの物すごさには腰砕けでした;
撮影現場も戦場さながらでしたでしょうね。
一般市民が主人公というのも視点が新しいのでしょうか。
当時の事をよく知る人達にはきっとリアルだったに違いないしょうね。
途中で、もうゆるして~って感じ;いたたまれなくて。
最後の聖母教会のシーンはなんだかじ~んときました。
平和への祈りが余計に身にしみました。
ジョン・ライト最初はドイツ人だとばかり思ってましたが、サイトを見たらUK人となっておりましたわ。でもヨーロッパ人なので血は混ざってるかもですね?
ラスト素敵でしたね。綺麗になったドレスデンの街をみてみたいものですわ。
この作品は市民の目で描いてあるので、悪者ヒトラーも出てきませんの。
ドイツ人将校はアンナの父親のゴージャスな家でダンスなんか踊ったりして...
ヒロインのアンナの家はリッチなんで、戦争中でも美味しいもの食べていましたわ。特権階級はなんでもOKだったのかしら??
ご覧になったら感想聞かせてくださいましね。
空爆シーンにかなりお金かけたんでしょうね。
撮影スタッフやキャストの人々熱かったでしょうね...スゴイ臨場感ありましたわ。
当時の事を知る人々は殆ど亡くなっているでしょうが、あのドレスデンの爆撃を知る人は観たくないシーンでしょうね。
ラストは平和を願うドイツ人のメッセージでしょうか?素敵でしたね。
修復され、世界遺産に登録されたドレスデンですが、ベルリン市内にも王宮がよみがえるようですね。ドイツ行きたいモードになって来ました...
どうぞ今年もよろしくお願い致します♪
新年第一作目は年末に観たこれを揚げました。
リアルな迫力の都市炎上シーンに、反戦メッセージを受け取りました。
でも私もあの病室でのあのシーンには色々な意味で少々不満が…(笑)
強気なロバートのジョン・ライトは素敵でしたね♪
TBさせて頂きました。
フィレンツェににているのですか? うわぁ…憧れます~!
そうですね。コレは反戦映画だと思います。
ドレスデン陥落を描く様は、こちらまで熱くなるくらい炎がスゴかった記憶があります。
そう、川の雰囲気がフィレンツェに似てるなぁと思いました。
“花の都”と呼ばれるフィレンツェには今一度ゆっくりと行ってみたいです!
そうそう、ジョン・ライトはちょい役でウディ・アレンの「タロットカード殺人事件」に出てましたわ。