2007年 03月 26日
「サン・ジャックへの道」
2006年フランス映画祭で「サンティアゴ...メッカ」のタイトルで上映されている。
「赤ちゃんに乾杯!/1985」「女はみんな生きている/2001」のコリーヌ・セローが監督、脚本の人間模様、ロード・ムーヴィー。
フランス映画お得意のコメデイが堪能出来る。
主演の3兄弟に「ダニエラという女/2005」のジャン・ピエール・ダルッサン、ジャン・レノ主演の「ビジター/1998」のミュリエル・ロバン、「アメリ/2001」のアルチュス・ドゥ・パンゲルン。
そして謎のターバン女に「コーラス/2004」のマリー・ビュネルといった豪華配役。
ある日、クララ(ロバン)、ピエール(パンゲルン)、クロード(ダルッサン)の元へ母親の訃報が届く。彼らへ残した莫大な遺産の相続条件は、兄弟3人揃って聖地巡礼の旅に出る事であった。3人は信仰心などまるでなく、おまけに仲が悪かった。しかし母の遺産に目がくらんだ彼らは3人一緒にと言う条件を満たすためにも、揃って、仕方なく、いやいや巡礼の旅に参加する。
それはフランスのル・ピュイ(パリ、リヨン駅からTGVで3時間+SNCF在来線で1時間30分)からスペインの最西端にある聖地“サンティアゴ・デ・コンポステーラ”まで1500kmを徒歩で回る過酷な旅であった。
これより、老若男女、ガイド合わせて総勢9人の旅が始まろうとしていた。
セローの「女はみんな生きている」はもう最高!の映画だったが、これでもたっぷりとコメディが入っていて楽しめる。
クララ、ピエール、クロードを演じる3人を始めとして、ワケありのマチルド、ガイド役のギイと、演じる俳優全てが素晴らしい存在感ありで、ラストはなんとなく解っていたが、やはりで...
人種や宗教を絡ませながら“愛”を描いた素敵な作品。
フランスってばりばりのキリスト教国なのだが、信じる、信じないは別問題なのかも知れない。
世界遺産に登録されているあの聖地(巡礼路含む)は有名で、映像で見る事が出来て幸せだった。サンティアゴのカテドラルはこの上なく素晴らしい!
“せっかく来たんだから、この美しい景色を見ないと...”と映画の中でガイドのギイが言う台詞のごとく、フランス、スペイン国境、ピレネー山脈の景色は素晴らしい!!の一言。
都会のギスギスした生活から離れると、人間のいい面が出るのかも。
景色を見るだけでも価値ありですかね。
シンプルイズベスト!な作品でした。
もっと気楽にこういう巡礼の旅に出かけられたらいいなって思いますよ。宗教はあまり重んじないのですが。
妄想シーン等は大好きでした。笑
この旅は相当歩きますから...二ヶ月だったか?スゴイものがあります。
映画で景色を堪能して、巡礼した気分にさせてもらいましたわ。
Biancaさんも是非ご覧下さいませな。関西でも公開されてるんじゃないでしょうか?
セローの「彼女と彼達」はサミー・フレー主演なんですね?観たかもですが?記憶にございませんの。
アラヴの少年はやはりキュートですわね。
素晴らしい景色で堪能しましたわ。
過去にフランス&イギリスの田舎で自然を見ましたが、あのような広大な自然は未見なので、是非見てみたいものですが、あの巡礼地めぐりはまぁ無理でしょうね。
素敵な人間ドラマでしたわ。
景色を観に行ったようなもので...あの大自然は最高でしたね。
スッゴイ妄想シーンにはちょっとびっくり...監督何を語りたかったのでしょうねぇ??
四国巡礼の旅ならなんとか行けそうですが、あこはちょっと無理がありますね。夢の世界でピレネーに行くとしましょうか...今夜にでも...
今回は僕いろいろ探し回った挙句、
小さい画像しかパクれなくて不本意に思ってました。
いーなー。
多人種、多民族って日本にいると身近じゃないというか、
複雑な事情の深い理解が難しく思うんですが、
美しい景色を交えながらの群像ロードムービーが心地良かったです。
いつも画像を観て下さっているなんて嬉しいですわ。
フランスものはフランスのサイトに行くとばっちりでございます。多々ございますわ。
ほんと心地よかったですね。美しい景色をもっと見ないさい!!なんてスクリーンに向かってコメントしそうでしたが、あれだけ過酷な旅だと景色どころじゃないでしょうね?
多人種、多民族は日本人の理解の範囲ではないですね?
二度目の巡礼に行ってまいりました。
コリーヌ・セロー監督は無神論者なんですね。
それゆえのクララの宗教ねた毒舌がおもしろかったです。
スペインのカテドラルって、他の国のものより素晴らしい気がします。なんとなく。
やはり二度目でしたか、映画祭で上映された時観に行きたかったのですが...
そう無神論者のセローさん。カトリックの国フランスも宗教離れが加速しているみたいですね。それゆえの毒舌クララ...確かに良かったです。
過去にフランス、イタリア、英国のカテドラルを見て来ましたが、スペインのカテドラルは、一見の価値あるなと感じました。
これは、愛すべきステキな作品でした♪ハリウッドじゃこうは行かないだろうなあ。
こんなレビューになってしまいましたが・・・TBさせていただきますね。
かの地は多くの方が行ってみたい!でも・・・と思っているのでは?
ストーリーも心地良くおまけに風景も素晴らしいなんて
1粒で2度おいしいグリコキャラメルみたいな作品じゃありませんか!
フランス映画大好き人間なので、こういった作品観ると万歳したくなっちゃいます。
「ザメッティ」ロシアン・ルーレットですよね?公開された際、ちょっと気にはなっていたのですが今だ観に行っておりませんの。
ハリウッド映画も好きですが、やはり限りある時間の中で映画館に行くので、出来ればヨーロッパ映画を優先したいですね。
いつも書いてますが、映画ってそれぞれが、それぞれに感じますから良いのですよね?
かの地は一度行きたい!と観れば誰もが思いますが、現実を見つめるとやはり四国でしょうか??
みんな、味のある役者さんでしたね。
とても、満喫できた作品でした。
この作品は昨年度のマイベストに選んだ素敵な作品で大好きですわ。
またまた昔の記事におじゃまします。
こういうの好きです。まったくといっていいほど変わらない次男が、
この映画をよりリアルにしてるかんじでした。
男ってしょうがないやつは、かわらないのよ。っていう監督の声が聞こえてくるようで(笑)
ほどよいコメディに、しっかりと教会批判もはいってたりして、
うまい!と言う言葉があてはまる作品でした。はい。
TB&コメントありがとうございます!
>まったくといっていいほど変わらない次男が...
なるほど!そういやそうでしたね。
あの俳優はこういったノホホンというのか、コレ系の役似合いますね?
娘に電車代を貸してくれなんていう父親ってそういないと思いますが...
コメディ仕立てにしながら、宗教や、教会を上手く扱ってましたね。
さすがフランス映画でございます。
ホント上手い!作品でした。