2007年 02月 28日
「華麗なる恋の舞台で」
監督はハンガリー出身のイシュトヴァン・サボー。
イシュトヴァン・サボーは、レイフ・ファインズ主演、ハンガリーを舞台に、歴史に翻弄されるユダヤ人の壮絶なる人生を描いた「太陽の雫/1999」の監督。
「太陽の雫」は過去に観た事があり、これは全く違ったテイストの作品なのでとても楽しみにしていた。
ジュリア役のアネット・ベニング最高!で素晴らしい映画である!!
ジュリアの夫マイケルに 「ヴェニスの商人/2004」 のジェレミー・アイアンズ。
ジュリアの大ファン、トムにショーン・エヴァンス。
ウイリアム・サマセット・モームの“劇場”がベースになっている。
1938年、ロンドン、ウエスト・エンドにかかる劇場の人気女優ジュリア(ベニング)は45才。彼女の夫マイケル(アイアンズ)は元俳優だが、今ではジュリアのプロデューサー。
ある日マイケルの友人の、友人の息子である、アメリカ人のトム(エヴァンス)が訪ねて来る。
トムはジュリアの大ファンだと言い、ジュリアに“僕のアパートに来ませんか?”と誘いをかける。まるで自分の息子ロジャー(トム・スターリッジ)と同年代のトムの誘いに戸惑うが、誘いを受けるジュリア。
来る日も、来る日も、舞台でパフォーマンスすることしかないジュリアは疲れ果て、嫌気もさしてやけっぱちになっていたが、トムとの出会いが刺激となり、心ときめく日々が今や始まろうとしていた。
アネット・ベニングはこの作品でオスカー主演女優賞(2004年度)にノミネートされ、ゴールデン・グローヴ/女優賞(2004年度)に輝いている。
アネットは「アメリカン・ビューティ/1999」で有名な女優だが、ハリソン・フォードと共演の「心の旅/1991」や、マイケル・ダグラスと共演した「アメリカン・プレジデント/1995」でも素晴らしい彼女を観る事が出来る。
そして、アネットは本国で舞台に出演し、喝采を浴びた女優のようだが...コレを観て納得!
ジュリアの夫マイケル役のジェレミー・アイアンズは相変わらずゴージャスで素敵。
この作品今頃日本で公開?...いつものことだが...
原題の「Being Julia」のごとく、ラストの舞台でのパフォーマンスが最高!!
もうラストはとにかく最高でシアター中で笑った感じ。
私的には拍手を送りたいくらいだったが...
ウイーク・ディの午後、渋谷bunkamuraのシアターはほぼ満員。
今月初め、このシアターでジュディ・デンチの「ヘンダーソン夫人の贈り物/2005」
を観たが、最近bunkamuraって中高年御用達シアターと化しているような気がする。
監督は舞台も出来る女優を捜していたそうだけど、ほんとこの映画を見ると、ジュリアで大いに納得でした。
私は「「アメリカン・プレジデント」の彼女も好きでしたが、
この作品こそ、彼女が大輪の花を咲かせた感じがします。
表情豊かな彼女を見ていると、とっても魅力を感じます!
ラストの大舞台、劇場中が大笑いに包まれたけど、いやぁ~私も拍手喝采したい気持ちになりました。
女優は舞台で・・・。とっても面白かったです!!
戦い終わっての満ち足りた表情も最高でした。
観て来ましたわ!!アネット・ベニングは前からスゴイ女優だと思ってはおりましたが、やはりでございました。
舞台出身だけあってハマり役でしたね。
アネット・ベニングは「グリフターズ」で世間に知られる頃から貫禄ありましたもの。
ラストのパフォーマンスは最高でしたね。シアターで観てこそ価値のある映画かなと思いましたわ。
乙女から熟女まで、いろんなアネット満載でしたね。
女は女優を地で行く女優っぷりが見事でした。
そして間違いTBをお返ししてしまいました。。
お手数ですが削除していただけると助かります。
ジュリアが役者として舞台で演じてる姿は、いつも同じラストシーンのみ。あの舞台もどんなのか見てみたかったり。笑
ラスト、アドリブでやってのけちゃうところは、うまい脚本の流れだったなあと思いました。本当は途中までこの女性像に共感もできなかったのですが、意地悪さ(笑)もこういう演出なら悪くは思えないんだなって変な感心をしちゃいました。
アネット・ベニングはチャーミングでしたね
アネット・ベニングて前らか好きな女優ですが、コレを観て益々ファンになりました。
私生活なのか?演技なのか?かわかんない所が良かったですよね。
間違いtb了解いたしました。
そうですラストしか見せないあの舞台はどんな内容だったんでしょうね?気になりました。
ラストのアドリブ演技...マイケルが“次回も一言漏らさず同じ台詞を言ってくれ!”と懇願してましたが、ジュリアなら言えそうな気がします。
共感するって感じの女性像じゃありませんが、でもニクいですよね。最後には息子も拍手喝采してましたから...
アネット・ベニングは本当にチャーミングな女優ですね。
そうそう今月BSで「アメリカン・ビューテイ」放映されるようです。
原作ですか??最近チョウ多忙なもので本読みは全然出来ませんの。
原作はサマセット・モームですよね?彼の小説は結構好きで過去に何作か読んだ覚えがありますがコレは読んでないですね。
ラスト原作も素晴らしかったのですね?映画のラストは最高でしたわ!
〉bunkamuraって中高年御用達シアターと化しているような気がする
ですよ、ですよ!わたしが東京を離れてそろそろ3年になりますが、その頃からbunkamuraっぽい映画の新作情報を聞くと、心の中で「bunkamura系映画」と呼んでいました。
実際中高年の方が多いですし、その客層にウケる映画が上映されるんですよね。岩波ホールよりちょっと洗練されているのかしら。
トラックバック送らせてくださいね。
そうですよね!離れて3年ですか...そういやそれ以前のbunkamuraはここまで中高年御用達じゃなかった気もしますが...
ここ数年で俄然中高年御用達が加速していったようですね??
岩波ホールはシアターが古くて、席も良くないですね。ブランケットの貸し出しがあるのが、中高年御用達を益々加速してるかもです?
bunkamuraは場所が渋谷なので、岩波よりも少し洗練されているのでしょうか??
TBこちらからも送らせていただきました。
TB&コメントありがとうございました。
アネット・ベニングは舞台出身なんですね!知らなかったです。
たしか旦那さんがウォーレン・ベイティで、お子さんも4人もいるんですよね。
この映画のジュリアさながらの人生を送っているような感じで羨ましいです。
ラストの舞台劇は、本当に拍手を贈りたいくらい圧巻でした!
そうなんですアネットは舞台出身女優のようです。色々な作品でみせるあの演技力は舞台で培ったものでしょうね。
ベィティさんとの間に子供数人いるようですね。4人もいるんですか??
ラストの舞台劇にはほんと拍手しそうになりましたわ。一緒に観た友人と帰り道、拍手すれば良かったね、なんて話しながら帰りましたっけ...
爽快なエンディングでした!
もちろんアネット・ベニングの演技素晴らしかったですが、
ジェレミー・アンアンズやマイケル・ガンボンの力も大きかったですね。
>もうラストはとにかく最高でシアター中で笑った感じ。
やっぱりそんな感じでしたか!
劇場で見た時にみんなが共感してると思うとなんだか嬉しいんですよ。
>私的には拍手を送りたいくらいだったが...
そうそう、拍手したい時ありますよね。
でも、ひとりだけだと思って遠慮してしまいます。奥ゆかしい日本時だからでしょうか(笑)でも、一度やってみたい。
しかし、恋人あり愛人あり、ずいぶんと自由でしたね。しかも周りが容認してしまってるところが凄い(笑)
エンディング最高でしたでしょ!
そう、アネット他ジェレミー・アイアンズや、マイケル・ガンボンと演技者揃いで素晴らしい作品になったと感じます。
シアターで拍手ってやはり変??なのでしょうか??
過去に観に行った映画祭(フランスかイタリアか東京国際か?忘れましたが...)で拍手があったように記憶してます。
しかしそれはその作品を作った監督が上映前に挨拶に現れたからかもですね??
普通のシアターの上映ではやはり拍手は起こらない...一度してみましょうか拍手?