「さよならをもう一度」

a0051234_045322.jpg「Good bye again」...aka「Aimez-vous Brahms」1961 USA/フランス
監督はアナトール・リトヴァグ。原作はフランソワーズ・サガンの“ブラームスはお好き”
サガンの小説は一時期ハマって、殆ど読んだ。映画化されて観たのは「悲しみよこんにちは/1957」「ある微笑/1958」「スエーデンの城/1962」「別離/1968」「冷たい水の中の小さな太陽/1971」。
カトリーヌ・ドヌーヴとミッシェル・ピコリがコンビを組んだ「別離」は、ドヌーヴが演じた美しく奔放な女性リシュール役が素敵で今でも記憶にある。
「スエーデンの城」はサガンの戯曲で、出演者がジャン・ルイ・トラティニアン、モニカ・ビッティ他チョウ豪華でサスペンスなストーリーも中々面白い。

この作品は、前にBSで放映されたていたのを引っぱりだして観た。モノクロである。
決して若くはないインテリア・コーディネーター、ポーラにイングリット・バーグマン。ポーラの恋人でトラック販売会社重役ロジェにイヴ・モンタン。ポーラを愛してしまうお金持ちのおぼっちゃまフィリップにアンソニー・パーキンス。

互いに離婚組のロジェ(モンタン)とポーラ(バーグマン)。決して若くない二人。ロジェはポーラが大事な女性にも関わらず、スキあらば若い女の子を引っ掛け、仕事と称して週末旅行を楽しんでいる。ロジェの浮気を疑うポーラだが仕事で気を紛らわす日々。ある日、ロジェが室内装飾の仕事を紹介してくれたリッチなアメリカ人、マダム・ヴァン・デル・ベック(ジェシー・ロイス・ランディス)の家を訪ねる。そこでポーラはフィリップ(パーキンス)と運命の出会いをする。若い女の子に興味が持てないフィリップはポーラに夢中になって行く。
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主演3人を初め台詞は英語で、フランス語が混ざる。イヴ・モンタンがフランス人相手に喋るのも英語というのには少々違和感あるが...
ラスト、ポーラが階段の上から、下に降りるフィリップに向かって、泣きながら“I'm old  I'm old〜”と繰り返すシーンは、過去の若い時に観たのと違って自身に反映されぐっと来る。
母性本能をくすぐられ、若いフィリップによろめくポーラが哀れである。
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ブラームスについて良くは知らないが、聞き覚えのある有名な交響曲が流れ、映画を盛りあげてくれる。
モンタンとバーグマンの中年カップルに入り込むアメリカ人俳優のアンソニー・パーキンス。リッチで、ナイーヴな青年を好演している。
映画では40代半ばのバーグマンが40才のポーラを演じている。ちょっと40才には見えない(昔の人は老けてるので...)で困ったが...
この時代40才って既に“I'm old ...”なんだって...今じゃ間違っても“I'm old ...”なんて言わないだろうが...
全編パリの街で撮影され、パリのガイドブックに載ってるスポット満載で、う〜んと前にこの映画を観たときはパリを知らなかったので、どうって事はなかったが、数年前にパリの街をたっぷりと見て来ているので...あこもここも!で映像的に大満足だった。
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by margot2005 | 2007-01-31 01:03 | USA | Trackback(1) | Comments(8)
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Tracked from しづのをだまき at 2007-08-19 11:02
タイトル : 【映画】死んでもいい
1961 米・仏・希 監督 ジュールス・ダッシン 出演 メリナ・メルクーリ アンソニー・パーキンス ラフ・ヴァローネ 原題 <PHAEDRA> 1h40 鑑賞 1963年 初夏@東京のどこか どこで見たか忘れている。当時の日記も残っていない。 代々木の予備校の授業をサボって、多分新宿かそのあたりで 見たのではないか。 この作品には、DVDもヴィデオも無く、劇場上映も無い。 ごくたまに、20年に一回位、TVで放映されることがある。 しかし「ぴあシネマクラブ」には載ってない。 大竹しのぶの「死んでも...... more
Commented by Bianca at 2007-01-31 20:03 x
キャーッ、出ましたね、アンソニー・パーキンス。
これと、「死んでもいい」の彼が一番すてきなんです。
ジュールス・ダッシン監督、メリナ・メルクーリ主演で、原題は
「フェードラ」なぜ、忽然と消えてしまったのでしょうか?
Commented by margot2005 at 2007-02-01 01:17
Biancaさん、いつもお越しいただいて...
アンソニー・パーキンスのファンでしたのね??
彼はスッゴイいっぱいの映画(ヨーロッパ)に出てますね。
「死んでもいい」ってメリナ・メルクーリ...観てます...瞬時に記憶が蘇りませんが..
そういやパーキンスはこの作品でカンヌ映画祭男優賞をゲットしてたんですね?
Commented by Bianca at 2007-02-01 15:24 x
そうなんですね!?同じ年に「死んでもいい」(ラシーヌ原作?)も撮られていますが、どうも、内容がキリスト教道徳に反しているため、長年ほされてるのじゃないかと。50歩100歩に見えますが。
Commented by margot2005 at 2007-02-01 21:40
Biancaさん、こんばんは!
ギリシャ神話「フェードラ」を元に...てな事でございますが...
パーキンスは年上の女性を愛する若い男が似合い過ぎです!現実は知りませんが、彼ってエイズで亡くなってるんですね?
Commented by ラクサナ at 2007-02-02 00:40 x
ひゃ~ブラームスはお好き!
映画の方は勿論以前見ましたが・・・
この原作は、中学生の時初めて読んで、それ以来サガンにハマった懐かしい作品です。まぁガキんちょの頃でしたので、本当の意味は判らずも・・・
フィリップとの別れの、そうそう“I'm old  I'm old〜”、朝吹さんの訳では「ゴメンナサイ、私はもうおばあちゃんなの」でしたっけ?これは覚えてますね~!いつか大人になったら若い男と恋をして、言うぞ!みたいな・・・中学生が・・!(爆)
未だに言えてませんけど・・・(笑;)
Commented by margot2005 at 2007-02-03 00:04
ラクサナさん、こちらにもお越しを....
やはりご覧でしたのね。私はサガンを初めて読んだのは高校生だった気がします。その後ハマりにハマりました。
映画はリヴァイヴァル公開で観たような...リアル・タイム公開の時は生まれてなかったかしら???
朝吹訳はどうだったでしょう??“私はもう年なのよ..許して...”てな感じだったでしょうか??
同世代の恋人との間にあんな若い男が入り込んで来たら、私的には迷わず、すぐ乗り換えちゃいますが...
Commented by D at 2007-02-03 20:45 x
私も学生時代、サガンの作品を読み漁った時期があります

この時代の映画もいいですよねぇ~♪
Commented by margot2005 at 2007-02-04 19:48
Dさん、こんばんは!
やはりハマられたのですね?
この時60年代の映画は素敵なのがいっぱいありますね?
今観てもちっとも色あせず、ファッションも素敵で大好きです!
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