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「麦の穂をゆらす風」

a0051234_2343680.jpg「The Wind That Shakes the Barley」2005 ドイツ/イタリア/スペイン/フランス/アイルランド/UK

カンヌ映画祭パルム・ドール受賞(ケン・ローチ)/2006
監督はケン・ローチ「明日へのチケット/2005」
主演はキリアン・マーフィー「プルートで朝食を/2005」
アイルランド南部の街コークを舞台に、アイルランド独立を求める青年たちを描いた社会派ドラマ。

1920年、アイルランド、コーク。デミアン(マーフィー)は医師になるため故郷アイルランドよりロンドンへ行くことに決めていた。そんなある日イギリスから送り込まれた武装警察隊“ブラック・アンド・タンズ”に、何の罪もない若者が家族の前で殺される。彼はデミアンのガールフレンド、シネード(オーラ・フィッツジェラルド)の弟ミホール(ローレンス・バリー)だった。ミホールの葬儀に参列した後、デミアンは駅へと向かう。しかし彼がそこで見たのは、駅員や運転手に対する武装警察隊の惨い仕打ちだった。苦悩するデミアンは、ロンドン行きを断念、兄テディ(ボードリック・ディレーニー)と共に立ち上がり武器を手にする。そしてここにアイルランド独立を目指す彼らの戦いが始まった。
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観ていてなんとも辛い作品。武器を手にし立ち上がった青年たちも、最後には敵、味方となってしまう。ラストのテディとデミアン兄弟の姿は余りにも哀れでほろりと来てしまう。
「プルートで朝食を」のキトゥン役が強烈な印象で残っているマーフィーだが、この作品ではがらりと違った役。地味なイメージだが、観るものを惹き付けるに値する何かを持っているマーフィーは素晴らしい俳優だと思う。
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アイルランドの荒涼とした大地に麦の穂が揺れる...アイルランド映画は何作も見ているが、このアイルランドも又また素晴らしい景色が姿を見せる。アイルランドと言えば素晴らしく美しい海岸線が描かれることが多いが、この作品では海は登場しない。タイトルになっている“麦の穂”が風にゆれる姿は哀愁を帯びて本当に美しい!
映画の中にも登場する、アイルランド独立のために闘った“マイケル・コリンズ”。ニール・ジョーダン監督、主演リーアム・ニーソンで1996年に映画になり、観たのだが...殆ど記憶に...今一度観て観ようと思う。
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by margot2005 | 2006-12-06 23:24 | ドイツ | Trackback(12) | Comments(12)
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Tracked from Brilliant Da.. at 2006-12-08 11:40
タイトル : 『麦の穂をゆらす風』
2006年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品。 名匠ケン・ローチ!期待通りの素晴らしい作品でした。 タイトルと同名のアイルランドの伝統歌(アイリッシュ・トラッド)の旋律に心震わされ、途中何度かハンカチを濡らしました。 運良く地元にほど近い、音響効果に優れたシ..... more
Tracked from かえるぴょこぴょこ CI.. at 2006-12-09 12:22
タイトル : 『麦の穂をゆらす風』
ケン・ローチは素晴らしい。個人的満足度は、イーストウッドより下だったけれど。 1920年。イギリスの支配を受けてきたアイルランドで独立戦争が起こり、やがて内戦が始まる。大麦を揺らす風。なんて爽やかなタイトルなんだろう。これは、アイルランドの伝統歌の名曲「The wind that shakes the barley」から取られている。 人間たちがどんなに愚かしい振る舞いを繰り返そうが、大地をそよそよと吹き抜ける風は太古の時代から変わらない。Barley=オオムギは世界最古の穀物の一つで、聖書の...... more
Tracked from Chocolate Blog at 2006-12-10 00:04
タイトル : 麦の穂をゆらす風
※ちょっとネタバレしてます。 「麦の穂をゆらす風」を見て参りました。 STORY:1920年アイルランド。 英国による圧政からの独立を求める若者たちが義勇軍を結成する。 医師を志すデミアン(キリアン・マーフィ)も将来を捨て、過酷な戦いに身を投じていく。 激しいゲリラ戦..... more
Tracked from 銅版画制作の日々 at 2006-12-20 23:51
タイトル : 麦の穂をゆらす風(ToT)/~~~
名匠ケン・ローチ監督と新星キリアン・マーフィーによる最高傑作『麦の穂をゆらす風』をこの間鑑賞しました。なかなか記事を書くことが出来ず 《お話》1920年緑深きアイルランドの南部の町コーク。医者を志す青年デミアンはロンドンでの勤務が決まり、アイルランドを離れようとしていた。ところが仲間がイギリスから送られてきた武装警察ブラック・アンド・タンズの暴行によって命をおとすこのことによって、医者になる将来を捨て、兄と共にイギリス支配からの独立を求める戦いに身を投じる。そんな彼らのゲリラ戦に苦しめられたイギリス...... more
Tracked from セルロイドの英雄 at 2007-01-08 23:36
タイトル : 最近観た映画たち(その4)
皆様、明けましておめでとうございます。2ヶ月あまり更新をサボってしまいました。11月は仕事が忙しかったこともあったのですが、12月は時間がそれなりにあった筈なんです・・・。やっぱりこういうのは時間を空けたらダメですね。家に帰ったらPCをつける、という習慣が無くなってしまいまして。 今年はもう少しマメに更新してゆきたいと(とりあえず・・・今のところ・・・)思ってますので懲りずにお付き合い御願いします。 ということで、更新していない間に観た映画たちをザーッと列挙してみます。 エコール "Innocence...... more
Tracked from パピ子と一緒にケ・セ・ラ.. at 2007-01-25 15:24
タイトル : 麦の穂をゆらす風
愛するものを奪われる悲劇を、なぜ人は繰り返すのだろう!!。1920年アイルランド。激動の歴史と運命に翻弄され、愛する人々との絆が引き裂かれる悲劇を名匠ケン・ローチが圧巻のスケールで描く。 1920年、アイルランド南部の町、コーク。医師を志す青年デミアンは、ロ....... more
Tracked from 茸茶の想い ∞ ~祇園精.. at 2007-10-07 12:57
タイトル : 映画『麦の穂をゆらす風』
原題:The Wind that Shakes the Barley 第1次世界大戦後のアイルランド独立戦争、英愛条約の締結後のアイルランド内戦と美しい自然を背景に、義勇兵としてIRAに参加した悲しい男の物語・・ 麦の穂をゆらす風というロマンチックな題名から受ける印象、そのとおりなの... more
Tracked from ミーガと映画と… -Ha.. at 2007-10-27 18:47
タイトル : ≪麦の穂を揺らす風≫
麦の穂をゆらす風 プレミアム・エディション ¥3,826 Amazon.co.jp (WOWOW@2007/10/22) 原題 THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY 製作年度 2006年 製作国 イギリス/アイルランド/ドイツ/イタリア/スペイン 上映時間 126分 監督 ケン・ローチ 出演 キリ... more
Tracked from 楽蜻庵別館 at 2007-11-27 23:30
タイトル : <麦の穂をゆらす風> 
2006年 イギリス・アイルランド・ドイツ・イタリア・スペイン 126分  原題 The Wind that Shakes the Barley 監督 ケン・ローチ 脚本 ポール・ラヴァティ 撮影 バリー・エイクロイド 音楽 ジョージ・フェントン 美術 ファーガス・クレッグ 出演 キリアン・マーフィ  ポードリック・ディレーニー  リーアム・カニンガム    オーラ・フィッツジェラルド  メアリー・オリオーダン... more
Tracked from おきらく楽天 映画生活 at 2008-07-24 22:53
タイトル : 『麦の穂をゆらす風』を観たぞ〜!
『麦の穂をゆらす風』を観ました社会派ケン・ローチ監督が、激動の歴史に翻弄される2人の兄弟を軸に、独立戦争から内戦へといたる1920年代のアイルランド近代史を描いた悲劇の物語です>>『麦の穂をゆらす風』関連原題:THEWINDTHATSHAKESTHEBARLEYジャンル:ドラマ/戦争...... more
Tracked from ☆彡映画鑑賞日記☆彡 at 2009-05-10 21:03
タイトル : 麦の穂をゆらす風
 『愛するものを 奪われる悲劇を、 なぜ人は 繰り返すのだろう。』  コチラの「麦の穂をゆらす風」は、1920年アイルランド激動の歴史と運命に翻弄され、愛する人々との絆が引き裂かれる悲劇を名匠ケン・ローチが圧巻のスケールで描き、2006年カンヌ映画祭では審査員....... more
Tracked from Yuhiの読書日記+α at 2009-06-21 00:25
タイトル : 麦の穂をゆらす風
アイルランド独立戦争とその後の内戦によって引き裂かれる兄弟を描いき、カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した作品。監督はケン・ローチ、出演はキリアン・マーフィ、ポードリック・ディレーニー、リーアム・カニンガム他。 <あらすじ> 1920年アイルランド、英国による圧政からの独立を求める若者たちが義勇軍を結成する。医師を志すデミアン(キリアン・マーフィ)も将来を捨て、過酷な戦いに身を投じていく。激しいゲリラ戦は英国軍を苦しめ停戦、講和条約にこぎつけるものの、条約の内容をめぐる支持派と反対派の対立から同胞同...... more
Commented by マダムS at 2006-12-08 11:44 x
こんにちは♪
やっと「プルート~」観ましたよ!ついでにコリン君の「ダブリン上等」まで観ちゃいました(笑)
キリアン君、見る度に役柄が違うカメレオン俳優ですねー素晴らしいです!
「マイケルコリンズ」観ていらっしゃるんですねぇ! 私も観なくては・・
Commented by margot2005 at 2006-12-08 22:12
こんばんは、マダム!
「プルート〜」「ダブリン〜」ご覧になったのですね。「ダブリン〜」でのアイルランド コンビ、コリン&キリアンは今ではゴールデン・コンビになちゃった感じですが...「真珠の首飾りの少女」のキリアンも印象的でしたわ。
「マイケル・コリンズ」はwowowでも放送していた記憶があるのですが...また放送してくれないかしら?
Commented by CaeRu_noix at 2006-12-09 12:37
ぼんー。
よろぱ好きの私ですが、どっちかというとラテン好みで、英語圏は意外と手薄なんですよね。そんな中で、ケン・ローチやウィンターボトムやボイルやマイク・リーあたりは必ずチェックしています。
でも、考えてみたら、ニール・ジョーダンものとか、アイルランド関係は観ていないものが多いです。というわけで私も、『マイケル・コリンズ』を観なくてはーと思いましたー。
キリアンはホントに素晴らしいー
Commented by Chocolate at 2006-12-10 00:07 x
こんばんわっ。

私もこれ見てきました~
重たかったけど、素晴らしいって思いました。
そしてキリアン・マーフィー、素晴らしいですね。
「プルート~」とは全く違う役柄で、
margoさんの仰る通り地味だけどすごく良かったです。
Commented by margot2005 at 2006-12-10 21:22
CaeRuさん、ボンソワでございます!
よろぱ映画はUKものも大好きですので...ただ鬼才とか呼ばれるローチ映画は観てないのですね。ロバート・カーライルの「カルラの歌」が滅茶観たくなりましたわ。
そうそう私の書き方が悪かったようで...アイルランドはまだ訪れたことございませんの。なんか滅茶行きたいモードに突入しております。デイヴィッド・リーンの「ライアンの娘」の舞台なんぞ見て見たいですね。
そういう訳でアイルランドものは結構観ているかと思われます。ジョーダンの映画も素晴らしいですもの!
マーフィーはどんどん素晴らしい俳優になって行きますね。
Commented by margot2005 at 2006-12-10 21:33
Chocolateさん、こんばんは!
「プルート〜」のマーフィーも良かったですよね。
打って変わった役もナイスでマーフィーは素晴らしい俳優だと思います。
IRAが絡んだ映画って結構あるのでまた観てみたいです。
Commented by mikan at 2006-12-14 22:17 x
はじめまして。

ケン・ローチ監督の作品は3度めなのですが、本当に胸をつく作品で見てよかったです。私も『マイケル・コリンズ』見てみたくなりました。リーアム・ニーソンも好きだし。。

最近ヨーロッパ映画をよく見るので、また遊びにきます。
Commented by 紫の上 at 2006-12-16 23:14 x
こんばんは。
私はシネ・アミューズで見てきました。
「明日へのチケット」とはしごをする気で、出かけたんだけど、この作品が余りにも重くて、見終わってどっと疲れが出て、はしごをする気力はすっかりなくなってしまって、出来ませんでした。残念です。
いやぁ~、61年平和な日本では、いやむしろ平和ボケしている私たちには本当に衝撃的で、辛い作品でした。
明るい日本とは違った荒涼とした、寒々としたアイルランドの風景も印象的でした。
ハンカチで何度も涙を拭いたけど、ラストの計り知れないショックはまだ目に焼き付いています。

で、私も「マイケル・コリンズ」を見ました。あわせてみると、あの時代背景が良く理解出来る気がしました。
しかし、同じ時代背景だけど、描き方は全然違うのでは?
リーアム・ニーソンの存在感大ですねっ!
Commented by margot2005 at 2006-12-17 23:21
mikanさんコメントありがとうございました!
リーアム・ニーソンはマイケル・コリンズのような役はハマりますね。
ヨーロッパ映画万歳でございます!
Commented by margot2005 at 2006-12-17 23:32
紫の上さん、こんばんは!
渋谷でご覧になったのですね。わたしも迷って結局有楽町にしましたが、シネカノン中々良いシアターですね。行かれたことありかな??
「明日へのチケット」まだ上映してるんですね?これは友人と観に行ったのですが、彼女も素晴らしい映画だと言っておりましたわ。

ほんと平和ボケ日本人にはピントこない題材ではありますが、こういった作品は大好きですね。ラストは凄かったですね...アイルランド独立のためには家族も友人もないに等しい行いにはずきーんと来ました。
アイルランドの景色素晴らしいですね!!是が非でも行きたい国ですわ。先だってダブリンの街をTVで放送していました。街はどうってことないようですが、あの美しい大地は一見の価値ありです。
「マイケル・コリンズ」観てらっしゃるんですね。リーアム・ニーソンが演説しているシーンが蘇りましたが...もう一度観なきゃ。
Commented by Ken at 2007-01-09 01:18 x
margot2005さん、どうも!
僕は語学留学先にアイルランドを選んだくらい、大のアイルランド・ファンです。そんな訳でかの国を舞台にした映画はなるだけ観逃さないようにしています。
この作品も、物語の過酷さに自然の美しさがうまくコントラストをつけていて見応えのある作品でした。
そうそう、『フィオナが恋していた頃』はご覧になりましたか?
20世紀前半のアイルランドの旧弊な村を舞台にしたこの悲恋物語も、美しい自然が印象的でした。
Commented by margot2005 at 2007-01-10 00:22
Kenさん、そうでしたね。アイルランドに留学されていた話、以前伺ったことあります。アイルランドは映画で観るたび、行きたい!行きたい!と思いはつのりますが...行けるのはいつのことでしょうか??
そう、おっしゃるように登場人物の過酷さと自然の美しさが素晴らしく巧くマッチしていました。
「フィオナが恋していた頃」は未見なんです。チャンスがあれば観たいですね。
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