2006年 06月 24日
見逃してしまった単館系、DVDで...「スパングリッシュ」
公開時タイトルは「スパングリッシュ/太陽の国から来たママのこと」。
今年1月、単館系シアターで上映しているのは解っていて、観に行こう、観に行こうと、思ってる間に終了してしまった素敵なハートフル・コメディ。
アダム・サンドラーはハリウッドでは滅茶大物だが、日本ではどうも受けないのか??単館系で上映ってことになるのね??
主演はアダム・サンドラー。彼の妻に「さよなら、さよならハリウッド/2002」のティア・レオーニ。
家政婦役に「カルメン/2003」のスペイン女優パス・ヴェガ。
監督、脚本はジェームス・L・ブルックス「恋愛小説家/1997」。
ヴェガはハリウッド・デビュー作品との事である。ヴェガの「カルメン」はもちろん観た。スッゴイ官能的で、妖艶な“カルメン”がぴったしであったが、この作品では家政婦役で、女優てメイクアップと衣装で、こうも変化するのかと??驚きであった。
成功したレストランのシェフ、ジョン・クラスキー(サンドラー)は、妻デボラ(レオーニ)、娘、息子、そして、元歌手で、今やアル中の妻の母親エヴェリン(クラリス・リーチマン)の5人家族。ここへヒスパニック系の家政婦フロール(ヴェガ)がやって来る。シングル・マザー、フロールは新天地を求め、故郷メキシコを捨て、愛する娘クリスティーナ(シェルビー・ブルース)とアメリカ合衆国L.A.へと移住して来たのである。
映画によると、L.Aはヒスパニック系が48%もの割合で居住して来ているとの事...
一見リッチで平和に見えたクラスキー家の家族も、それぞれが問題を抱かえていた。クラスキー家で働くうち英語が解らないフロールは、流暢に英語を話す娘クリスティーナに英語を教えて欲しいと頼む。
デボラの計らいで、夏の間マリヴの海岸で過ごす事になったクラスキー家。デボラはフロールにも一緒に住んで欲しいと依頼する。いったん断ったフロールだが娘を連れてマリヴに移り住む。チャーミングなクリスティーナに会ったデボラは、我が娘を無視し、クリスティーナに夢中になる。案の定クリスティーナもデボラに夢中に...
“スパングリッシュ”とはイングリッシュとスパニッシュの合体言葉。
ネタバレになるので書けないが...この後の展開が滅茶楽しめる。
ティア・レオーニは大騒ぎする女優NO.Ⅰあげたい!レオーニはいつも映画の中でわめいているような気がする。しかし似合うコレが...相手がサンドラー(穏やかで、やり込められる役が多い)なので余計インパクトがあるかな?なんて思ってしまう。
”カルメン”を演じたヴェガは妖艶な魅力を内に秘めて、てな感じの演技で適役だった。
クリスティーナ役のシェルビー・ブルースとエヴェリン役のクラリス・リーチマンの存在が素晴らしかった気がする。いやでもこれはヒロイン、パズ・ヴェガが素敵な作品だ。
この作品単館系だったからそれほど大ヒットはしなかったのかもしれませんが
ステキな作品でしたよね。
私はフロールよりデボラになんとなく親しみを感じてしまい・・・。
トラブルメイカーだけどなんだか憎めない。
いや、自分の周りにいたらやっぱりイヤかなぁ。
フロールのラブストーリーにまつわるエピソードも「おぉ、大人ねぇ」と
感心しきり。
ティア・レオーニ、何ともいえぬうざい女を淡々と演じてましたね~うるさかったです。(^^;
ナゼか皆、ヴェガ演じるフロールには英語を話すことを要求するのに、この家の人々は、アダム・サンドラーに至るまで絶対スペイン語を学ぼうとしないのが仕方ないかもしれないけど、ちと勘にさわりました。
作品としてはなかなか見ごたえのあるドラマでしたよね。
そういえば私、カルメンは未見なんです~!見なくちゃ!^^;
デボラには親しみ感じましたよね。あれ系のobasanアメリカにはいっぱいいることでしょう!
ジョンとフロールの密かな恋は実に良かったです(恐らくあの展開になるだろうと言うのは見え見えでしたが...)。
二人のビーチでのシーンとか、ラストの別れで“ティ・アーモ!”とキスして去って行くフロール...泣けそうでした。
アメリカン人て(英国人もですが)スッゴイ英語を話せる事にプライドを持っているというのか...世界共通語ですものね英語は...だから相手に英語を話すよう求めるのでしょうね。まあ気持ち解りますが...
「カルメン」是非ご覧くださいませね。
ヴェガはてっきりモデル出身だと思ってましたが、アクティングを学んだ後、TVで成功して映画女優になったようですね。
レビュー読んで見たくなりました。
しかし...札幌で上映するのかな?要チェック!
DVD調べてみま~す。
いずれ鑑賞してみたいと思いまーす!