2006年 06月 13日
「親密すぎるうちあけ話」
監督は「仕立て屋の恋/1989」「橋の上の娘/1999」のパトリス・ルコント。ヒロインにサンドリーヌ・ボネール「灯台守の恋/2004」。
やはりサンドリーヌ・ボネールが主演の「仕立て屋の恋/1989」を思い出させる作品。
アンナ演じるボネールの相手役ウイリアムにはファブリス・ルキーニ「マックス・モン・アムール/1985」。ウイリアムの妻ジャンヌにアンヌ・ブロシェ「Mの物語/2003」。
粋な大人のラヴ・ストーリー。
精神科医の治療を受けるため、パリのアパルトマンを訪れた女アンナ(ボネール)は部屋を間違える。そこはモニエ医師(ミシェル・デュショーソワ)の部屋ではなく、税理士ウイリアム(ルキーニ)の部屋だった。精神科の治療室によくあるカウチが置いてあったため勘違いしたアンナ。そのアンナに間違いを説明するウイリアムだが、聞く耳を持たないアンナ...アンナはウイリアムに自身のセックス・ライフを打ち明け始める。
まあ映画だから...現実にあんなこと起こる訳ないだろうが...
ウイリアムには妻がいるが、妻ジャンヌ(ブロシェ)は他の男に走り、ウイリアムを捨てようとしている。そこに突然現れた素敵な人妻アンナ。ウイリアムの心は揺れ動く...しかしこのウイリアムが実に冷静で...フランス人てすぐSEXに至る人種が多いと認識しているが、そうではない人種(男)もいるのだと再納得した。
しかしボネールは憂い顔が似合う。ウイリアム演じるルキーニもなんとなく「仕立て屋の恋」の中年男イールとかぶってしまう。パトリス・ルコントが描く男と女の世界は、いずれも哀愁を帯びていて素敵。
邦題は原題直訳。
最近ハリウッド映画を観てるもので、こういったフランス映画を観ると、マジでお金かかってないなと感じる。前にエマニュエル・べアールが、ハリウッド映画1本のお金でフランス映画10本作る事が出来ると発言していた事を思い出した。同じハリウッドものでも、大作ならフランス映画の10倍どころか、50倍位製作費かかってるかも??この作品ホント見事お金かけてないのだが、いや素敵な映画は素敵だ!!
連日コメントさせて頂いてます。
私もルコント好きなので頑張って初日に行ってしまいました~
設定がすごくよくできてるな~って思いました。
そしてマルゴさんの仰るとおりフランス人でもすぐSEXに至らない
パターンもあるんだなーって思いました。(笑)
私はハリウッド映画はたまーに見るぐらいなんですが、
お金のかけ方はすごいですよねー。
「総制作費○○億円」なーんていうのが宣伝みたいな感じですからね~
「親密~」みたいな作品を映画の出来って掛けた金額の大きさと
比例しないよな~って思います。(笑)
こちらも大人のラブコメって感じでした。
ルキーニのポーカーフェイス的なところがちょっと笑えてしまいました。
そうそう、こういうあっさり系のフランス人もいるのねって思いましたですよ~♪
どこかシンプルで曖昧で、でも哀愁もあって、なかなか大人じゃないと良さがわからないかもしれないとは思いましたけど、良作はお金とは反比例ですね。
ルコントの世界良いですわよね。巧く考えたストーリーだと関心しました。そうすぐsexに走らない男もいるのですよフランス男。
アンナが現れるのをじっと待つウイリアム、踊りだすシーンはお洒落しでたね。
過去にはハリウッド映画を観て、観て、観てきましたが、人物を深く掘り下げて描くヨーロッパ映画は好みであります。
製作費の問題ではないんですよね確かに...
でも昨今高騰するハリウッド映画の出演料が見直されているとか言う記事読みましたが...
ルキーニ良い味出してましたよね!この映画はやはり大人の女性、男性に観てもらいたいですね。土曜日初日に観たもので、周りに若いカップル多かったですが...彼ら感情移入できたかしら??
これは、ウィリアム役の男優さんの顔があまり気に入らないけど(演技はとてもよかったです。)、内容はよかったです。観客にいろいろ憶測させるうまいつくりですね。アンヌ役の人が、ダサーイおばさんから、とてもきれいで魅力手的なご婦人になって行くのがよくできてました。
オゾン監督とは、女性に対する考えというか、想いが対照的な気がします。ま、オゾン監督はゲイだから。
ウイリアム役の彼の顔が気に入らない...解る感じもしますが、アレ系の顔のフランス人多々いますよね。私的に顔は全然気にしないので...
監督ルコントがコメントしてましたが、主演ボネールに”普通のobasanだけど、ミステリアスに演じて!”と要望したようです。見事ボネールは演じてたと思いましたが...
こちらのサイトを偶然見つけお邪魔しました。
「親密すぎるうちあけ話」も見たんですね~!?
margotさんが見られた映画、個人的にそそらられる
作品が多い~!!
見つけて来ていただけるのって嬉しいですね。
「親密すぎる〜」はサンドリーヌ・ボネール、ファンなので楽しみにしていました。ルコントも好きですしね。
フランス映画万歳!!人間であります。
又お出でくださいまし。