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イタリア映画祭2006...「恋愛マニュアル」

イタリア映画祭2006...「恋愛マニュアル」_a0051234_0365368.jpg「Manuale d'amore」2005 イタリア
有楽町の日劇で開催されているイタリア映画祭...今回初めて行ったイタリア映画祭。
3月にフランス映画祭を観て、今回はイタリア映画祭...ヴィヴァ・イタァーリア!!
フランス映画祭に比べて会場はなぜか??スゴイ人!!
フランス映画祭とは、上映会場数も上映回数も上映作品数も違うので比較にはならないと思うが...人が多くてちょっとビックラ。
大昔、マルチェロ・ストロヤンニやソフィア・ローレンのファンであった人々が多々観に来ていて大盛況であった。若者も一杯観に来てましたが...
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とにかくイタリア人のユーモアには脱帽!
これはジョヴァンニ・ヴェロネージ監督が描くスーパー・コメディ。
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始まりは“恋”...
結婚してからの”危機”“浮気”“別離”を順番にコメディタッチで描いていく...
“恋”バージョンでは、仕事もなく、彼女もいないトンマーゾ(シルヴィオ・ムッチーノ)が、偶然出会ったジュリア(ジャスミン・トリンカ)に猛烈にアタックする...
“危機”バージョンでは、倦怠期を迎えたマルコ(セルジョ・ルビー二)とバラバラ(マルゲリータ・ブイ)夫婦。二人の間には既に情熱はなく、バラバラにはマルコの嫌な面しか見えない...
“浮気”バージョンでは、婦人警官のオルネッラ(ルチアーノ・リッティゼット)が実直な夫の浮気現場を目撃した後、腹いせに職場で職権乱用を繰り返し、仕返しに憧れていた男と一夜を共にする...
“別離”バージョンでは、妻に逃げられた小児科医ゴッフレート(カルロ・ヴェルドーネ)が自棄になってとてつもない行動を起こす...
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それぞれのバージョンが巧く繋がっていて、ラストは...良くぞここまで繋がっていた!!と感動!!
素晴らしいハートフル・コメディである。
観ていた観客は皆(わたしも含めて)笑いまくりで...映画観て、こんなに笑ったのって久方ぶり。
小児科医ゴッフレート演じるカルロ・ヴェルドーネは、イタリアでは国民的コメディアンと言う事で滅茶納得。
ジュリア役のジャスミン・トリンカは「輝ける青春/2003」
で精神を病んだジョルジアを演じた。この作品では別人のように爽やかでキュートである。
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とにかくこの映画は映画祭の後、多くのシアターで公開して欲しいと切に願う!!!
by margot2005 | 2006-05-06 01:13 | 映画祭 | Comments(0)