2006年 02月 14日
「クラッシュ」
時はクリスマス・シーズン、人種のるつぼアメリカ、LAを舞台に二日間の出来事を描いた群像ドラマ。隠れ??ブレンダン、ファンなので、この映画は楽しみにしていた。まあブレンダンは主演じゃないし、出番も少しというのは解っていたが...。とりあえずオープニング出演者の一番始めはやはりサンドラ・ブロックであった。この作品の中で一番メジャーな人はサンドラである。サンドラ、ブレンダン以下出演者はドン・チードル、マット・ディロン、サンディ・ニュートン、ジェニファー・エスポジト、ライアン・フィリップ、テレンス・ハワードetc.監督、脚本は「ミリオン・ダラー・ベイビー/2004」の脚本家ポール・ホッジス。
LAPDの刑事グラハム(チードル)はアフリカン・アメリカンで、ヒスパニック系の恋人リア(エスポジト)が仕事上のパートナーでもある。ある夜二人は交通事故に巻き込まれる。その事故の被害者は...ここで “Yesterday”の文字...ストーリーは“昨日”へと戻る。
始まりはペルシャ人の雑貨店店主ファハド(ショーン・トーブ)が娘のドリ(バハー・スーメク)と銃砲店でガンを買うシーンから始まる。若いアフリカン・アメリカンの二人組アンソニー(リュダクリス)とピーター(ラレンツ・テイト)は、夜、ウエスト・エンドの街で検事リック(フレーザー)の妻ジーン(ブロック)に銃を突きつけ、彼のリンカーン・ナヴィゲーターを奪って逃げる。この後物語が進むにつれて上に書いた出演者が登場してくる。書いてるとキリがないのでカットさせていただく。
この作品も日本人にとって“対岸の火事”である人種問題。「ホテル・ルワンダ」は観てないが...最近多いような気が...これ系...なぜに??
だがしかしとても見応えのある素晴らしいドラマであった。かなり期待して観に行って、素晴らしかった場合、とても満足感に浸れ幸せである。これが正にそのものであった。
偏見を抱きながらも、刑事としての使命を果たすオフィサー・ライアン(ディロン)。そして、いきなり銃を突きつけられ、車を奪われたリックとジーン夫婦、白人でないというだけで侮辱を受けたTVプロデューサーのキャメロン(ハワード)と妻クリスティン(ニュートン) ...互いの夫婦がラストでは“I love you!”で閉めてしまうあたりこれぞ!アメリカ映画である。
隠れ?ブレンダン・ファンとして...こんなブレンダン珍しい...サンドラもこれ又珍しい...サンドラ・ブロック映画って、彼女のオーラというのか知名度のみで、面白くない駄作ばっかりなのだが、このサンドラはちょっと違っていた。ドン・チードル、マット・ディロン、サンディ・ニュートンetc.出演者すべてが素晴らしい!テーマがテーマなので仕方ないとは思うが、単館系公開というのは寂しすぎる。
>この作品も日本人にとって“対岸の火事”である人種問題
そうなんですよね!それでもこの映画がガツンと来るのは、「みんなぶつかり合いながらも誰かとつながりたがっている」という現代日本人にも敷衍できるテーマにあるからなのかもしれない、と思いました。
この作品、今年のマイ・ベストになってしまうかもしれないです・・・。
現代日本人...特に都会に住む我々にも考えさせられるテーマかもですね。
私はマットに「違う!」と思いましたよ。こんな役も出来るんじゃないの!と嬉しかった。(*^_^*)
全ての人に何か賞をあげたくなるそんな作品でしたね。
個人的にマントの少女、かわいらしくて抱きしめたくなりました。
あの少女も父親も良かったです!登場人物が多かったので、今頃皆さんのブログを読んで、あのシーン、このシーンなんて思い出したりしております。
これ、しみじみ良かったですよねぇ・・
俳優も贅沢に使って・・それぞれのエピソードが最後に収束するって話、大好きなんで気に入りました。
ん?クィーン・ラティファいました?
始めはバラバラに見える話が最後の方で纏まっていくまでの過程が非常にうまかったなあと思います。
p.s. TBをはらせて頂きました。
今頃ふて寝されてるかと思いますが...。サーバーダウンちゅうのはどうしようもないですね。
ラストのタクシーのクラッシュのシーン...ラティファじゃなかっでしたっけ??
巧い具合にストーリーが絡めてあって素晴らしい映画でした。
メンテだそうで!!(怒) 今のうちに慌ててまたカキカキしてます(疲)
なんだか一杯見落としている事多しで、もう一回観たいです(汗)
「クラッシュ」今一度観たい映画ですね。
サンドラ・ブロックは、たしかに普段の役柄とは違っていましたが、妙に似合っていたような気がします(笑)
私の中では、普通の生活でもカリカリしていそうなイメージなもので…。
サンドラの映画って...ほとんど観てるのですが...DVDで十分映画なものばかりです。サンドラ妙に似合ってたと思いますよ!かりかりしてそうなイメージありますよね。でもほんとはドーンとしたおっとりした人かもですわよ?
哀しい衝突もあるけど、人はやはり人がいないと生きていけない。
そんな人間の寂しさから、最後は希望を感じさせてくれました。
観終わった後にじわじわくる映画でした。
最近こういう重い映画が多いですがでも重い映画を観るからこそ感じられるものもたくさんあると思います。
この映画からもたくさん考えさせてもらいました。
私も今のところ今年のベスト1になるかも。
人種問題もさることながら、それぞれの役回りが向かう方向に、群像劇でこんなに退屈せず楽しめた作品は初めてかもです。
ブレンダン君も久しぶりで・・・上手かったですよね。マット・ディロンを楽しみにしていた分も元が取れました!インディーズで鍛えてるマットだから、こういった演技で助演男優賞が獲れたら嬉しいだろうな~!^^
それはそうと、うひゃひゃ、クウィーン・ラティファに似ていましたけど、若干年齢いってますか・・・(^^;ラスト、TAXIとのシーンで出てたのは、マット・ディロンの父ちゃんの病院の事務局長みたいな役の ロレッタ・デヴァイン だと思いましたけど。
マット好きなんですか!?彼も演技派って感じになりましたよね。タンディ・ニュートンも良いですし、ほんと皆良かった、良かったという出演陣で素晴らしくありました。ブレンダンも素敵でしたし。
わたしもこれNO.1にしそうです...マジで...。
>単館系公開というのは寂しすぎる。
ホント、その通りですねぇ!こちら地元ではシネコン上映でしたが
短期間だったので焦って観に行きましたよ…ふぅ~
この手の作品は単館系だからこそ「映える」ってのもあるような?
TB、ありがとうございました。
ワタクシ、もともと群像劇は好きなのですけど、この作品はその中でもお気に入りの一つになりました。
どのエピソードも良かったですけど、やはり少女の天使のエピソードが一番印象的です。
margotさんは、ブレンダン・ファンなのですねー
そういえば、先日「ハムナプトラ」を放映してましたね!
劇場でも観たし、TVでも何度か観ているのに、ついつい観てしまいます。ウフ
>彼女のオーラというのか知名度のみで、面白くない駄作ばっかり
同感でございます!!笑
そうなんですブレンダン!一時期滅茶ハマってしまってamazon.comで買った彼のビデオ...今ではゴミと化しております。「ハムナプトラ」も今では遠い世界に..。サンドラも最近人気だけじゃ駄目だと思い始めたのでしょうか??
いい話、考えさせられるお話し、またお話しのつながりもよかったと思うけれど、作品賞まで撮っちゃうとはちょっと驚きました。うれしい驚きではありますけれども。拡大公開になるかもですね。
TBありがとうございました!
オスカー受賞前に観に行くはずが体調を崩してチャンスを逃してしまい、
やっと観ることができました。
文句なく私の今年のベスト5に入る作品だと思います。
脚本のうまさに思わず唸りました。
サンドラ・ブロックに関してはまったくもってmargotさんと同意見だったのですが
この作品で初めていい演技してる!と思えました。
この作品わたしの中でもベスト5ですねぇ。脚本素晴らしかったです確かに。サンドラも40才過ぎちゃったのでくだらない映画ばかりには出てられないってことでしょうか??
サンドラ・ブロックは、力がはいっていましたねぇ。あんなに、演技で、わめき散らす彼女を、初めて見ました。
DVDになってからも観たのですが、シアターで観た印象があまりにも強烈だったため...DVDではなんか満足できませんでした。強烈な印象を残した作品を観るのは一度で良いのかもしれません。サンドラとても良かったです!