2006年 02月 05日
「ミュンヘン」
原作はノンフィクション小説“標的(ターゲット)は11人/モサド暗殺チームの記録”。
この事件は世界中で放映され、当時TV で見た記憶がある。
バナ演じるアヴナーとチームを組む男たちに「Jの悲劇/2004」のダニエル・クレイグ、フランス人俳優のマチュー・カソビッツ「アメリ/2001」、オスカー俳優「シャイン/1996」のジェフリー・ラッシュetc.
アヴナーの身重の妻ダフナはイスラエル人女優アイェレット・ゾラーが演じている。
1972年ドイツで開催されたミュンヘン・オリンピック。開催中の選手村にパレスチナ・ゲリラ“ブラック・セプテンバー”が侵入し、イスラエル選手団11人を襲撃した。激怒したイスラエル機密情報機関“モハド”は報復計画をたてる。この計画のリーダーにアヴナー(バナ)が選ばれる。彼には身重の妻ダフナ(ゾラー)がいたが、単身ヨーロッパへと渡る。そして揃ったメンバーは...それぞれに国籍も、年齢も違う男たち...スティーヴ(クレイグ)、カール(キアラン・ハインズ)、ロバート(カソビッツ)、ハンス(ハンス・シジュラー)の4人とイスラエル人のアヴナー。彼らはメンバー唯一の連絡係エフライム(ラッシュ)との接触は許されたが、これは家族にも知らせてはならない重大な秘密任務であった。
主演のエリック・バナは役にぴったりである。祖国イスラエルに愛する身重の妻を残し、自分の居場所も、仕事も知らせず、国家から命ぜられた任務に立ち向かう姿は素晴らしくもあり、哀れでもある。とにかくバナの表情が素晴らしい!バナはオーストラリア人だが、両親はクロアチアとドイツからの移民であると言う事を知った。クレイグ演じるスティーヴはちょっと軽い感じの役柄で、これも又適役。ジェフリー・ラッシュも謎っぽいエフライムを好演している。上映時間は2:44もある...リヴェンジ・ストーリーなので次はどういう行動を起こすというのは解っているのだが、飽きることなく物語は展開して行って見応えがあった。
日本人にとって人種問題というのは、日常的にはほとんど関係しない事柄であるので、ストーリー的にはピンと来ないかも解らないが...こういう映画を観るといつも...平和な日本に生まれて幸せだなと感じる。
マルタ、ブタペスト、パリで撮影された景色が美しい!アイェレット・ゾラーはイスラエル本国で最も賞賛を浴びた女優の一人ということである。
ワン・カットでイヴァン・アタル「フレンチなしあわせのみつけ方/2004」とヴァレリア・ブルーニ・テデスキ「ぼくを葬る/ 2005」が出演している。
ヴァレリアは一言の台詞のみだが、スピルバーグ作品は魅力があるのだろうか?
見応えありましたね~。
エリック・バナの演技に目が釘付けでした。
さらにブレイクしそうな予感!
ダニエル・クレイグはまり役でしたね。瞳がいいです。でも私はどちらかというとエリック見たさでした。(^^ゞ
上映時間ちょっと長かったかな・・・重たい作品続きで疲れがたまってるのかもしれません~
エリック・ファン多いですね!!ダニエルはブロンドにブルー・アイズでとてもチャーミングなイングリッシュマンでございますわ。
スピルバーグの本作はホント名優揃いでした。うんうん
演出がピカイチな印象がありました。っと、それに役者さんたちの演技も素晴らしかったと思います。ハイ
では、またおじゃまさせてもらいますね♪
TBありがとうございました!
エリック・バナ、良かったです。これだけ長い映画を緊張感たっぷりに観られたのは、彼の演技によるところも大きかったですよね。
僕はこの日2本目の映画観賞で、最後のほう若干ヘロヘロ気味だったのですが、それでも観られてしまうし、強烈な印象を残す。
スピルバーグってやっぱりすごいと思います。
エリック・バナ、良かったですよね。オーストラリア出身というのは知っていたのですが、ご両親が移民だったとは知りませんでした~。
私の周囲で「観た」という女性の方の感想は、「重過ぎてダメ」という感じのものが多いのですよ。私も女ですけど、知らない事を教えてもらって、大変意味のある作品だと思ったのですがね。やっぱり、人種問題が入ってくると、理解しにくいのでしょうかね...。
さて皆様エリック賞賛してますが...ほんとに良かったですよね!
わたしこれ系のサスペンス大好きなんです。暗殺ものは特に...変な人?ですが...“ケネディ暗殺”などもハマってノンフィクションもの読みました。このモサドの“11人の暗殺者”も読み始めた所です。人種問題って日本人にとって非日常的なものですものね。しかしヨーロッパとかに旅すると、いろんな民族の人々が住んでおり、特にアフリカ系やアラブ系の人々がとても親切で嬉しくなりますね。
とても衝撃的な映画で、恐怖と無常感の中で、2時間40分以上の上映時間わすれていました。日本人には、この復讐の連鎖わからない感覚ですが、このようなことが、まだ続いているのかと思うと怖くなりました。
エリック・バナのかなしみをたたえた瞳が、なんとも切なかったですねぇ。
めまぐるしく変わるヨーロッパの街並みに、いつもなら嬉々として観るんですが、いかんせん今回はテーマが重すぎて、乗りきれませんでした…(涙)
辛く重い映画でしたけど、是非観ておくべき映画だと思いました。
この映画、キャストがまたまた良かったですよね!
エリック・バナ、前作「トロイ」の時はエネルギッシュな魅力を感じましたけど、今回は哀愁をおびた苦悩する役柄がとても良かったです。
報復を畏れてうなされるシーンは壮絶でしたよね・・・・・
エリック・バナは「トロイ」の時でも悲惨な最後でしたが、哀しみをたたえた彼の表情は素晴らしいと思います。特に苦悩顔が似合う顔なんでしょうか?ちょっと哀愁を帯びた顔ですものね。
ラストはちょっと辛かったですが、上映時間の長さを感じずに観た映画でした。こういった映画はやはりシアターで観るべきだと切に感じます。
重い・・でも観てよかったです
どのキャラクターも過剰過ぎず、弱すぎず・・しっかりした演技で良かったです。
重い、おまけに非日常的作品で、上映時間は長いわ...でしたが...なんか感動しましたわ。展開は解っているにも関わらず上映時間の長さを感じない素晴らしい映画でした。それぞれのキャラクター良かったですとっても。