2006年 01月 22日
「コーラス」
2005年4月に公開された時に観たのだが、今回DVDになり又観てしまった。フランスで7人に一人が観たという感動の音楽ドラマ。主演の舎監件音楽教師クレマン・マチューにジェラール・ジュニョ。この映画には無くてはならない存在の、校長ラシャンにフランソワ・ベルレアン「トランスポーター/2002」。そしてサン・マルク合唱団のソリスト、ジャン・バティスト・モニエが問題児モランジュ役。監督と共同脚本はクリストフ・バラティエ。
映画のプロデューサーでもある往年の王子様役俳優ジャック・ペラン「ロバと王女/1970/2004」がモランジュの大人役を演じている。
世界的指揮者のピエール・モランジュ(ペラン)はアメリカで公演中、母が亡くなった知らせを聞く。葬儀に参列するため帰郷したモランジュの元を訪れたのは、子供時代同じ寄宿舎学校で生活を共にしたペピーノ(ディディエ・フラマン)であった。ペピーノは一冊の日記をモランジュに手渡す。それは彼らの音楽教師であったクレモン・マチューが書いた、彼の遺品であった。そして時代は1949年に戻る...。マチュー(ジェラール・ジュニョ)は、戦争で親を亡くした子や、問題児を収容する”池の底”と呼ばれる寄宿舎に赴任して来る。血も涙もない冷酷な校長ラシャン(ベルレアン)は、問題を起こした子供に体罰を与える事しか脳がなかった。そこでマチューは自身がなし得なかった音楽で、子供たちの心を開かせようと必死の努力をする。やがて問題児のモランジュ(モニエ)が素晴らしい歌声の持ち主であると確信し、マチューは歌で彼の心を開かせようとする。
監督は「リュミエールの子供たち」を作っているが未見である。マチューを演じるジェラール・ジュニョが、施設にいる子供たちを泥沼から、なんとかはい出してやろうと努力する姿が実に美しい!モランジュ役のモニエは本当に天使のような(映画の中で“天使のような顔をしたワル”という台詞が出て来る)歌声で観客を魅了する。校長のラシャンもハマり役。子供時代のペピーノを演じるのはジャック・ペランの息子マクサンス・ペラン。マチューがモランジュの母ヴィオレット(マリー・ブネル)に仄かな思いを寄せるシーンもあり、大人も魅了する素晴らしいドラマに仕上がっている。マリー・ブネルは観た顔だと思ったら「ルパン/2004」に出演していた。
ジェラール・ジュニョが監督、脚本、主演の「バティニョールおじさん」は未見である。是非観てみたい!
「バティニョールおじさん」も重いけど感動的で大好きですー。
歌声にほれぼれ・・・そしてその美しいお顔にもほれぼれ・・・
疲れている時に見ると癒されますね~~
あの先生の淡い恋もかわいいし・・・彼の才能を見出す先生・・
彼はあの映画の後変声期に入ってしまったようですが??
一人、一人の子供の個性もしっかり描いてあり何度か見てみたい映画の一つですよね。実は今出産で家に帰ってきている娘とDVDを見る予定です
子供達の美しい声に心洗われる作品で、久々にかなり感動しました。
リンク貼らせていただきます。これからも宜しくお願いしますm(_ _)m