2005年 12月 28日
「綴り字のシーズン」
主演イライザ役はこの作品で長編デビューを飾ったフローラ・クロス。
イライザの両親をリチャード・ギア「Shall We Dance/2004」とジュリエット・ビノシュ「シェフと素顔と美味しい時間/2002」が演じている。
兄アーロンにマックス・ミンゲラ、彼はアンソニー・ミンゲラ「イングリッシュ・ペイシェント/1996/監督」の息子。
ケヴィン・スペイシー主演の「ビヨンド・ザ・シー/夢見るように歌えば」でサンドラ・ディー役を演じたケイト・ボスワースがアーロンと知り合う女性チャーリ役で出演している。
監督はスコット・マクギー&ディヴィッド・シーゲル。脚本はナオミ・フォナー・ギレンホールで、原作は全米でベストセラーになったというマイラ・ゴールドバーグの小説。
原題の「Bee Season」というのは、アメリカには“national spelling bee”なる協会が存在し、毎年スペリング・コンテスト全国大会が行われるという...タイトルはここに由来する。
カリフォルニア州、オークランドに住むナウマン一家、父ソール(ギア)は宗教学者、母ミリアム(ビノシュ)は科学者、子供は、学業優秀な兄アーロン(ミンゲラ)と11才の妹イライザ(クロス)。
学校で開催されるスペリング・コンテスト発表会の招待状、イライザはこの手紙を父の部屋のドアにそっと差し込む。
忙しい大学教授の父は学校からの手紙に気がつかない。母も毎日忙しい日々を送っていた。イライザは兄アーロンに、学校に送ってと頼む。その日、そこでスペリング・コンテストが催されるのだ。そして、イライザが持ち帰った、優勝者に贈られるトロフィーを見て父は驚喜する。ここより父ソールの、娘イライザへのスペリング教育が始まるのである。
この作品は自己中心的な父親ソールに対する警鐘である。彼は家族を愛してはいたが、常に自分が中心で、自分の思想をも家族に押し付けて来た。その事への罰であるように思える。エンディングで娘イライザは父に告げる...スペリングの世界で...。このラストが素晴らしい!
妻ミリアムの描き方がちょっと寂しかったが...ジュリエットもお年だなと感じる。ギアは年齢を感じさせない(老けてもSEXY)素晴らしい俳優だ。
フローラ・クロスはアンチ・ダコタ・ファニングとしてデビューした。イライザ役は断然フローラが良い!イライザ役、やはり当初はダコタ・ファニングのようだったが、ジュリエットに似ているフローラに変えたということ。フローラはマジでジュリエット似...。
TBさせていただきました。
ダコタ・ファニングだったんですか?最初のオファー。
もし彼女が出演していたら間違いなく観ていませんでした。
フローラで大正解です。
ジュリエット・ビノシュ、margotさんはダメ?
私は若い時の彼女は苦手でしたが、今の彼女はいいかも・・・と思いました。
ふんわりした雰囲気のこの子が良さそうですよね^^
あ~早く観に行きたいな
今年はお世話になりました。
来年もmargotさんワールドな映画紹介、期待しています。
よいお年を!
遅ればせながら見てきました!
ダコタちゃんだったら、悲鳴ですよ(笑)・・・
やはり演じるべき人がちゃんとキャスティングされるものですね~
お話は結構重かったですが、完全でなくてもいいんだと思うと、自分自身もちょっと気が楽ですわ(苦笑)
お話重かったですが、観終わってしまうとなぜか?爽やかな気持ちになる素敵な映画でした。ギアさまはいつまでも素敵!