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イザベル・アジャーニ...「アドルフ(イザベル・アジャーニの惑い)」/「ボン・ヴォヤージュ」

a0051234_2230173.jpg「アドルフ(イザベル・アジャーニの惑い)/イザベル・アジャーニの惑い」
「Adolphe de Benjamin Constant 」2002 フランス
第11回(2003)横浜フランス映画祭クロージング作品。
18世紀スイス生まれの小説家バンジャマン・コンスタンスの自伝的小説“アドルフ”の映画化。
主演のイザベル・アジャーニ「王妃マルゴ/1994」は、この映画を作りたく熱望したという。ヒロイン、エレオノールは設定では30代で、イザベルは40代であるが違和感なし。
20才を過ぎた息子がいるイザベルのクール・ビューティと若さには脱帽である。
アドルフ役のスタニスラス・メラールは、この映画共演でイザベルの一時の恋人(愛人)となった。
映画祭で観た時、メラールが現れて“イザベルはとっても日本が好きです!でも仕事のため、ここに来る事が出来なかったと残念がってました。”とリップ・サーヴィスしていたのを思い出した。監督、脚本はブノア・ジャコー「トスカ/2001」。
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貴族の愛人であるエレオノール(アジャーニ)には幼い子供がいる。ある日自宅で催されたパーテイにリッチな若い貴族アドルフ(メラール)が現れる。アドルフはからかい半分でエレオノールを誘惑しようとする。その誘惑に簡単に乗るエレオノールではなかったが...男と女...それも若く将来を嘱望された男と、子持ちの年上の女の恋...実るはずがない...これは究極の悲恋物語である。フランス映画お得意の、不倫に身を焦がすヒロイン...イザベル、終盤では「王妃マルゴ」ばりの形相である。この作品は男にすがりつく哀れな女性役で、生のイザベルはきっと男を手玉にとって生きて来ただろうが...??哀れな(この時代、女は職業に就けないので、誰かに囲われるしか手だては無い)女性を素晴らしく演じている所があっぱれである。イザベルは激しい役が似合う。激しくないヒロインを演じた事はないかもしれない。確かにワンパターン演技だが、フランス本国ではイザベルは特別な存在の女優であるらしい。
アドルフの友人役(上写真)で「ルパン/2004」「ロシアン・ドールズ/2004」のロマン・デユリスが出演している。
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a0051234_22334614.jpg「ヴォン・ヴォヤージュ」「Bon voyage 」2003 フランス
主演はイザベルであるが、群像劇なのでいろいろな人物が登場する。女優ヴィヴィアンヌにイザベル・アジャーニ、大臣ボーフォールにジェラール・ドパルデュー「シラノ・ド・ベルジュラック/1990」、ヴィヴィアンヌが愛する、幼なじみの小説家フレデリクにグレゴリ・デランジェール「灯台守の恋/2004」。他にイヴァン・アタル「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール/2001」、ピーター・コヨーテ「ファム・ファタール/2002」etc.監督、脚本はジャン・ポール・ラプノー「シラノ・ド・ベルジュラック/1990」。
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第二次世界大戦の最中、舞台はパリ。人気女優ヴィヴィアンヌ(アジャーニ)は、彼女にひつこく言寄る男を誤って殺してしまう。ヴィヴィアンヌは幼なじみのフレデリク(デランジェール)に助けを求める。フレデリクはヴィヴィアンヌの頼みを断れるはずもなく、死んだ男を運ぶことになるが、途中、車の事故を起こし逮捕される。ドイツ、ナチスの侵攻によってパリは陥落した。フレデリクの事が気になりながらも、大臣(ドパルデュー)の手を借りボルドーへと脱出するヴィヴィアンヌ。フレデリクも戦争のどさくさで刑務所を脱走、ヴィヴィアンヌの後を追う。
 ちょっとコメディ・タッチの、面白い映画であり、あんまりフランスぽくはないなと感じた。ドパルデューもイザベルもぴったりの役。この映画で“セザール賞/有望若手男優賞”(このような賞があるのだ...)をゲットしたグレゴリ・デランジェールが素敵!
男を手玉にとるわがまま女優役のイザベルが似合い過ぎ!今年50才のアジャーニだが、ホントに若い!
イザベルがオマー・シャリフ主演「エイヴラハムおじさんとコーランの花たち/2003」にブロンドのウイッグをつけた女優役でワン・シーン出演しているのには驚いた。
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by margot2005 | 2005-12-21 23:38 | フランス | Trackback(8) | Comments(8)
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Commented by CaeRu_noix at 2005-12-28 01:26
「ボン・ヴォヤージュ」はテンポがよくって気に入りました。
笑いの中にもその時代の大変さがにじみ出ていて泣けちゃったり。
「アドルフ」の方はイマイチでしたが、デュリスが出ていたのでゆるしました。
Commented by margot2005 at 2005-12-29 01:15
「ヴォン・ヴォヤージュ」は楽しめましたね。「アドルフ」...あれ系の映画大好きなので...しかしデュリスの出番は少なくって残念でした。
Commented by chatelaine at 2005-12-31 12:04
こんにちは~。
拙ブログの「イザベル・アジャーニの惑い」にTBありがとうございました。
こちらの写真はいつも質がいいですねぇ。アジャーニの写真、みていてくらりときます~。
今年に入ってからロマン・デュリスに注目しはじめたのですが、ここにもチラリと出ていたのですね。浮かれ貴族の役でしたが(笑)
Commented by margot2005 at 2005-12-31 21:44
chatelaineさん、嬉しいお言葉ありがとうございますぅ!アジャーニのクール・ビューティはアルジェリアとトルコに、ドイツが混ざった血から生まれたようなので美しいはずです。
今では主演俳優ですが、ロマン君のこの映画での役は寂しかったですね。確かにただの浮かれ貴族役でしたわ。
Commented by hiro at 2006-01-07 01:31 x
はじめまして。検索サイトから偶然こちらのサイトにたどり着きました。
フランス映画祭で初めて見ましたが、上映時間が遅かったため1回目は少し眠ってしまいました。サイン会で後から並んだ知人が、上映後客席に人がいないのを見たメラールは機嫌が悪そうに見えたと教えてくれましたが、サイン会では夜遅いのに最後の人まで対応してました。「椿姫」で見たイザベルは二重あご気味(舞台を下から見上げる感じだったので)に見えたので、かなりダイエットしたんだという印象が強かったです。
Commented by margot2005 at 2006-01-12 01:49
hiroさん初めまして!検索サイトから偶然たどり着いていただいたなんてとても嬉しいです。あのフランス映画祭のクロージングはほんと遅かったですね。観終わって都内の家にたどり着くのに必死だったのを思い出しました。生メラールはとてもキュートでした。イザベルも年なんですから、きっとエステに通ってることでしょうね??
Commented by hiro at 2009-09-12 19:27 x
margot2005さん、

初めましてと書いておきながら、3年ほど前にも書き込みしておりました。すみません。
Commented by margot2005 at 2009-09-13 22:13
hiroさん、3年前にお越しいただいていたようですね。
また起こしいただいて嬉しいですわ。
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