2005年 12月 19日
「NOEL/ノエル」
東京国際映画祭(2005)上映作品
舞台はニューヨーク、クリスマス・イヴ。
素敵な人間模様を描いたヒューマン・ドラマ。
主演ローズにオスカー女優「デッドマン・ウオーキング/1995」のスーザン・サランドン。
偶然に彼女と知り合うことになるニーナにペネロペ・クルス「赤いアモーレ/2004」。
ニーナのフィアンセ、マイクにポール・ウオーカー「タイム・ライン/2003」。
そして老人役でアラン・アーキン「ガタカ/1997」が出演している。
アンクレジットでロビン・ウイリアムスが出演している...なぜにアンクレジットにしたのか?謎??監督は俳優のチャズ・パルミンテリ「ユージュアル・サスペクツ/1995」で、これは彼の初監督作品。
母親の看病で病院通いのローズ(サランドン)は離婚歴ありの中年女性。ふとした事で知り合ったニーナ(クルス)はフィアンセ、マイクの嫉妬深い愛にがんじがらめで息も出来ない。マイクはコーヒー・ショップのウエイター、アーティ(アーキン)に「君は妻の生まれ変わりだ!」と告げられ困惑する。
サランドンはとてもパワフルな女優だ。この人大好き!サランドンの映画を観ると、彼女から元気をもらえるような気がする。「アルフィー」ではゴージャスなマダムの役だったが、この作品では看病に疲れた、独身の中年女性の哀しみが実に良く出ている。
ペネロペはキュートな役柄でとても可愛いが、この映画ではペネロペじゃなくともOK!?かもって感じ。
ポール・ウオーカーの映画は何本か観ているが「タイム・ライン」の彼しか記憶にない。これではNYPDの警官で、もてそうな、素敵な男の役だが...なんか華がないというか...。でもこのポールの地味めが、この映画では良いのかもしれない。とりあえず、サランドン映画なので...。
とにかくクリスチャンにとってクリスマス・イヴというのはとても大切な日で、必ず家族か、友人と一緒に過ごす特別の日のようだ。一人で過ごすのは、もうとんでもないくらい具合の悪いことのようである。
この映画を観てもしかり...。「リトル・ブッダ/1993」や「セヴン・イヤーズ・イン・チベット/1997」にも描かれている、転生(リーインカーネーション)の話も登場し、そういやイエスのお誕生日なんだと納得。全編を通じてクリスマス・ソングが流れて雰囲気はばっちりである。雪の舞い落ちるクリスマスのニューヨーク...b b b beautiful!! 行、行、行きたい!!!と言う事で、あの景色を見ることが出来ただけでも満足であった...私的に。
スーザン・サランドンって、私の中では、「デッドマン・ウォーキング」で止まっていまして、マダム系の役よりも、こういう天使っぽい役が似合うと思うんですよね。
雪のNYの風景はキレイでしたね~。なんだか、自分の部屋をクリスマス風にデコレーションしたくなりました。
スーザン・サランドンの演技はさすが!!の一言。
明日はクリスマス・イブ。私もダンナと、たまにはロマンチックな夜を過ごしたいと思います。。。飲んだくれるだけになりそうでキケンですが(笑)