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イタリア映画祭2023「ノスタルジア」

Nostalgia2022 イタリア/フランス


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イタリア、ナポリで暮らす少年時代、事件に巻き込まれたフェリーチェは叔父とレヴァノンに逃走する。後にエジプトに住処を見つけ40年が経過した。カイロから故郷のナポリに戻ったフェリーチェは老いた母と再会し、親子で最後の時を過ごす。やがて亡くなった母の葬儀をきっかけに、教区の救済活動に熱心な神父ルイジと親交を深める。そしてフェリーチェは異教徒となっていたが神父に重大な秘密を打ち明けてしまう


主演のピエルフランチェスコ・ファヴィーノはルイジカーショ共々イタリアを代表する俳優だと思う。ファヴィーノが出演する映画も今回の映画祭で3本上映された。

ピエルフランチェスコ・ファヴィーノを初めて映画館で見たのはキム・ロッシ・スチュアートの「家の鍵/2004」。しかしほぼ記憶になくて、印象に残ったのはトム・ハンクスの「天使と悪魔/2009」のスイス衛兵隊隊長役。この役のクールでデカい顔は忘れない。


映画の解説にカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選ばれ、主演ピエルフランチェスコ・ファヴィーノの重厚な演技が絶賛されたとある。

ファヴィーノは「ノスタルジア」に翻弄される男フェリーチェを好演している。確かに重厚な演技だった。ドラマは結末が想像できるので哀しい。

トンマーゾ・ラーニョは本作の前に鑑賞した「乾いたローマ」では舞台俳優からインフルエンサーに転身し、SNSに夢中のオヤジが面白かった。若い頃のシーンもあるのでトンマーゾ・ラーニョの出演は少ないけどワルで非情なる男を演じていてハマっていた。


フェリーチェ・ラスコに「シチリアーノ 裏切りの美学/2019」「離ればなれになっても/2020」のピエルフランチェスコ・ファヴィーノ。

ルイジ・レーガ神父に「マフィア・ミリオネア/2014」のフランチェスコ・ディ・レーヴァ。

オレステ・スパジアーノに「乾いたローマ/2022」のトンマーゾ・ラーニョ。

テレーザ・ラスコにアウローラ・クワットロッキ。

監督は「レオパルディ/2014」のマリオ・マルトーネ。


有楽町朝日ホール


by margot2005 | 2023-05-08 22:35 | 映画祭 | Comments(0)