2023年 04月 20日
「パリタクシー」
「Une belle course」…aka「Driving Madeleine」2022 フランス/ベルギー
”家族を愛しながらも借金のせいで働きづめで、おまけに免停寸前と崖っぷちの中年タクシー運転手シャルル。ある日、住み慣れた家を引き払い、介護施設へと向かう92歳の女性マドレーヌを乗せる。道中、思い出の街に寄り道してほしいというマドレーヌのわがままに、渋々ながらも付き合うシャルルだったが…。”
全然期待していなかったので波乱万丈なマドレーヌの人生に意外にも感動。単にパリの名所を走るタクシードライバーの話ではないとは想像していたが、こんなにも素晴らしいドラマが隠されていたとは!
ヒロインのリーヌ・ルノーはほぼ同世代のマダムを演じている。一方でダニーは実年齢とはかなり歳若く設定した様子。
カトリーヌ・フロ主演の「女はみんな生きている」はお気に入りのサスペンスコメディ。リーヌ・ルノーの出演は全く記憶がなくて、今一度見てみたい。ルノーは俳優でもあるがシャンソン歌手でもある。
アダムサンドラー&ジェニファー・アニストンの「マーダー・ミステリー2/2023」「マーダー・ミステリー1/2019」を鑑賞。アダム、ファンなのでちょっと楽しみにしていたが、あまりにもくらだなくて…フランスの刑事を演じるダニー・ブーンは良かった。ダニーはコメディが似合う。
ジェニファー映画はwowowで観た「マザーズ・デイ/2016」以来。でも全く変わらないナイスバディでミニスカでエッフェルからぶら下がったりしてた。
話はそれたがラストに流れる♪At Last♪はとても聞き覚えのある曲。でも歌うエタ・ジェイムズも知らない。調べたら1961年のR&Bチャート2位の名曲。フランス人てアメリカンな楽曲が好きそう。ヒロインが恋をした時代にマッチした名曲は心に沁みる。
マドレーヌに「女はみんな生きている/2001」のリーヌ・ルノー。
シャルルに「バツイチは恋のはじまり/2012」「エージェント:ライオン/2020」のダニー・ブーン。
若きマドレーヌに「PLAY 25年分のラストシーン/2018」のアリス・イザーズ。
レイモンドに「アデル、ブルーは熱い色/2013」のジェレミー・ラウールト。
デニーズ・ケラーにグウェンドリーヌ・アモン。
カリンにジェリー・デレルム。
マチュー(子供時代)にアドリエル・ルール。
マチュー(大人)にトマ・アルデン。
監督、脚本、製作は「戦場のアリア/2005」「フェアウェル/哀しみのスパイ/2009」のクリスチャン・カリオン。
新宿ピカデリー
KABUKICHO TOWER/109 CINEMAS PREMIUMがオープンした。破格の料金だけど一度鑑賞してみたい。