2022年 02月 17日
「エージェント物語」TVシリーズ 4シーズン/24エピソード
「Dix pour cent」…aka「Call My Agent! 」2015~2020 フランス
Talent agent<ASK>を舞台にエージェントが大活躍するコメディドラマはとっても面白かった。
一番最初のエピソードに登場した俳優は「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊/2021」に出演していたセシル・ド・フランス。セシルを担当するガブリエルはハリウッド大作映画の出演を断られた理由をセシルに伝えられず悩んでる。理由はセシルが40歳になったことだった。
少し前にセレブニュースで、ハリウッド女優は40歳を超えると役が極端に減るらしいとの記事があった。あのメリル・ストリープでさえ魔女役をオファーされたという。ハリウッドでは中年女性はお断りらしい。インディーズ映画ではそうではないのが救い。
創設者サミュエル・カーの突然の死により<ASK>の存続が危ぶまれる。カーの妻は<ASK>の売却を考えるがアンドレアを筆頭に誰も株を買う金がない。そんな折、ある用件で故郷に戻ったアンドレアは幼馴染みのヒシャムと再会する。そして驚くことにヒシャムは事業に成功したリッチマンだった。そこでアンドレアは新しいビジネスに参加しないかとヒシャムに強引に迫る。
2エピソード以降も続々と有名俳優が登場してくる。ラストはジャン・レノだった。ジュリエット・ビノシュ、イザベル・ユペール、シャルロット・ゲンズブールetc.そしてイザベル・アジャーニの出演には驚いた。アジャーニの映画ってもう何年も見ていなくて「イザベル・アジャーニの惑い(アドルフ)/2002:ボン・ヴォヤージュ/2003」「イブラヒムおじさんとコーランの花たち/2003」が最後。
コンスタントに映画出演するイザベル・ユペールの若さには驚き。この女優の小さな身体はエネルギーの塊の様子。
ドラマの主演は、最近マット・デイモン&アダム・ドライヴァーの恋人を演じたカミーユ・コッタン。仕事一筋でレズビアンでスーパー激しい性格のアンドレア役が実に似合っていてトレビアン!
親切で優しいガブリエル役のグレゴリー・モンテルがnice。そしてマティアスの息子イポリット役がフランソワ・シヴィル。でもフランソワはシーズン1~2の10エピソードにしか出演していないのが寂しい。きっとこのドラマの出演でブレイクしたみたい。ドラマでも駆け出しの俳優を演じていた。
エージェントは俳優の私生活までフォローする。これって実際にあること?と、知りたくなった。
アンドレア・マルテルに「スティルウオーター/2021」「ハウス・オブ・グッチ/2021」のカミーユ・コッタン。
マティアス・バルヌヴィルに「キング/2019」のティボー・ド・モンタレンベール。
ガブリエル・サルダに「パリの調香師 しあわせの香りを探して/2019」のグレゴリー・モンテル。
アルレット・アゼマールに「食料品屋の息子/2007」のリリアーヌ・ロベール。
カミーユ・ヴァレンティーニにファニー・シドネー。
ノエミ・ルクレールに「悪なき殺人/2019」のロール・カラミー。
エルヴェ・アンドレ・ジェザックにニコラ・モリー。
ソフィアに「ロストブレットー窮地のカーチェイスー/2020」のステフィ・セルマ。
ヒシャム・ヤノフスキに「メイド・イン・フランス -パリ爆破テロ計画-/2026」のアッサード・ブアーブ。
コレットに「アマンダと僕/018」のオフェリア・コルブ。
イポリット・バルヌヴィルに「バーンアウト/2017」「バック・ノール/2020」のフランソワ・シヴィル。
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