2021年 10月 12日
ダン・スティーヴンス主演のホラースリラー2本
「ザ・ゲスト」
「The Guest」2014 USA/UK
ピーターソン家はイラク戦争で長男のケイレブを亡くし悲しみから立ち直れずにいた。ハロウィンも近いそんなある日、ケイレブの母ローラは突然の訪問者を招き入れる。玄関に現れた青年はケイレブの戦友デイヴィッドで、ケイレブの最後の言葉を伝えに来たと話す…
ローラは誠実で好青年に見えるデヴィッドを迎え入れ家に滞在するよう促す。ローラの夫スペンサーは最初は訝ったが徐々に打ち解けるようになる。次男のルークもデヴィッドを慕い始めるが娘のアナだけはデヴィッドを信用していなかった。
映画のwebサイトを見つけたので見てみた。
この訪問者は想像を超えた<裏>がある。
突然現れたデイヴィッド。彼は、息子を亡くした家族を支え始める。思いもよらない正体と、目的をもって…。
超・感覚<アンノウン・スリラー>誕生。
と記してあった。
観賞していてまさかの展開!とても誠実な好青年だと思ったら大間違い!ダンの風貌はまさに誠実な好青年でこのキャラにゾッとするほど似合っている。
「誘拐の掟/2014」のレビューに ”「ザ・ゲスト/2014」が見たくなった。”と書いている。やっと観ることができた。いやいや面白かった。ラストには唖然としながら笑えてしまった。ダンやるなぁ!
ヤラレたけどランス・レディックがクール!この俳優いつもかっこいい。
デヴィッドに「ブライズ・スピリット 夫をシェアしたくはありません!/2020」のダン・スティーヴンス。
ローラ・ピーターソンに「モーツァルトとクジラ/2005」のシーラ・ケリー。
アナ・ピーターソンに「グレタ GRETA/2018」「ハニーボーイ/2019」のマイカ・モンロー。
ルーク・ピーターソンにブレンダン・マイヤー。
スペンサー・ピーターソンに「96時間/2008」のリーランド・オーサー。
クレイグに「アバター/2009」のジョエル・デヴィッド・ムーア。
カーヴァー少佐に「ホワイトハウス・ダウン/2013」「ジョン・ウィック シリーズ/2014~2019」「エンド・オブ・ステイツ/2019」のランス・レディック。
監督、編集は「サプライズ/2011」のアダム・ウィンカード。
「アポストル 復讐の掟」
「Apostle/2018」UK/USA
1905年の英国。トーマス・リチャードソンは誘拐された妹ジェニファーを救い出すため孤島へ忍び込む。島を牛耳るのは狂信的なカルト集団。島に上陸しトーマスが目にした光景は残虐極まる非道が繰り返され、そこは想像を絶する世界だった…
トーマスはキリスト教の聖職者だったが中国での布教の際事件に巻きこまれ拷問される。その時の拷問をきっかけにトーマスは信仰を放棄していた。しかし父親に頼まれ妹を救いに行ったトーマスはカルト宗教と闘うことになる。
この地をユートピアと謳うカルト集団の指導者マルコムは逆らうものを容赦なく処刑し生贄を女神に捧げる。次の生贄はジェニファーだった。トーマスはジェニファーを救うことができたのだろうか?
<神はあなたを助けることができない>
恐ろしくダークなホラースリラーは見終わってぞくっ!ダークなシーン続出の映画はウェールズでロケされた。
マイケル・シーンってこういったキャラが似合いすぎる。wowowで放送していた「Prodigal Son/プロディガル・サン 殺人鬼の系譜/2019~2021」は観ていて気持ち悪くなって途中で挫折。
映画に戻って女神のシーンが少々ファンタジーっぽいけど何だか笑えた。ホラーって意外に笑えるものだ。だからまた観たくなる。
トーマス・リチャードソンにダン・スティーヴンス。
マルコム・ハウに「パッセンジャー/2016」のマイケル・シーン。
クインに「チャイルド44 森に消えた子供たち/2014」のマーク・ルイス・ジョーンズ。
フランクに「ヴィクトリア女王 最期の秘密/2017」のポール・ヒギンズ。
アンドレア・ハウに「ボヘミアン・ラプソディ/2018」のルーシー・ボイントン。
ジェレミーに「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦/2016」のビル・ミルナー。
ジェニファー・リチャードソンにエレン・リス。
監督、脚本はギャレス・エヴァンス。
ミステリー&スリラーは元々大好きな映画のジャンル。しかし昨今はよりダークになっている。そしてホラー…。以前ホラーは苦手だったが今ではすっかりハマり大好きな映画のジャンルとなった。
で、wowow&Netflixで観賞したダンのスリラー2本。ダンはホラースリラーが似合う!
英国の大ヒットTVシリーズ「ダウントン・アビー/2010~2015」での超爽やかなマシュー・クローリーは何処へ?「ダウントン・アビー」以降観たのはラヴストーリーの「2月の夏/Summer in February/2013」でマシューのイメージが色濃く残っていた。しかしダン・スティーヴンスってハンサムで優しい男じゃつまらないのだ。
IMDbは映画を検索すると”星幾つ?”と聞いてくる新機能ができた。開けるたびに聞いてくるのが少々ウザい。そしてダンの<Known For>のベスト3の1つが「ザ・ゲスト」。
ドイツ映画「Ich bin dein Mensch/I'm Your Man/2021」で、ダンは理想のパートナとなるようデザインされた人間ロボットを演じる。それって彼にぴったりの気がする。ドイツ、米国は公開済みでヨーロッパ諸国でも順次公開。日本公開は未定だけど是非観たい。