2021年 06月 23日
「ボディガード -守るべきもの-」TV ミニシリーズ 全6話
「Bodyguard」 2018 UK
警察官のデヴィッド・バッドはアフガニスタン帰還兵でPTSDに悩まされ、現在妻のヴィッキーと別居中。そんなある夜、二人の子供と両親の家に行った帰りの列車内でイスラム教徒の自爆テロに遭遇する。デヴィッドの懸命な説得により自爆テロを防ぐことができ、その功績から内務大臣のボディガードに抜擢される。内務大臣ジュリア・モンタギューは離婚歴のある野心的な女性で敵も多かった。テロ対策のためジュリアは国民のプライバシーを一部侵害する法案を推進し暗殺の危機に遭遇する…
デヴィッドはジュリア・モンタギューの政治姿勢に反発しながらも彼女を守り抜く。暗殺の危機以来、自宅には戻らずホテル住まいとなったジュリア。彼女を守るためデヴィッドも隣のルームで暮らし始める。そしてジュリアはデヴィッドが妻と別居中と知る。ある夜、互いに抵抗できなくなった二人はベッドインしてしまう。ベッドイン前、指が触れそうなほど近づく二人。そこでジュリアが言う…”わたしに触れて良いのよ。女王じゃないのだから…”あの台詞はとっても英国的だった。
内務大臣、デヴィッドの上司、SO15の長官サンプソンと、ボスが女性なのが女王の国らしくてナイス。
ラスト、PTSDに苦しむデヴィッドに襲い掛かる災難がスゴくて見ていてハラハラした。でもハッピー・エンディングで良かった。
「マルセイユ」同様、よその国の政治はわからないけど、テロ、政府対警察、スキャンダル、PTSDなどを盛り込んで描くドラマは見応あり。
「ゲーム・オブ・スローンズ/2011~2013」のRobb Stark役以来Scottish boyリチャード・マッデンのファン。
BBCが製作し、後にNetflixが英国とアイルランドを除く全世界に独占配信した。このTVシリーズ英国ですごく人気があったらしい。
リチャード・マッデンが出演する12月公開予定の「Eternals:エターナルズ/2021」が待ちどうしい。
デヴィッド・バッドに「フレンチ・ラン/2016」「ロケットマン/2019」「1917 命をかけた伝令/2019」のリチャード・マッデン。
ヴィッキー・バッドに「ミッドナイト・スカイ/2020」のソフィー・ランドル。
内務大臣ジュリア・モンタギューに「ホロウ・クラウン/嘆きの王冠 ヘンリー6世 Part2/2016」「レベッカ/2020」のキーリー・ホーズ。
ロンドン警視庁の対テロリズム組織SO15の長官サンプソンに「ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して/2013「パレス・ダウン/2015」のジーナ・マッキー。
SO15のシャルマにアシュ・タンダン。
バッドの上司で要人警護部クラドックに「高慢と偏見とゾンビ/2016」のピッパ・ヘイウッド。
M15長官ハンター=ダンに「デッドウォーター・フェル~虚像に殺された家族~/2020」のスチュアート・ボウマン。
対テロリズム担当大臣マイク・トラヴィスに「ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩(うた)~/2009」「イエスタデイ/2019」のヴィンセント・フランクリン。
内務大臣特別顧問ロブ・マクドナルドに「スターリンの葬送狂騒曲/2017」「時の面影/2021」のポール・レディ。
内務大臣の広報を担当するタヒール・マハムードにシャブハム・サラフ。
デヴィッドの戦友アンディ・アプステッドにトム・ブルック。
列車自爆テロ未遂犯のイスラム教徒女性ナディア・アリにアンジー・モハインドラ。