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「ようこそ映画音響の世界へ」

Makeing WavesThe Art of Cinematic Sound2019 USA

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1927年に初のトーキー映画「ジャズシンガー」が誕生して以来、常に進化を続けている映画音響。”

ハリウッドの映画音響にスポットをあてたドキュメンタリーの監督は音響編集者のミッジ・コスティン。


映画は映像&音楽で成り立っている。そして、アカデミー賞のカテゴリーに音響録音賞、音響効果賞、音響効果編集賞がある。

ドキュメンタリーに登場するのはレジェンドの音響デザイナーたち。


ウォルター・マーチはフランシス・フォード・コッポラの「地獄の黙示録/1979」で音響録音賞と編集賞W受賞した唯一の人物。「地獄の黙示録」では初めて多重録音をしたという。ヘリコプターのシーンはまるでその場にいるような迫力感があった。


ベン・バートは「スター・ウォーズ/1977:スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」で、R2-D2、チューバッカ、ライトセーバーの音や鳴き声を作り出した人。で、チューバッカのうなり声は熊の声。ライトセーバーの音もナイスだった。


ゲイリー・ライドストロームは80年代にルーカス・フィルムの音響制作部門であるスカイウォーカー・サウンドに入り、その後「ジュラシック・パーク/1993」「タイタニック/1997」「プライベート・ライアン/1998」などで音響効果賞と録音賞の受賞歴がある。「ジュラシック・パーク」での効果音は恐怖感を煽りスゴい迫力だったのを思い出す。


音響デザイナーと共にジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグ、デヴィッド・リンチ、ソフィア・コッポラなど著名監督も映画を熱く語っている。


映画大好き人間なのでこういったドキュメンタリーを見ることができたのが嬉しい。

熱く語る音響デザイナーたち。その中の一人がこんなに楽しくて好きなことをして報酬をもらえるなんてたまらない。と語っていたのが印象的だった。


新宿シネマカリテにて


by margot2005 | 2020-09-26 13:21 | Comments(0)