2020年 08月 07日
「パブリック 図書館の奇跡」
「The Public」2018 USA
スチュアートは米国オハイオ州シンシナティ公共図書館の司書。図書館には毎日開館時間に合わせて多くのホームレスがやって来る。ある時、シンシナティに大寒波が押し寄せ、路上生活者が凍死する事態に陥るが、市の緊急シェルターは満員でホームレスは行き場を失ってしまう。そして図書館には閉館時間をアナウンスされても帰ろうとしないホームレスがたくさんいた。ほどなくビッグジョージは”今夜は帰らない。ここを占拠する”と宣言する…
70人のホームレスによって占拠された公共図書館。最初は戸惑いを見せたスチュアートも、ビッグジョージを始めとした常連客の訴えを受け入れる。やがて刑事のラムステッドや弁護士のデイビスが駆けつけ説得し始める。
実際の記事から着想を得て、エミリオ・エステベスが映画化した涙と笑いのヒューマンドラマ。エミリオ・エステベスは「星の旅人たち」に続く監督作品。
スチュアートの過去や、刑事ラムステッドの息子の事情、そして次期市長を狙う弁護士のデイビスなどなどのエピソードも絡めて進行するドラマは感動的。
実際にシンシナティ公共図書館で撮影されたのでドラマはとてもリアル。
ビッグジョージ役のチェ・“ライム・フェスト”・スミスは、多くの映画のサウンドトラックを手がける有名MCラッパー。彼はグラミー賞受賞者で、今回映画初出演ながらホームレスを熱演していてクール。
飄々とした感じのスチュアートを演じるエミリオ・エステベスもNice。
才能豊かなエミリオの弟チャーリー…wowowで「ナインイレヴン 運命を分けた日/2017」を鑑賞。かなり久しぶりのチャーリー映画だったけど、今更”アメリカ同時多発テロ事件”がテーマの映画はちょっと?で途中挫折した。
ビル・ラムステッドに「マザーレス・ブルックリン/2019」のアレック・ボールドウィン。
アンジェラに「一枚のめぐり逢い/2010」のテイラー・シリング。
マイラに「イントゥ・ザ・ワイルド/2007」「ネオン・デーモン/2016」のジェナ・マローン。
アンダーソンに「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ/2013」のジェフリー・ライト。
ジョシュ・デイビスに「天才作家の妻 -40年目の真実-/2-017」のクリスチャン・スレーター。
レベッカ・バークスに「バッドボーイズ2バッド/2003」「キャデラック・レコード 〜音楽でアメリカを変えた人々の物語〜/2008」のガブリエル・ユニオン。
エルネスト・ラミネスに「チリ33人 希望の軌跡 /2015」のジェイコブ・バルガス。
ジャクソンに「アサシン クリード/2016」のマイケル・ケネス・ウイリアムズ。
ビッグジョージにチェ・“ライム・フェスト”・スミス。
監督、脚本、製作、出演(スチュアート)は「星の旅人たち/2010」のエミリオ・エステベス。
新宿武蔵野館にて(鑑賞したのは7月下旬)
7/19に新宿駅東西自由道路ができた。今まで東から西に行く時ぐるっと回り込まなければならなくて時間がかかり厄介だった。この道路はとても便利で活用したい。
そして新宿東口駅前広場のコミュニティスペースの真ん中に巨大なモニュメント(花束を持っている少年)が出現。