2017年 05月 02日
イタリア映画祭2017...「いつだってやめられる-マスタークラス」
「Smetto quando voglio: Masterclass」2017 イタリア
ピエトロに「おとなの事情/2016」のエドアルド・レオ。
マッティアに「副王家の一族/2007」のヴァレリオ・アプレア。
アルベルトにステファノ・フレージ。
アルトゥーロにパオロ・カラブレージ。
バルトロメオに「バッグにはクリプトナイト/2011」のリベロ・デ・リエンツォ。
ジョルジョにロレンツォ・ラヴィア。
アンドレアにピエトロ・セルモンティ。
ジュリアに「錆び/2011」「昼下がり、ローマの恋/2011」のヴァレリア・ソラリーノ。
パオラ・コレッティに「暗黒街/2015」のグレタ・スカラーノ。
ヴァルテルに「われらの子供たち/2014」のルイジ・ロ・カーショ。
監督、原案、脚本はシドニー・シビリア。
本作は3部作の第2章で、今年イタリアで公開される第3章「Smetto quando voglio: Ad honorem」と一緒に撮影された模様。
合法ドラッグをめぐる大騒動の後、神経生物学者のピエトロは獄中生活を満喫中。一方で女性刑事のパオラ・コレッティは街にはびこる合法ドラッグを絶滅しようと躍起になっている。ある日、ドラッグがやめられないアルベルトが自動車事故を起こし警察に連行される。そこでコレッティはチームを再結成して警察に協力してくれないかとピエトロに持ちかける…
犯罪歴の抹消を条件にOKしたピエトロたち7人と、新たに加わった解剖医と弁護士の2人。彼らのミッションは警察が直接介入することが出来ない合法ドラッグの取引を非合法化するために、秘密裏にドラッグを入手して、その成分を分析することだった。
前作では学者のピエトロたちがドラッグストアで原材料を買ってドラッグを作って売りまくる話で、痛快でとても面白かった。本作もチームが再結成して警察に協力するという展開は中々面白い。前作に比べるとスケールがかなり大きくなっていて見せ場がたっぷりある。
ピエトロ役のエドアルド・レオはスタントなしで真夏に列車のアクション・シーンに挑んだそう。あのシーンはイタリア映画では中々見られない。とてもハリウッド的だった。そしてその列車のシーンにちょっと怪しいヴァルテル役でルイジ・ロ・カーショが出演している。
「いつだってやめられる」というタイトルは、自分も含めた、タバコや酒をやめられない、人間が心に思っている言葉からついたと、ホールの舞台に現れた主演俳優のエドアルド・レオが教えてくれた。
有楽町朝日ホールにて