2018年 03月 06日
「ローズの秘密の頁」
「The Secret Scripture」2016 アイルランド
老女ローズはアイルランドの精神病院に40年もの間収容されている。ある日、その聖マラキ病院が取り壊されることが決まり引越し作業が始まっていた。そんな折、ドクター・グリーンがローズの担当医となりミステリアスな老女の話に看護師と共に耳を傾け始める。
一方で第二次世界大戦中のアイルランド。故郷の田舎町に暮らすローズは魅力的な女性で男たちの注目の的。あろうことか神父のゴーントまでローズに付きまとっている。やがて、ローズは英国空軍に志願し、裏切り者呼ばわりされるマイケルと出会い恋に落ちる…
年老いたローズはドクター・グリーンと看護師相手に自らの過去を語り始める。ローズの回想に合わせて40年代の若いローズが現れドラマは進んでいく。
ローズは大切に持っていた聖書に日記を書き綴っていた。そしてドクター・グリーンは日記から真実を解明していく。戦争のせいで精神病院に閉じ込められてしまったローズが気の毒でならなかった。ラストはとても衝撃的だったけど感動で胸が震える。
ヒロインのルーニー・マーラ(1940年代)とヴァネッサ・レッドグレーヴ(1980年代)はもちろん、ジャック・レイナー、テオ・ジェームズ、そしてお気に入り俳優のエリック・バナ、すべての俳優たちが皆適役で素晴らしい。
ローズに「LION ライオン 25年目のただいま/2016」のルーニー・マーラ。
レディ・ローズに「アンコール!!/2012」「大統領の執事の涙/2013」「フォックスキャッチャー/2014」のヴァネッサ・レッドグレイヴ。
マイケル・マクナルティに「シング・ストリート 未来へのうた/2015」「フリー・ファイアー/2016」のジャック・レイナー。
ゴーント神父に「恋のロンドン狂騒曲/2010」「ダイバージェント/2014」のテオ・ジェームズ。
ドクター・グリーンに「ブーリン家の姉妹/2008」「キング・アーサー/2017」のエリック・バナ。
看護師に「Jの悲劇/2004」のスーザン・リンチ。
監督、脚本、製作は「マイ・レフトフット/1989」「父の祈りを/1993」「マイ・ブラザー/2009」「ドリーム・ハウス/2011」のジム・シェリダン。
新宿武蔵野館にて
そしてその恋人のジャック・レイナーがすごく誠実で
このひとの最近のキャラはこういう役が多い気がします。
「ロイヤルナイト」も誠実な兵士でしたし(笑)
すべてを失った彼女にまさかのラストでしたが、あれは出来過ぎですよね^^;
ルーニー・マーラってキュートですよね。それも年々可愛くなっていくように思えます。
ジャック・レイナーも最近よく出てまして、現代の青年役より、時代物が似合うようす。
誠実で爽やかな雰囲気が良いです彼。
やはりラスト出来すぎでしたよね。