2017年 12月 22日
「プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード」
「Interlude in Prague」 2017 チェコ/UK
1978年、プラハではモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」が大ヒットしていた。一方で三男を病気で亡くし深い悲しみに沈むモーツァルト。やがて彼は重苦しいウイーンから逃れるように地元名士の誘いを受けプラハへと赴く。友人ヨゼファの邸宅に滞在しながら「フィガロの結婚」のリハーサルと新作オペラの作曲に励む日々。そんな折、「フィガロの結婚」のケルビーノ役に抜擢された若手オペラ歌手スザンナと出会う…
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトを演じたアナイリン・バーナードが「ダンケルク」のギブソンと全く別人で驚き!ウイッグの威力?
クラシック音楽には疎いがモーツァルトの楽曲はわかる。聞きなれた旋律が多々流れ、音楽ファンが多く見に来ていたような気もする。
「フィガロの結婚」は以前wowowで放送していたメトロポリタン・オペラで全編見たが、新演出バージョンだそうで退屈せずに見られた記憶がある。
ドラマ的に盛り上がりはない。モーツァルトが好きじゃなければ寝てしまうかも?そして万人受けする映画ではないけれども、ロケされた美しい街プラハと全編に流れるモーツァルトの美しい音楽に魅了された。
「フィガロの結婚」の場面がたびたび登場し、新作「ドン・ジョヴァンニ」でラストを迎える。
モーツァルト映画と言えば「アマデウス/1984」なしに語ることはできない。それはアントニオ・サリエリとヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの物語で素晴らしいドラマ。今一度見てみたいと思った。
「ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い/2009」「ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路/2010」などモーツァルトが登場する映画も見ているのを思い出した。
ジェームズ・ピュアフォイはマジでふてぶてしいキャラが似合う俳優。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトに「ダンケルク/2017」のアナイリン・バーナード。
サロカ男爵に「ハイ・ライズ/2016」のジェームズ・ピュアフォイ。
ヨゼファに「レ・ミゼラブル/2012」のサマンサ・バークス。
スザンナにモーフィッド・クラー。
監督、脚本はジョン・スティーヴンソン
新宿武蔵野館にて