2017年 04月 08日
「ムーンライト」
「Moonlight」2016 USA
内気な少年シャロンはシングルマザーのポーラとマイアミの貧困地域に暮している。麻薬中毒の母親はほぼ育児放棄で、学校では“リトル”と呼ばれて虐められている。ある日、いじめっ子に追いかけられるシャロンはフアンという男に助けられる…
シャロン(ブラック)にトレヴァンテ・ローズ。
シャロン(10代)にアシュトン・サンダーズ。
シャロン(リトル)にアレックス・ヒバート。
ケヴィンに「42 ~世界を変えた男~/2013」「グローリー/明日への行進/2014」のアンドレ・ホランド。
10代のケヴィンにジャハール・ジェローム。
ポーラに「マイアミ・バイス/2006」「フェイク シティ ある男のルール/2008」「おじいさんと草原の小学校/2010」「007 スカイフォール/2013」「007 スペクター/2015」「マンデラ 自由への長い道/2013」「われらが背きし者/2016」のナオミ・ハリス。
フアンに「ベンジャミン・バトン 数奇な人生/2008」「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命/2012」のマハーシャラ・アリ。
テレサにジャネール・モネイ。
監督、脚本はバリー・ジェンキンズ。
ドラマはシャロンの少年期、青年期、成人期の3つのパートに分けて描いている。
シャロンはフアンと出会って以来、彼と恋人のテレサから大切にされ、母親からは与えてもらえなかった温もりを感じ始める。しかし高校生になってもシャロンは相変わらず虐められていた。そんな中、幼い頃からの唯一の友達ケヴィンに友情以上のものを抱き始める。
自らのセクシャリティに悩むシャロンは、フアンが麻薬密売人で、その上、麻薬中毒の母親に薬を売っていたことを知り愕然となるが、大人になった時、彼も又麻薬密売人になっていた。
ラスト、シャロンはかつて唯一の友達だったケヴィンと再会する。そしてケヴィンに心の内を告白する。これってラヴ・ストーリーなのかも知れない。
映画を見る前なぜタイトルが「ムーンライト」なのか?気になっていたが...なるほど。
オスカー作品賞に輝いた作品で巷では話題になっているし、シアターも満席で期待度は増すばかり。ものすごく感動するってほどではなかったけど、小さな感動を覚えるヒューマン・ドラマだった。
オスカー助演男優賞をゲットしたマハーシャラ・アリは青年期からの出演がない。短い出演ながらフアンを好演している。ナオミ・ハリスも今迄のイメージとは全く違った役柄を力演しているし、シャロンを演じる3人の俳優たちも良かった。
TOHOシネマズ・シャンテにて
絶対に観に行かないだろう的な作品でした。
青年期から成人期への変わりようはびっくりしましたが、それよりも
あの時の1回しか経験してないって、マジかよ!でした^^;
そうアカデミー賞でなければミニシアター映画だったかもです。
青年期から成人期への変化は凄まじかったですね。
人間てあそこまで変わるのか?なんて思いました。
一回経験って?ずっとどうしていたのでしょう?シャロンは?
この映画の舞台や描かれている世界は、どちらかというなじみのないもので
たしかにアカデミー賞を受賞しなければ、ここまで注目されることはなかったでしょうね。
でも静かに心揺さぶられるいい作品でした。
マハーシャラ・アリは、プレイス・ビヨンド・ザ・パインズで
デハーンくんの義理の父親を演じていた俳優さんですね!
本作同様、男気のある役どころでした。
ナオミ・ハリスは最初、薬物中毒者を演じることに抵抗があったみたいですが
存在感のあるさすがの演技でしたね。
こんばんは。
全くなじみのない世界にかなり違和感は感じました。
そうオスカー受賞映画ということで日本の配給会社も俄然力を
入れて宣伝したのでしょう。
マハーシャラ・アリってそうデハーンくんの義理の父親で
エヴァ・メンデスの恋人役でした。
この俳優かっこいいですよね。
ナオミ・ハリス的には本作違和感ありだったのですね?でもとても頑張ってました。