「少女ファニーと運命の旅」

Le voyage de Fanny…akaFanny's Journey2016 フランス/ベルギー

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1943年、フランスはナチスドイツの支配下にあった。市民からなる支援組織が秘かに運営する児童施設はユダヤ人の子どもたちを匿っていた。ある日、13歳の少女ファニーは二人の妹と共に施設にやって来る。そしてファニーの母親は迎えに来ると言い残し去って行く...


ファニーにレオニー・スーショー。

マダム・フォーマンに「メビウス/2013」セシル・ドゥ・フランス。

農夫ジャンにステファン・ドゥ・グルート。

エリカにファンティーヌ・アルデュアン。

ジョルジェットにジュリアンヌ・ルプロー。

ヴィクトールにライアン・ブロディ。

ディアヌにアナイス・マイリンガー。

ラシェルにルー・ランブレヒト。

モーリスにイゴール・ファン・デッセル。

マリーにマロン・レヴァナ。

ジャックにルシアン・クーリー。

料理番エリーにヴィクトール・ムーテレ。

監督、脚本はローラ・ドワイヨン


ファニーがいた施設は密告者によって閉鎖を余儀なくされ、子供たちは新しい施設に移り住むことになる。しかしここにもナチスが迫って来ており、責任者のマダム・フォーマンは子供たちをスイスに逃がそうと考える。

列車の乗り継ぎで大人たちと行き違いになってしまったファニーたち。そしてマダム・フォーマンは約束の待ち合わせ場所に現れない。結局ファニーがリーダーとなってスイスを目指す過酷な旅が始まる。


原タイトルはいたってシンプル。このタイトルだとまるでファニーが楽しい旅にでるようなニュアンスで、意外ながらナイスだなと思った。

実話が元なのでファニーたちが生き延びるのはわかっている。しかしラストを迎えるまで結構ハラハラした。

オーディションで選ばれ、演技初というファニー役のレオニー・スーショーが素晴らしい。他の子供たちも然り。

久しぶりのセシル・ドゥ・フランスがBodyと共に貫禄たっぷり。


同じフランス人なのにユダヤ人を助ける者もいればナチスに密告する者もいる。しかしそれは全て戦争のせい。ファニーたちを追いつめる警察官の姿は「黄色い星の子供たち/2010」でも描かれていた。

ファニーとヴィクトールが森の中で見つけた死体。ドイツ人かフランス人か?と確かめるシーンは子供ながらスゴい!と思った。お金を払ってスイスへの道案内人を雇う様も大人顔負け?


エンディングにイスラエルに暮すファニー・ベン=アミが登場。

ポーランドのワルシャワのゲットーから逃げ生き延びたユダヤ人少年の物語を描いた「ふたつの名前を持つ少年/2013」思い起こした。


TOHOシネマズ・シャンテにて



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by margot2005 | 2017-08-16 22:39 | フランス | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from ここなつ映画レビュー at 2017-09-21 17:36
タイトル : 「少女ファニーと運命の旅」
こういう作品を観るといつも、人として高潔な人物はどこかに必ず存在しているのだ、と思い、そういう人達に対しては厳粛にこうべを垂れる気持ちになる。本作、主役は間違いなく少女ファニーなのであるが、影にそんな高潔な人達が居たことを忘れてはならない。僅かな巡り合わせの違いが、ファニー達のように生き延びることができたのか、収容所送りとなって還らぬ命となってしまったのか、を分けた当時だったのである。1943年。ドイツ軍の軍靴の足音がヨーロッパ中に高く響き渡る頃であった。ユダヤ人が強制収容所に送られていた頃である。...... more
Commented by ituka at 2017-08-17 18:49 x
なんといっても子役たちの名演技に尽きますよね。
料理兄さんから手渡された手紙の解釈は難しい部分でしたが
最後まで諦めずにスイスに行こうとする力の一つにはなってましたね。
Commented by margot2005 at 2017-08-17 22:32
> itukaさん
こんばんは。
ユダヤ人がアルプスを超えてスイスに行った史実はたくさんあるようですが
子供たちだけで行ったというのはスゴい!と思いました。
演じる彼らは素晴らしかったです。
料理兄さんの白紙の手紙の意味はどのように理解すれば良かったのでしょうね?
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