2017年 03月 30日
「パッセンジャー」
「Passengers」2016 USA
近未来。5000人の乗客を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号は地球から遠く離れた移住地へ向かっている。乗客は目的地に到着するまでの120年間を冬眠ポッドの中で安全に眠り続けるはずだったが、一つのポッドが不具合を起こし、中にいたエンジニアのジムが目覚めてしまう。やがて地球を後にしてまだ30年しかたっていないこと、自分以外に目覚めた人間は誰もいないことが判明する。ジムは宇宙船の中を駆け巡りバーカウンターに一人の男を見つけるが、それはアンドロイドのアーサーだった…
オーロラ・レーンに「あの日、欲望の大地で/2008」「世界にひとつのプレイブック/2012」「アメリカン・ハッスル/2013」「X-MEN:アポカリプス/2016」のジェニファー・ローレンス。
ジム・プレストンに「マネーボール/2011」「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」「her/世界でひとつの彼女/2013」のクリス・プラット。
アーサーに「ブラッド・ダイヤモンド/2006」「クィーン/2006」「フロスト×ニクソン/2008」「ミッドナイト・イン・パリ/2011」のマイケル・シーン。
ガスに「M:i:III/2006」「ラスベガスをぶっつぶせ/2008」「マン・オブ・スティール/2013」のローレンス・フィッシュバーン。
キャプテン・ノリスに「モディリアーニ 真実の愛/2004」「オーシャンズ13/2007」のアンディ・ガルシア。
監督は「ヘッドハンター/2011」「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密/2014」のモルテン・ティルドゥム。
シアターやwowowのHollywood Expressで見た予告編の映像がとても綺麗だったので少々気になっていた。で、なんとなく見に行ってしまった。ところが意外にもナイスなSFアドベンチャーで、ロマンスものでもある。とにかく宇宙船のセットがスゴかった。そして監督が「ヘッドハンター」や「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」のモルテン・ティルドゥムということも後で知った次第。
ヒロインの名前がオーロラ(眠れる森の美女のプリンセス)というのも中々素敵。ジムが蘇生の後生き返り“キスで目覚めた?”なんて台詞はとてもロマンティック。満天の星を見ながら泳ぐオーロラ。プールのシーンはとても美しく幻想的。
豪華宇宙船内ではゴールドの乗客(オーロラ)と並の乗客(ジム)に朝食の差をつけていたりして面白い。
アンドロイドがサービスするフレンチや和食のレストランがあり、ガーデニングで薔薇まで栽培している宇宙船なんてあり?
ジョージ・クルーニーとサンドラ・ブロックの二人しか登場しない映画「ゼロ・グラビティ/2013」を彷彿とする宇宙空間のシーンも美しかった。
3人目に目覚めたのはパッセンジャーじゃなくてクルーのガス。ガスが目覚めなかったらオーロラとジムはどうなっていたことやら?そうそう、ジムがエンジニアで良かった。
ちょっとネタバレ...
宇宙船の中で二人が同時に目覚めるとばかり思っていたけど、ジムがオーロラを無理矢理起こしたなんて...。オーロラが怒るのも当然!
教訓!アンドロイドを信用してはならない。全くもって口が軽いから。
TOHOシネマズ日劇にて
地上でしか生活したことのないワタシはびっくりでした。
ひとつしか残ってなかった医療用ポッドに
ふたりで一緒に入ろうという発想はなかったみたいですね(笑)
無重力だとあのようになるのでしょうかプール?スゴかったですが...。
あの体験は一般人では叶いませんね。
一つのポッドに一緒にという選択肢考えたかも知れませんね。
でもやはりサイズ的に無理があったのでしょうねきっと?
宇宙に取り残された2人ですが、マット・デイモンの「オデッセイ」と違って
ベッドルームはゴージャスだし、食事の心配はいらないし、プールまであるし
と至れり尽くせりで孤独であることを除けば恵まれた生活だったかもしれませんね。
目覚めた乗客やクルーたちは、宇宙船の中の生命の痕跡にさぞびっくりしたでしょう。^^
こちらにもコメントありがとう!
>ベッドルームはゴージャスだし、食事の心配はいらないし、プールまであるし...
ベッドルームとプールのゴージャスなこと!ため息でそうでした。
でも人間、いくらモノが十分でも一人では寂し過ぎますね。
5000人が目覚める光景見たかったです!