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「ショコラ~君がいて、僕がいる~」

Chocolat2016 フランス

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19世紀末のフランス北部の村。小さなサーカス一座の落ちぶれ芸人フティットは、そこで人食い族を演じる黒人青年カナンガと出会い、コンビを組もうと誘いかける。願ってもいない誘いに大喜びし快諾したカナンガはショコラと名を改め、前代未聞である白人と黒人コンビのフティット&ショコラが誕生する。2人の芸は観客に大受けし、噂を聞いたパリの名門ヌーヴォー・シルクの団長ジョゼフが二人をスカウトしにやって来る。そしてパリでもフティット&ショコラは大人気を得ることになる...


ショコラに「ミックマック/2011」「最強のふたり/2011」「ムード・インディゴ うたかたの日々/2013」「サンバ/2014」「二ツ星の料理人/2015」「インフェルノ/2016」のオマール・シー。

フティットに「ラブバトル/2013」ジェームズ・ティエレ

マリーに「食料品屋の息子/2007」「ミステリーズ 運命のリスボン/2010」「黒いスーツを着た男/2012」のクロチルド・エム。

ジョゼフに「ダゲレオタイプの女/2016」のオリヴィエ・グルメ。

サーカス一座のマダム、イボンヌに「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール/2001」「キングス&クイーン/2004」「マリー・アントワネットに別れをつげて/2012」「カミーユ、恋はふたたび/2012」「パリ3区の遺産相続人/2014」のノエミ・ルヴォヴスキ。

サーカス一座の娘カミーユに「夏時間の庭/2008」「あの夏の子供たち/2009」 のアリス・ドゥ・ランクザン。

監督、脚本は「バード・ピープル/2014」 の俳優ロシュディ・ゼム。


コメディアンを描くドラマながら、時代が古過ぎて彼らのパフォーマンスは決して笑えない。おまけに究極の差別にさらされ葛藤するショコラの姿は哀れですらある。


19世紀末~20世紀初頭に芸人として活躍したショコラ本名ラファエル・パディーヤは植民地出身の黒人青年。白人の召使いだったラファエルの父親は主人に動物並に扱われる日々を送っていた。そうはなるまいと心に誓ったラファエル。しかし彼のサーカスでの最初の仕事は人間動物園と称する人食い族の見せ物だった。


フティットと出会いコンビを組んでパフォーマンスするものの、ショコラは白人のフティットに痛めつけられる役どころ。フティットがショコラを蹴飛ばすと観客は大いに盛り上がる。観客は二人の芸が面白くて大笑いするのか?それとも黒人が蹴り飛ばされることに爆笑するのか?

やがて差別の嵐に苦悩するショコラはギャンブルにのめり込んで行く。


実話なので見ていてやるせなくなるが、後ろ指さされながらも生涯ラファエルを愛した白人女性マリーの姿に感動する。そしてあの時代に人種を乗り越えたフティットとショコラの友情にも感銘を受ける。

オマール・シーとジェームズ・ティエレのコンビが素晴らしい。

チャーリー・チャプリンの孫であるジェームズ・ティエレは「ラブバトル」の演技もスゴかったけど、オープニングでのフティットのパフォーマンスがチャプリンそっくりで驚く!


シネスイッチ銀座にて



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by margot2005 | 2017-02-02 00:03 | フランス | Trackback | Comments(0)
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