「ミス・シェパードをお手本に」

The Lady in the Van2015 UK

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ロンドンのカムデン、グロスター・クレセント通り23番地にはヴィクトリア時代の邸宅が立ち並び、リベラルな文化人が多く暮らす街。劇作家のアラン・ベネットもここに居を構えている。ある時、ミス・シェパードと名のるホームレスの老婦人が路上に停めた壊れかけたバンで暮らしているのを発見する


ミス・シェパードに「美しき家、わたしのイタリア/2003」「ラヴェンダーの咲く庭で/2004」 「ジェイン・オースティンの秘められた恋/2007」「パリ3区の遺産相続人/2014」 「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章/2015」マギー・スミス。

アラン・ベネットに「クィーン/2006」アレックス・ジェニングス。

ヴォーン・ウィリアムズ夫人に「マイ・ベスト・フレンド/2015」フランシス・デ・ラ・トゥーア。

ルーファスに「麦の穂をゆらす風/2006」「クイーン」「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙/2011」「天使の分け前/2012」「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出/2015」ロジャー・アラム。

アンダーウッドに「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期/2016」ジム・ブロードベント。

監督、製作は「英国万歳!/1994」「私の愛情の対象/1998」「センターステージ/2000」のニコラス・ハイトナー。


ミス・シェパードは壊れかけたバンで気ままに暮らし、近所の人に親切にされても感謝もせずに彼らを追い払う頑固ばあさん。しかし退去命令が下され途方に暮れるミス・シェパード。そんな彼女にベネットは一時的に自宅の敷地を提供する。やがて落ち着いたミス・シェパードは相変わらず自由奔放な生活を送り、結局15年もの間ベネットの敷地に居座り続けるのだった。


ホームレスに敷地を占領されたら普通追い出すことを考えるだろうけど、アラン・ベネットはそんなことはしない。やけに音楽に詳しかったり、フランス語を理解するミス・シェパードに興味をかきたてられるのだ。そう作家としての。案の定ミス・シェパードは波乱に満ちた人生を送っていた様子。


マギー・スミスはホームレスの頑固ばあさんが似合う。

そして英国人俳優のドミニク・クーパーやジェームズ・コーデンが俳優や、商人役でワンシーンに出演している。

邦題の「ミス・シェパードをお手本に」には、“老人も自立”という意味が込められている?

この老人自立はしているが、周りに迷惑をかけているのも事実。でもドラマを見る限りベネットはそれほど迷惑を被っているという雰囲気ではなかった。まぁこの世の中にベネットのような人が何人もいるとは思えない。彼は作家だからミス・シェパードの生き様に興味を持ったのだろう。ミス・シェパードはベネットが隣人で、おまけに常に自由であったことが一番幸せだったに違いない。


シネスイッチ銀座にて


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by margot2005 | 2016-12-23 00:30 | UK | Trackback | Comments(0)
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