2016年 12月 17日
「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」
「Florence Foster Jenkins」2016 UK
“<音痴の歌姫>として知られるフローレンス・フォスター・ジェンキンスの驚きと感動の人生をメリル・ストリープ主演で映画化した音楽伝記ドラマ。”
フローレンス・フォスター・ジェンキンスに「イントゥ・ザ・ウッズ/2014」のメリル・ストリープ。
シンクレア・ベイフィールドに「噂のモーガン夫妻/2009」「Re:LIFE~リライフ~/2014」「コードネームU.N.C.L.E./2015」のヒュー・グラント。
コズメ・マクムーンにサイモン・ヘルバーグ。
キャサリンに「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション/2015」「ガール・オン・ザ・トレイン/2016」のレベッカ・ファーガソン。
アグネス・スタークに「ミッドナイト・イン・パリ/2011」「ラブストーリーズ コナーの涙/2013」のニナ・アリアンダ。
監督は「ヘンダーソン夫人の贈り物/2005」「クィーン/2006」「わたしの可愛い人-シェリ/2009」「あなたを抱きしめる日まで/2013」のスティーヴン・フリアーズ。
1944年、ニューヨーク。超リッチなマダム・フローレンスは幼い頃にホワイトハウスで歌った経歴を持ち心から音楽を愛している。かねてからソプラノ歌手になるという夢を捨てきれないでいた彼女は歌のレッスンを再会しようと考える。パートナーのシンクレアはフローレンスが音痴であることを理解しているが、愛する彼女の夢は奪いたくないという優しい心の持ち主。やがてレッスンの手配を始めたシンクレアはピアニストの面接を始める…
フローレンスの歌の伴奏を務めるために雇われたピアニスト、コズメは彼女の音痴ぶりに呆然となる。そこでシンクレアはコズメを上手く取り込み、フローレンスが気持ちよく歌える環境を作るため奔走する。金にモノを言わせるシンクレアが意外と嫌みなく映るのはヒュー・グラントのキャラのせいかも知れない。
フランス映画「偉大なるマルグリット/2015」でもヒロインは実在の人物でアメリカ人という解説があった。本作を見てカトリーヌ・フロがマダムを演じたフランス版はかなり脚色してあったことを知った。名前も変えてあったし、ヒロインも若かったし…。
しかしながら本作はヒロインを忠実に描いている様子。メリル・ストリープが実際の歳以上に老けていると思ったら70代の役を演じていた。
メリル・ストリープは少々苦手ながらやはりスゴい!女優だなと思わずにはいられない。そしてヒュー・グラントがナイス!こんなヒューは初めて見たかも知れない。自己中な男が似合う彼だが、パートナーにも、メイドにも、お抱えのピアニストにまで優しい気配りを見せるシンクレア役がぴったりなのだ。
イングランドやスコットランドで撮影された、1940年代のレトロな雰囲気が楽しめる。
フローレンスはポテト・サラダが大好き。バスタブに保存したポテト・サラダはちょっと食傷気味だったけど…。
フランス版よりこちらの方が見応えがあった。
TOHOシネマズ日劇にて
それは知らなかったです!フランス版もあったのですね。
もしもフローレンスが健康人間だったらシンクレアは“夢”を叶えるため疾走したのか気になるところです。
ヒロインに共感は出来なかったんですが、映画としての雰囲気は好きでした。
メリル・ストリープが苦手というのは同じです(笑)
フランス版あるんです。私は逆にメリル・ストリープがヒロインで
作られたことに驚きました。
フローレンスが健康人間だったらシンクレアはどうしたでしょうね?
ちょっと気になりますね。
やはりメリル・ストリープの存在は大きいです!