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「太陽のめざめ」

「La tête haute」…aka「Standing Tall」2015 フランス
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フローランス判事は母親に育児放棄された6歳のマロニーを保護する。やがて10年の時が経過し16歳になったマロニーは母親の愛を得られず心も行動も荒れ果てている。ある時、無免許運転で捕まったマロニーと再会したフローランス判事は、かつて不良少年だったヤンにマロニーの教育係を命じる...

フローランス判事に「ラブ・トライアングル 秘密/2004」「神様メール/2015」のカトリーヌ・ドヌーヴ。
マロニーにロッド・パラド。
ヤンに「裏切りの闇で眠れ/2006」「引き裂かれた女/2007」「君のいないサマーデイズ/2010」「最後のマイウエイ/2012」のブノワ・マジメル。
マロニーの母親に「恋は足手まとい/2005」「ダニエラという女/2005」「風にそよぐ草/2009」「ゲンズブールと女たち/2010」「漆黒の闇で、パリに踊れ/2012」「ラブバトル/2013」「愛の犯罪者/2013」のサラ・フォレスティエ。
テスにディアーヌ・ルーセル。
クロディーヌにエリザベート・マゼヴ。
監督は「プレイヤー/2012」「ミス・ブルターニュの恋/2013」「ターニング・タイド 希望の海/12013:出演」のエマニュエル・ベルコ。

マロニーはヤンに連れられて大自然の中にある更正施設に入所する。そこで手紙を書く練習をしたり、仕事の訓練を受けたりしながら、学校に再入学するための生活を送り始める。しかし突然いらいらして暴れ出したり、施設の少年たちと喧嘩をしたりと全く反省する気配がない。そんなある日、施設の指導員クロディーヌの娘テスと出会う。徐々にテスに惹かれて行くマロニー。そしてテスもマロニーを愛するようになる。

マロニー役のロッド・パラドはもちろんのこと、ヤンを演じたブノワ・マジメルが好演している。かつてワルだった自身がマロニーを救えるのかと苦悩する姿が素晴らしかった。
ブノワ・マジメルは今まで鑑賞した映画の中でダントツに演技が光る。
判事役のカトリーヌ・ドヌーヴは相変わらず貫禄たっぷり。悩むヤンを支え、信頼する姿も素晴らしい。
自分勝手なシングル・マザー役のサラ・フォレスティエがぴったりの配役。

マロニーもラストではもちろんまともな人間に成長するわけだが、不良少年がそう簡単に更正するわけがない。父親はいないし、母親から疎まれれば子供は反撥するしか方法がないに決まっている。
自分のことしか考えていない実の母親より、判事と教育係のヤンの方がマロニーの将来を思っている。母親を愛しているマロニーが気の毒でならなかった。
父親を知らないマロニーが信頼を寄せるようになったヤンに“Jet'aime!”と言うシーンに胸を打たれる。大ラスの判事とマロニーのシーンはとても爽やかだった。

シネスイッチ銀座にて
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by margot2005 | 2016-09-04 21:31 | フランス | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from 象のロケット at 2016-10-26 16:53
タイトル : 太陽のめざめ
フランス・パリ。 2ヶ月学校へ行っていない6歳の少年マロニーは、母親と共に裁判所に呼び出され、女性判事フローランスから事情を聞かれることに。 …10年後、問題を起こしてばかりのマロニーを再び担当することになったフローランスは、彼を少年院ではなく更生施設へ送り、新しい教育係にヤンを選任する。 施設の指導員やヤンに励まされ、マロニーの表情も変わっていくが…。 青春ドラマ。 ≪愛とは、見捨てないこと。≫... more
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