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「ニュースの真相」

「Truth」 2015 オーストラリア/USA
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2004年9月のニューヨーク。CBSニュースのベテラン・プロデューサー、メアリー・メイプスは看板番組“60ミニッツII”で、再選を目指すジョージ・W・ブッシュ大統領の軍歴詐称疑惑という一大スクープを特集することに決める。マイク、ルーシー、ロジャーからなる取材チームの助けを借り、メアリーはとうとう疑惑の決定的な証拠を入手する。やがて“60ミニッツII”のアンカーマン、ダン・ラザーがスクープを語り、番組は大反響を呼ぶが“証拠は偽造ではないか?”という疑いを持たれてしまう...

メアリー・メイプスに「キャロル/2015」のケイト・ブランシェット。
ダン・ラザーに「大いなる陰謀/2007」「声をかくす人/2011:製作、監督」「オール・イズ・ロスト 最期の手紙/2013」のロバート・レッドフォード。
マイク・スミスに「バレンタインデー/2010」「顔のないスパイ/2011」「グリフィン家のウエディングノート/2013」のトファー・グレイス。
ルーシー・スコットに「噂のモーガン夫妻/2009」「オン・ザ・ロード/2012」のエリザベス・モス。
ロジャー・チャールズ中佐に「ザ・ワーズ 盗まれた人生/2012」「スマイル、アゲイン/2013」のデニス・クエイド。
CBS社長アンドリュー・ヘイワードに「華麗なる恋の舞台で/2004」「カポーティ/2005」「デジャヴ/2006」「アイム・ノット・ゼア/2007」「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命/2012」「デビルズ・ノット/2013」「パパが遺した物語/2015」のブルース・グリーンウッド。
CBSのジョッシュ・ハワードに「セイフ ヘイヴン/2013」のデヴィッド・ライオンズ。
同じくベッツィ・ウエストに「サマー~あの夏の記憶/2008」のレイチェル・ブレイク。
情報を提供するビル・バーケット中佐に「ブッシュ/2008」「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅/2013」のステイシー・キーチ。
内部調査委員会のローレンス・ランファーに「理想の恋人.com/2005」「幸せのポートレート/2005」「ゾディアック/2005」「イノセント・ガーデン/2013」「8月の家族たち/2013」のダーモット・マローニー。
メアリーの夫ロバートにコナー・バーク。
監督、脚本、製作は「ゾディアック/2006」「ホワイトハウス・ダウン/2013」の脚本家ジェームズ・ヴァンダービルト。

メアリーのスクープに対して“証拠は偽造だ!”と、保守派ブロガーが指摘してくる。他のTV局からも批判報道が相次ぎCBSは激しく非難され、メアリーは窮地に追い込まれる。やがてCBSの上層部が設置した内部調査委員会でメアリーは弁明を求められることになる。毅然とした態度のメアリーながら、メンバーの中にはブッシュ寄りの有力者も含まれており敗北を認めるしかなかった。

取材に対するメアリーの執念がスゴい。相手に何度断られても引き下がらず決して諦めない。スゴい女性だ。演じるケイト・ブランシェットはぴったりの役柄。女王を演じても、レズビアンを演じても、ジャーナリスト役でも様になるケイトは本当に素晴らしい女優。
伝説のアンカーマン役のレッドフォードもちょっとお年だけど貫禄たっぷり。

社会派ドラマが大好きなのと、ケイト・ブランシェットがお気に入り女優なのとで楽しみにしていた一作。ロバート・レッドフォードも出演しているし…。
“21世紀最大のメディア不祥事”って日本でも報道されて何となく聞いたことのある事件のような気もするが、深くは知らない。しかしドラマが進むにつれぐいぐいと引き込まれていった。ドラマは予想どうり見応えがあった。
「スポットライト 世紀のスクープ/2015」のジャーナリスト魂を思い起こす。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2016-08-19 00:27 | MINI THEATER | Trackback(3) | Comments(4)
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Tracked from セレンディピティ ダイアリー at 2016-08-19 17:01
タイトル : ニュースの真相
ケイト・ブランシェット&ロバート・レッドフォード共演、2004年のブッシュ大統領... more
Tracked from ここなつ映画レビュー at 2016-08-22 17:18
タイトル : 「ニュースの真相」
追い詰められる。ケイト・ブランシェット扮する報道ジャーナリスト、メアリー・メイプルが取材対象を追い詰め、メアリー・メイプルが為政者が発した力により追い詰められる。真実とは何か?ただそれを伝える使命を糧としているだけのはずなのに、生き様まで追い詰められていく。原題は「TRUTH」。だが、もしかしたら「COUREGE」でもいいかもしれない。「COUREGE」…それはベテランアンカーマン、ダン・ラザー(ロバート・レッドフォード)がいつも番組の最後に視聴者に送るメッセージ。「COUREGE」をもって全ての事...... more
Tracked from 水曜日のシネマ日記 at 2016-08-26 21:57
タイトル : 正直者が馬鹿を見る?『ニュースの真相』
2004年にアメリカを騒然とさせたスクープ報道が巻き起こした波紋の一部始終に迫る実録ドラマです。... more
Commented by セレンディピティ at 2016-08-19 17:19 x
こんにちは。
たしかに証拠としては不十分だったかもしれませんが
報道というのはこれほどの過ちも許されない厳しい世界なのか
と愕然としました。

序盤の自信にあふれる颯爽とした姿から、追い詰められだんだん憔悴していくまで...
今回のケイトの演技もすばらしかったですね。
Commented by margot2005 at 2016-08-20 23:00
> セレンディピティさん

こんばんは。
証拠としてあれでは不十分だったのでしょうか?
ブッシュの軍歴詐称は事実のようですが
ちょっとしたミスにジャーナリストたちは足をすくわれてしまったのでしょうね。
報道ってホント厳しい世界なんだと実感しました。
ケイトの次回作にまたまた期待したいです。
Commented by kogarinta at 2016-08-22 17:20
こんにちは。
ケイト・プランシェットは相変わらず凄かったです。彼女は ホント演技派ですよね~。
でも、個人的には調査委員会の内容がイマイチ腑に落ちず…あんなに頑張って事実確認をしたのに情状酌量も無しにクビ?って思ったら、ちょっと納得がいかなかったです。
Commented by margot2005 at 2016-08-23 23:25
> kogarintaさん
こんばんは。

ケイト・ブランシェットって、かつてカメレオン女優と呼ばれて
いたように記憶しているのですが、確かにどのようなキャラもOKですね。

>調査委員会の内容がイマイチ腑に落ちず…
これには私も同感です。
しかし大きな組織にはやはり勝てなかったのでしょうね。

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