2016年 07月 25日
「フラワーショー!」
アイルランドの大自然の真っただ中で育ったメアリーはせっせとガーデンデザインを描きため、友人イヴの後押しもあり、ある日、ロンドンのガーデンデザイナー、シャーロットの家のドアをたたく。メアリーの描いたデザイン画を気に入ったシャーロットは彼女を弟子にしてこき使い、おまけにメアリーのデザインを盗んで自分のものとして発表した後メアリーをお払い箱にしてしまう...
メアリー・レイノルズにエマ・グリーンウェル。
クリスティに「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~/2013」のトム・ヒューズ。
シャーロットにクリスティーン・マルツァーノ。
メアリーの友人イヴにローナ・クイン。
王立園芸協会のナイジェル・ホッグに「ワン チャンス/2013」「グランドフィナーレ/2015」のアレックス・マックイーン。
ホッグの秘書マリゴールドにジャニー・ディー。
監督、脚本はヴィヴィアンヌ・ドゥ・クルシ。
大自然の中で育ったメアリーは、フラワーショーに出品する作品をあえて野草とサンザシの木だけを使った庭に決める。しかしフラワーショーに出品するには莫大な金がかかりスポンサーを探さなければならない。そして庭作りを手伝ってくれる職人もいる。そこでメアリーはシャーロットの家で出くわしたクリスティに頼みこむことに...彼は植物学者だった。
植物は大好きなのでとても見たかった一作。想像どうりアイルランドの景色が素晴らしく美しかった!
ヒロイン、メアリーのモデルとなった女性はチェルシー・フラワーショーのショー・ガーデン部門に初エントリーし、アイルランド人として初めて金賞を受賞。後にロンドン、キューガーデンの野生庭園の設計を手がけ、“世界で最も偉大なランドスケープ・デザイナー10人”に選ばれた。
メアリーが弟子入りするガーデンデザイナー、シャーロットは実在の人物ではなく物語にメリハリを付けるために取り入れられた模様。メアリーをフォローする植物学者クリスティは実在の人物。でも実際の二人は結ばれなかったらしい。何はともあれドラマはとてもとてもロマンティックに描いている。
以前BS番組でチェルシー・フラワーショーを見たことがある。そしてチェルシー・フラワーショーに行ってみたい!と思った事もあって...でも結局見れたのはチェルシーではなくてハンプトンコート・フラワーショー(2004年7月)。こちらも世界的に有名なフラワーショー。しかし残念なことに買ったばかりのデジカメを盗まれて写真は一枚もない。フラワーショーの後に行ったコッツウオルズと湖水地方の写真のみ。でも頭の中にはその美しい映像が残っている。どうにもならないのに“カメラはあきらめるからメモリーカードだけ何とか見つけて!”と協会の関係者に騒ぎ立てたことを思い出した。
ヒューマントラストシネマ有楽町にて
庭造りの話が中心かと思っていたら、意外やエチオピアのパートが長かったですね。
でも人間が自然を手助けする...という意味においては
両者は根っこの部分ではつながっているのかな?と思いました。
margotさんはハンプトンコート・フラワーショーを見に行かれたことがあるのですね。
カメラが盗まれたなんて残念! でもかえって記憶に刻み込まれたかもしれませんね。^^
こんにちは。
そうエチオピアのシーン意外に多かったですね。クリスティを語るにはエチオピアのシーンが必要だったと思います。
>人間が自然を手助け...
それって素敵ですね。両者はつながっていると感じます。
さてハンプトンコート・フラワーショーはとても美しかったです。
夫が自分のnikonで数枚写真を撮ったと思い出しました。現像してあるようなので探してみようと思います。
セレンディピティさん思い出させてくれてありがとう。