イタリア映画祭2016...「暗黒街」

「Suburra」2015 イタリア/フランス
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政治家、ギャング、聖職者が複雑に絡み合い、金と欲望に生きる男たちの1週間を描いた壮絶なる暗黒街のスリラー・ドラマ。

フィリッポ・マルグラーディに「家の鍵/2004」「題名のない子守唄/2006」「対角に土星/2007」「セントアンナの奇跡/2008」「天使と悪魔/2009」「気楽な人生/2011」のピエルフランチェスコ・ファヴィーノ。
セバスティアーノに「ナポレオンの愛人/2006」「NINE/2009」「我らの生活/2010」「家の主たち/2012」「無用のエルネスト/2013」「レオパルディ/2014」のエリオ・ジェルマーノ。
ナンバー8にアレッサンドロ・ボルギ。
サムライに「王妃マルゴ/1994」のクラウディオ・アメンドラ。
ナンバー8の恋人ヴィオラにグレタ・スカラーノ。
娼婦サブリーナにジュリア・エレットラ・ゴリエッティ。
マンフレディ・アナクレッティに「ブルーノのしあわせガイド/2011」のアダーモ・ディオニージ。
ベルシェー枢機卿に「ベティ・ブルー/愛と激情の日々/1986」「ニキータ/1990」「王妃マルゴ/1994」「ラクダと針の穴/2003」のジャン=ユーグ・アングラード。
監督、原案、脚本はステファノ・ソッリマ。

原タイトルの「Suburra」とは“古代ローマ時代、売春宿や居酒屋が立ち並び、政治家とゴロツキなど異なる世界の住人が密かに接触した地区の名称”だそう。原タイトルは正にドラマにぴったり!

ドラマは2011年11月5日から12日にかけての1週間を描いており、11月12日にイタリア共和国第60代首相シルヴィオ・ベルルスコーニが辞任する。
過去に日本でもその数々の醜聞が報道されたイタリアの元首相シルヴィオ・ベルルスコーニと、政治家フィリッポ・マルグラーディが被って見える。

ローマ郊外のオスティアを牛耳るナンバー8は“ウオーターフロント計画”と呼ばれる再開発のため、暴力をもって地上げを進めている。一方で議会で再開発計画を推進するマルグラーディはローマの暗黒街を牛耳るサムライと強く結びついている。
ある夜、マルグラーディがホテルに二人の娼婦を連れ込みドラッグとセックスに溺れる最中、一人の若い娼婦がドラッグ中毒で死んでしまう。彼女はまだ17歳だった。あせったマルグラーディは事件をもみ消そうと事を起こす。やがてマルグラーディが犯した罪からナンバー8とロマ(ジプシー)のアナクレッティ一家との抗争が勃発する。

ハリウッド大作にも出演するピエルフランチェスコ・ファヴィーノが、貫禄たっぷりにワル役を演じる一方で、ちょっとキュートなエリオ・ジェルマーノが情けないキャラにぴったり。でも怒りに怒ったラストは痛快だった。
ベルシェー枢機卿を演じるフランス人俳優ジャン=ユーグ・アングラードの老けぶりに驚き。見ていて誰だか全くわからなかった。
スキンヘッドにタトゥでひげ面のアレッサンドロ・ボルギの素顔は超イケメン。実際の彼は髪の毛ありそう。

ドラマのロケーションで、ライトアップされたサンピエトロ寺院や、テヴェレ川にかかる橋の奥に浮かび上がるサンタンジェロ城。そして大統領官邸前広場や、華やかなローマの街が映し出されたロケーションには大満足だったが、この映画ホントにスゴい!強烈なストーリーだった。

有楽町朝日ホールにて
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by margot2005 | 2016-05-09 00:32 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)
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