「最高の花婿」

「Qu'est-ce qu'on a fait au Bon Dieu?」…aka「Serial (Bad) Weddings」2014 フランス
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ロワール地方のシノンに暮すクロードとマリーのヴェルヌイユ夫妻は敬虔なカトリック教徒。夫妻の3人の娘の夫はそれぞれユダヤ人、アラブ人、中国人と様々な人種でもちろん異教徒。夫妻は残る末娘だけはカトリック教徒と結婚して欲しいと願っていた...

クロードに「おかしなおかしな訪問者/1992」「ビジター/1998」「ミッション・クレオパトラ/2002」のクリスチャン・クラヴィエ。
マリーに「愛しき人生のつくりかた/2015」のシャンタル・ロビー。
長女の夫ラシッド・ベナセムに「友よ、さらばと言おう/2014」のメディ・サドゥン。
次女の夫ダヴィド・ヴェニシュにアリ・アビタン。
三女の夫シャオ・リンにフレデリック・チョー。
四女の恋人シャルル・コフィにヌーム・ディアワラ。
長女イザベルにフレデリック・ベル。
次女オディルにジュリア・ピアトン。
三女セゴレーヌに「最強のふたり/2011」のエミリー・カン。
四女ロールにエロディ・フォンタン。
シャルルの父アンドレ・コフィにパスカル・ンゾンジ。
母マドレーヌに「最強のふたり」のサリマタ・カマテ。
妹ヴィヴィアンにタチアナ・ロホ。
監督、脚本はフィリップ・ドゥ・ショーヴロン。

本作はフランス映画祭2015で「ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲」のタイトルで公開され、本国フランスでも大ヒットを飛ばしたコメディ・ドラマ。

クロードとマリー夫妻の願いも虚しく末娘の恋人はカトリックながらコートジボワール出身の黒人青年だった。
イスラエルや宗教や移民問題については語らない。中国人の悪口を言ったりハラルや割礼を非難してはならない…とタブーずくめのヴェルヌイユ家。しかしひとたび娘たちが夫を連れて集まると差別発言が飛び交い収拾がつかなくなる。
母親のマリーはそんな状況にうんざりで精神科医に助けを求める。父親のクロードも差別をしているわけではないが移民の婿たちが悩みのたね。そんな中、アフリカ、コートジボワールに住む、末娘のフィアンセの父親がフランス人嫌いと判明する。

最近公開されるフランス映画はどれもこれも面白くない。本作を見て今年初めて見て良かったと思った一作。丁々発止でやり合う婿たちも然ることながら、クロードとシャルルの父アンドレの絡みは最高。コメディ俳優?クリスチャン・クラヴィエの存在は大きい。そしてドラマは見え見えのハッピー・エンデイングだけど、久々でシアターで大笑いした。
アフリカン・ダンスでエンディングを迎えるのはフランス映画らしくなくてとても新鮮で奇抜でトレビアン!だった。

フランスってアフリカ系はもちろんのことアルジェリア(アラブ人)移民が多いし、世界の至る所にいる中国人とユダヤ人も当然いっぱいいるし、移民である人々との結婚てごく普通のことのようにも思える。このドラマのような家族がいるかも知れない??
“娘が4人で良かった。あと一人いたら次の相手はロマ(ジプシー)だね。”と、あの発言はかなり差別的だったけど…。

恵比寿ガーデンシネマにて
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by margot2005 | 2016-04-19 00:13 | フランス | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from 象のロケット at 2016-04-23 02:06
タイトル : 最高の花婿
フランス、ロワール地方に暮らす夫クロードと妻マリーのヴェルヌイユ夫妻は、4人の娘を持つ敬虔なカトリック教徒。 しかし、長女はアラブ人、次女はユダヤ人、三女は中国人と、娘たちは相次いで異教徒の外国人と結婚してしまう。 ある日、四女がカトリック教徒と結婚すると聞いた夫妻は大喜びするが、やって来たのはコートジボワール生まれの黒人青年だった…! ハートフル・コメディ。 ≪君が家族に加われば虹色になる≫... more
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