「アクトレス ~女たちの舞台~」

「Clouds of Sils Maria」2014 フランス/ドイツ/スイス
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ヴァレンティンはチューリッヒに向かう特急列車の中で常に携帯電話で話している。彼女は大女優マリア・エンダースの個人秘書でマリアのスケジュール調整におおわらわなのだ。マリアは自分を発掘してくれた劇作家、ヴィルヘルム・メルヒオールの代わりに、彼の功績を称える賞を受け取るためチューリッヒに向かっている。ヴァレンティンは私生活においてもマリアを助けなくてはならない存在。そんな折、ヴィルヘルム・メルヒオールが71歳で亡くなったとの知らせが入る...

マリア・エンダースに「おやすみなさいを言いたくて/2013」のジュリエット・ビノシュ。
ヴァレンティンに「イン・トゥ・ザ・ワイルド/2007」「ニュームーン/トワイライト・サーガ/2009」「スノーホワイト/2012」「オン・ザ・ロード/2012」「アリスのままで/2014」のクリステン・スチュワート。
ジョアン・エリスに「キック・アス/2010」「キャリー/2013」のクロエ・グレース・モレッツ。
演出家クラウスに「HELL/2011」のラース・アイディンガー。
俳優ヘンリク・ヴァルトにハンス・ツィジシュラー。
ジョアンのボーイフレンド、クリストファーに「ブルックリンの恋人たち/2014」のジョニー・フリン。
監督、脚本は「クリーン/2004」「パリ、ジュテーム/2006」「夏時間の庭/2008」のオリヴィエ・アサヤス。

大女優マリア・エンダースを演じるジュリエット・ビノシュの貫禄に圧倒される。メイクをしてシャネルのドレスを纏いウイッグをつけた時と、ノーメイクにTシャツにパンツ姿のマリア。女優の大変身ぶりをジュリエットが見せてくれる。
マリア役のジュリエット・ビノシュはもちろんながら、彼女の個人秘書ヴァレンティン役のクリステン・スチュワートがとても良かった。貫禄のジュリエット・ビノシュに抵抗するかのようにナイスだ。

ドラマの中で“マローヤのヘビ”の舞台台本を読み合うシーンは、ヘレナ対シグリッドなのだけど、一瞬、マリア対ヴァレンティンに見え奇妙な錯覚を覚えることしばしばだった。あの二人のシーンは素晴らしい展開だった。
スキャンダルまみれでパパラッチに追いかけ回されるハリウッド女優ジョアン・エリス。演じるクロエ・グレース・モレッツは本人そのまんまのイメージで中々素敵なキャスティング。
クリステン・スチュワートのセザール賞助演女優賞受賞も納得の演技。“トワイライト”シリーズの彼女が飛んでしまっている。

若い頃憧れた俳優ヘンリク・ヴァルトと、今や大女優となったマリア…かつては誘惑されることに喜びを覚えたマリアが、ヘンリクに辟易している。二人の出会いと会話が面白い。
映画の中でクロエ・グレース・モレッツとジョニー・フリンのサプライズなカップルが楽しめる。ジョニー・フリンの出番が少なくて残念だったけど...。
そして何といってもラスト大自然の中“マローヤのヘビ”と呼ばれる気象現象(雲の流れ)が素晴らしく美しい!

シネマカリテにて
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by margot2005 | 2015-11-11 00:17 | フランス | Trackback(5) | Comments(2)
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Commented by セレンディピティ at 2015-11-12 12:21 x
こんにちは。
ジュリエット・ビノシュはさすがの貫禄の演技でしたが
クリステン・スチュワートがとてもよかったですね。
あの2人のセリフの読み合わせには、鬼気迫るものを感じました。
華やかな芸能の世界の裏側を垣間見ることができたのも楽しかったです。
マローヤの蛇には圧倒されました。@@
Commented by margot2005 at 2015-11-16 21:28
セレンディピティさん、こんばんは。
出演者が皆素晴らしかったですね。
ドキュメンタリーのような展開でもあり
大女優の裏の姿を見ている気分になりました。
圧倒される“マローヤの蛇”一度見てみたいです。
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