「ヴェルサイユの宮廷庭師」

「A Little Chaos」2014 UK
a0051234_20434873.jpg

1682年、フランス。田園地帯に一人で住むサビーヌ・ド・バラは造園家という仕事に誇りを持ち日々精進している。そんなある日、1通の書状が届く。それはルイ14世がパリのルーヴルに代わってヴェルサイユに新しい王宮を置き、自らが望む最高の庭園を造るため、民間の造園家にも参加を募るというものだった。王の庭園建設の責任者はアンドレ・ル・ノートル。サビーヌは面接のためル・ノートルの家へ向かう…

サビーヌ・ド・バラに「とらわれて夏/2013」のケイト・ウィンスレット。
アンドレ・ル・ノートルに「ロフト/2008」「闇を生きる男/2011」「君と歩く世界/2012」「マイ・ブラザー 哀しみの銃弾/2013」のマティアス・スーナールツ。
フィリップ1世、オルレアン公に「プラダを着た悪魔/2006」「ジュリー&ジュリア/2009」「モネ・ゲーム/2012」のスタンリー・トゥッチ。
マダム・ル・ノートルに「Jの悲劇/2004」「カサノバ/2005」「クィーン/2006」「007 スカイフォール/2012」のヘレン・マックロリー。
現場監督ティエリー・デュラスに「フェイス/1997」「プルートで朝食を/2005」「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密/2014」のスティーヴン・ウォディントン。
モンテスパン侯爵夫人に「高慢と偏見/1995」「抱擁/2002」「英国王のスピーチ/2010」「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ/2015」のジェニファー・イーリー。
監督、脚本、出演(ルイ14世)は「大統領の執事の涙/2013」「モネ・ゲーム/2012」「暮れ逢い/2013」のアラン・リックマン。

英国俳優アラン・リックマンと言えばブルース・ウイリスの「ダイハード/1988」のテロリスト役で有名。21世紀になってからは“ハリーポッター・シリーズ”で再び有名になった。本作はとても美しい映画でアラン・リックマンの隠れた感性を知った。彼の前監督作「ウィンター・ゲスト/1997」は残念ながら見ていない。是非見てみたいものだ。

ベルギー人俳優のマティアス・スーナールツ大好きなので楽しみにしていた一作。そういえば古典ものの彼を見たのは初めて。造園家アンドレ・ル・ノートルが似合っている。
アンドレ・ル・ノートルの名前を冠した薔薇がある。ドラマの中にそのピンクの薔薇とそっくりな一輪が登場し、サビーヌから王へ贈られるシーンはとても粋な計らいだ。
本作のテーマとなる“ロカイユの木立/舞踏の間”はヴェルサイユ宮殿で見たけれど、水が流れていないと雰囲気はゼロ。何か催しのある時には現在でも使っているのかと思う。

舞台はフランスながらロケ地は英国。1680年代と同じ景色が現存するなんてさすが英国かと感嘆する。
“ほんの少しの無秩序”という原タイトルがドラマの中で語られる。
女性の地位が全く確率されていなかった時代に、男たちと渡り合うサビーヌが逞しい。演じるケイト・ウィンスレットはナイスキャスティング。
美しいものを探求するサビーヌとル・ノートル...しかし二人は愛を失った者同志。美しい田園風景をバックに描かれる二人の出会いが中々素敵に描かれている。

角川シネマ有楽町にて
a0051234_20434059.jpg

[PR]
by margot2005 | 2015-10-22 00:20 | UK | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://margot2005.exblog.jp/tb/21761991
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 「マイ・インターン」 「パパが遺した物語」 >>