「わたしに会うまでの1600キロ」

「Wild」 2014 USA
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“アメリカ西海岸を南北に縦断する過酷な自然歩道パシフィック・クレスト・トレイル(PCT)にたった一人で挑み、3ヵ月間で1600kmを踏破した実在の女性シェリル・ストレイドの冒険物語。”

シェリルに「恋人たちのパレード/2011」「デビルズ・ノット/2013」「グッド・ライ~いちばん優しい嘘~/2014」のリース・ウィザースプーン。
ボビーに「夫以外の選択肢/2004」 「ザ・マスター/2012」「きっと、星のせいじゃない/2014」のローラ・ダーン。
ポールにトーマス・サドスキー。
リーフにキーン・マクレイ。
シェリルの友人エイミーに「ボルケーノ/1997」「ロシアン・ルーレット/2010」のギャビー・ホフマン。
グレッグに「ダラス・バイヤーズ・クラブ/2013」のケヴィン・ランキン。
フランクに「セッションズ/2012」のW・アール・ブラウン。
ジョナサンに「フィレーネのキライなこと/2003」のミキール・ハースマン。
監督は「ヴィクトリア女王 世紀の愛/2009」「カフェ・ド・フロール/2011」「ダラス・バイヤーズ・クラブ/2013」のジャン・マルク・ヴァレ。

映画を見てまず思い出したのは「イントゥ・ザ・ワイルド/2007」。映画を見た後製作者の一人は「イントゥ・ザ・ワイルド」の製作者で「ラブ&マーシー 終わらないメロディー/2014」のビル・ポーラッドと知った。本作は女性一人の大冒険ドラマで、同じく実話である。
たった一人で過酷な大自然に挑戦したシェリルにはどのような過去があったのだろうか?それらはフラッシュバックとなってドラマの中に映しだされる。

ボビーの夫は飲んだくれで暴力的。子供を連れ家を出た彼女はシングルマザーとなってもいつも明るさを絶やさずシェリルとリーフにとっては素晴らしい母親だった。そんなボビーが46歳の若さで亡くなってしまう。

最愛の母親の死を受け入れることができず、優しい夫ポールがいるにも関わらず手当り次第にsexをしドラッグに溺れる日々。やがてポールと離婚したシェリルは自分探しの旅に出る決意をする。
自分探しの旅に出る...というのはとても良く理解出来る。一人旅なら尚更自分を見つめる事もできるし、しかしこの女性はなんと過酷な旅を選んだのだろう?山歩きの経験もないのに...おまけに歩く前から後悔しているように見えたし、でも人生のどん底にいたシェリルにとって、どうしてもやらねばならないことだったに違いない。

9/1の映画サービスディにシアターに行ったら満員で断られた。で、別の日に..まぁまぁの入りだった。
どこかのレビューにリース・ウィザースプーンってそれほど魅力を感じない女優…と書いている。というのも“キューティ・ブロンド”のリースからイメージが抜けないからかも知れない。オスカー主演女優賞をゲットした「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道/2005」は確かに素晴らしかったけど…。そして「グッド・ライ~いちばん優しい嘘」同様本作のリースも中々素敵だ。製作にも参加している。

オープニングとラストに流れるサイモンとガーファンクルの“El Condor Pasa (コンドルは飛んで行く)”がナイス。同じくS&Gの“Homeward Bound(早く家に帰りたい)”も流れ、この曲はヒロインの心境を現しているようでニクい。
ポスターにあるエイブラハム・リンカーンの“決して後ろを振り返らない...”がシェリルの心境を語っている様子。
シェリルが一人奮闘している中、道中で出会うグレッグ、フランク、ジョナサンたちとのエピソードをさりげなく挿み良い感じ。
旅のゴールであるオレゴン州の“神の橋”が見えた時のシェリルの爽やかな顔が素敵だ。映画のラストは感動を与えてくれる。
相変わらず邦題がダサ過ぎる。「Wild」クールなんだけど。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2015-09-13 23:07 | MINI THEATER | Trackback(5) | Comments(2)
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Commented by セレンディピティ at 2015-09-16 08:07 x
こんにちは。
私は初日の1回目に見に行ったのですが、やはり満席でした。
やはり女性たちが多かったかな?

どうしてまた女ひとりでロングトレイルに...と思いましたが
彼女はあの時失うものが何もなかったので、危険を顧みずにチャレンジできたのかな?と思いました。
自然や野生動物も怖いですが、一番怖いのは人間かもしれませんね。
さりげないラストもよかったです。
Commented by margot2005 at 2015-09-17 19:42
セレンディピティこんばんは。
本作評判なんですね。最近見るミニシアター映画はどれもこれも混んでいるんです。
そういえばネットでの宣伝も良く目にします。

さてリース頑張ってましたね。
>彼女はあの時失うものが何もなかったので...
そうわたしもそう思いました。怖いものなしの状態だったのでしょうね。
野生動物も怖いですが、確かに人間が一番恐ろしいかもですね?
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