「イマジン」

「Imagine」2012 ポーランド/ポルトガル/フランス/UK
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リスボンの港町にある視覚障害者のための診療所に、ある日一人の男が教師としてやって来る。イアンと名のる彼は全盲にも関わらず杖を使わないで健常者のように歩くことができる。それは音の反響を受け止めることによって周囲の状況を知る“反響定位”というもの。イアンは子供たちに“反響定位”を教えるインストラクターとしてやって来たのだ。しかし危険も伴うこの方法に診療所のドクターは懸念を募らせて行く…

イアンに「もうひとりのシェイクスピア/2011」のエドワード・ホッグ。
エヴァに「愛を読むひと/2008」「セントアンナの奇跡/2008」「バーダー・マインホフ 理想の果てに/2008」「フェアウェル/哀しみのスパイ/2009」「最終目的地/2009」のアレクサンドラ・マリア・ララ。
セラーノに「プリンセス・アンド・ウォリアー/2000」「パリ、ジュテーム/2006」のメルキオール・ドルエ。
ドクターにフランシス・フラパ。
監督、脚本、製作はアンジェイ・ヤキモフスキ。

授業を受けるのは様々な人種の子供たちや10代の若者たち。イアンの型破りな授業に戸惑いながらも夢中になっていく生徒たち。一方で外国からやって来た女性エヴァは、杖をついて歩くことが嫌で自室にこもりきり。しかしイアンに興味を抱いた彼女は自室から出るようになり授業にも参加し始める。やがてエヴァはイアンのように杖なしで歩いてみたいと思い始める。診療所からイアンと共に外に出たエヴァは、路面電車やバイクが行き交う音、そして人々の足音、木々のざわめきに聞き耳をたてながら街の空気を満喫する。
そばに寄り添うイアンは目が不自由なのにまるで見えるかのように“近くには港があり大型客船が出入りしているはず。”とエヴァに語る。
イアンとエヴァのほのかな恋は成就するのだろうか?スクリーンいっぱいに映る大型客船と路面電車のラストがとても美しく晴れ晴れしい。

リスボンの街で撮影された本作は目の不自由な人に勇気を与える素晴らしいドラマで、イアンがセラーノに海を見せる(感じさせる)シーンは感動を覚える。

イアン役のエドワード・ホッグは見えないようにして特訓を重ねたそうだが、スクリーンの中でホントに目の不自由な人のように見えて驚きつつ感心した。
監督はポーランド人で、主演のエドワード・ホッグは英国人。アレクサンドラ・マリア・ララはルーマニア出身のドイツ人で、子供たちの中にフランス人や、英国人も混ざるとってもInternationalな映画のロケ地はポルトガルのリスボン。

シアター・イメージフォーラムにて
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by margot2005 | 2015-05-15 00:23 | ヨーロッパ | Trackback | Comments(0)
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