イタリア映画祭2015...「僕たちの大地」

「La nostra terra」2014 イタリア
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反マフィア団体で働くフィリッポは、獄中のマフィアのボス、ニコラ・サンソーネから国が押収した農地で、有機農業の共同組合を立ち上げようとする。農地はニコラの父親が農民から奪い取った土地だった。その地でフィリッポは元地主の息子コジモと出会う。コジモはサンソーネ家の小作人として働いていたが、押収後も無許可で野菜や果物を作り続けていた。やがてフィリッポは紆余曲折を経て共同組合の立ち上げに成功する。メンバーは農夫のコジモ意外、教師、エコロジスト、デザイナーと皆農業未経験者ばかり。その中にはゲイのカップルと車椅子の障害者も含まれていた…

フィルッポに「最後のキス/2001」「ぜんぶ、フィデルのせい/2006」「対角に土星/2007」「娘と狼/2007」「気楽な人生/2011」「錆び/2011」「はじまりは五つ星ホテルから/2013」のステファノ・アルコッシ。
コジモに「イタリア的、恋愛マニュアル/2005」「無用のエルネスト/2013」のセルジオ・ルビーニ。
ロッサーナにマリア・ロザリア・ルッソ。
アッズーラに「グレート・ビューティー/追憶のローマ/2013」のイアイア・フォルテ。
ニコラ・サンソーネに「孤独な天使たち/2012」のトンマーゾ・ラーニョ。
監督は「人生、ここにあり!/2008」のジュリオ・マンフレドニア。

悪戦苦闘の末有機トマトの栽培にこぎつけ収穫の時がくる。しかし買い手がつかない上、自宅軟禁の判決を受けたニコラが自宅へ戻ってくる。ニコラはフィリッポたちを追い出すため妨害作戦を開始し、とうとう農場に火を放つのだった。しかし全て灰となってしまった農場を再建するため再びフィリッポは立ち上がる。

フィリップはとても神経質な人間。上司の命令でいやいややって来たこの地で、やや戸惑いながらも必死で“僕たちの大地”を守ろうと、マフィアと戦うメンバーたちをサポートする姿が清々しい。演じるステファノ・アルコッシも適役。
大笑いするほどってこともないけど、あらゆる所にイタリアン・ジョークを交えて進行するドラマは見応えがある。
ステファノ・アルコッシはお気に入りイタリア人俳優。本作を観る気になったのはアルコッシ主演作に他ならない。

少女の頃からこの地に住むロッサーナとフィリッポのちょっと気になる関係や、盆栽作りが趣味のアッズーラがトマト栽培に生き甲斐を見つける...といったエピソードも微笑ましい。

マフィア(犯罪組織)から押収した膨大な土地がイタリア中にあり、これらを社会的目的のため再利用されるよう定める法案が1996年に制定されたとエンディングで説明される。

今年は6作品鑑賞。どの作品も良くて大満足なイタリア映画祭2015だった。
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by margot2005 | 2015-05-08 00:06 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)
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