イタリア映画祭2015...「レオパルディ」

「Il giovane favoloso」…aka「Leopardi」2014 イタリア
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1789年、レオパルディ伯爵の長男としてイタリア中部の小さな町レカナーティに生まれたジャコモは膨大なる蔵書に囲まれた屋敷で、弟カルロ、妹パオリーナとともに育てられる。やがて厳格な父親に古典教育を叩き込まれ詩の才能を開花させる。文学者ピエトロ・ジョルダーニに手紙を送り自由への憧れを抱いていたが病弱なジャコモは家を離れることができない。10年後ようやく故郷を離れたジャコモはフィレンツェで、ナポリ出身の政治亡命者で生涯の友となるアントニオ・ラニエリと出会い共同生活を始める…

ジャコモ・レオパルディに「ナポレオンの愛人/2006」「NINE/2009」「我らの生活/2010」「家の主たち/2012」「無用のエルネスト/2013」のエリオ・ジェルマーノ。
アントニオ・ラニエリに「眠れる美女/2011」のミケーレ・リオンディーノ。
レオパルディ伯爵に「イル・ディーヴォ -魔王と呼ばれた男-/2008」「グレート・ビューティー/追憶のローマ/2013」のマッシモ・ポポリツィオ。
ファニー・タルジョーニ・トッツェッティに「そして、デブノーの森へ/2004」「シャネル&ストラヴィンスキー/2009」「ゲンズブールと女たち/2010」「ジェラシー/2013」のアナ・ムグラリス。
ピエトロ・ジョルダーニに「心の中の獣/2005」のヴァレリオ・ビナスコ。
パオリーナ・ラニエリに「新世界:Golden Door/2006」のフェデリカ・デ・コーラ。
レオパルディ伯爵夫人アデライデにラファエッラ・ジョルダーノ。
カルロ・レオパルディにエドアルド・ナトリ。
パオリーナ・レオパルディに「見わたすかぎり人生/2008」「初任地にて/2010」「我らの生活/2010」「幸せの椅子/2014」のイザベラ・ラゴネーゼ。
監督は「われわれは信じていた/2010」のマリオ・マルトーネ。

アントニオは脊椎の病と弱視に苦しめられた上、文壇からも孤立したジャコモを終始支え続けた。アントニオの妹パオリーナもジャコモの面倒をみたという。
ジャコモはフィレンツェで美しい年上の貴族夫人ファニーに恋をしたが、彼女の心はアントニオにあり、生涯を通じて成就する恋はなかった。
ナポリで48歳で亡くなったジャコモ・レオパルディはイタリア、ロマン主義を代表する詩人であり思想家だそう。
とても重厚なドラマの主人公レオパルディを全く知らないのでドラマに入っていくのは少々難しかった気がする。

ロケされたレカナーティの町が19世紀始めに戻ったようで素晴らしい。他に美しいトスカーナ地方の田園地帯やフィレンツェ、そしてナポリの景色もドラマを盛り上げている。
アントニオが病に苦しむジャコモのため転地療養を勧めヴェズーヴィオ山を見上げる村に引っ越す。そして1822年に噴煙を上げたヴェズーヴィオ山の姿もスクリーンに映し出される。
ジャコモ・レオパルディを演じるエリオ・ジェルマーノが大熱演。UK映画「博士と彼女のセオリー/2014」のスティーヴン・ホーキング役のエディ・レッドメインを思い起こした。
アントニオ・ラニエリ役のミケーレ・リオンディーノは「眠れる美女」では眼鏡だったが、本作ではヒゲがとても似合うイケメン俳優。

有楽町朝日ホールにて
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by margot2005 | 2015-05-07 00:43 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)
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