イタリア映画祭2015...「幸せの椅子」

「La sedia della felicità」2013 イタリア
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ヴェネツィア近郊の海辺の町でエステサロンを経営するブルーナは借金地獄の日々。ある日、刑務所で定期的にネイルケアをする女囚ノルマが亡くなる。著名なる窃盗犯の母親であるノルマの最期の言葉は…“自宅の居間にある椅子の一つに宝石を隠してある。”というものだった。早速ノルマの屋敷に潜入するが、森から現れたイノシシに追いつめられ窮地に陥る。友人に電話をかけてもつながらず、ブルーナは仕方なくサロンの真向かいでタトゥの店を経営するディーノに電話で助けを求める...
ディーノに「ナポレオンの愛人/2006」「錆び/2011」「司令官とコウノトリ/2010」「家の主たち/2012」「自由に乾杯!/2013」のヴァレリオ・マスタンドレア。
ブルーナに「見わたすかぎり人生/2008」「初任地にて/2010」「我らの生活/2010」のイザベラ・ラゴネーゼ。
ヴァイネル神父に「愛と欲望 ミラノの霧の中で/2006」「まなざしの長さをはかって/2007」「人生、ここにあり!/2008」「司令官とコウノトリ/2012」のジュゼッペ・バッティストン。
TVに出演する美術商役で「もうひとつの世界/1999」「カイマーノ/2006」「ジョヴァンナのパパ(ボローニャの夕暮れ)/2008」「恋するローマ 元カレ/元カノ/2009」のシルヴィオ・オルランドが友情出演している。
監督は「まなざしの長さをはかって/2007」「ラ・パッショーネ/2010」のカルロ・マッツァクラティ。

ノルマの屋敷にあるはずの椅子…しかしそれはどこを探してもない。一方で、刑務所でノルマを看取ったヴァイネル神父も椅子探しを企んでいた。全部で8脚ある椅子は裁判所の入札にかけられ行方がわからなくなっていたのだ。
離婚後の養育費の支払いに悩まされるディーノも一攫千金狙いで椅子探しに参加。
右往左往するブルーナ、ディーノ、ヴァイネル神父の3人の姿がばかばかしいほど滑稽ながら、あのようなシチュエイションになったらやはり誰もがやるかも?と思ったりした。

ヴェネツィア、ポー川、オーストリア国境近くのトレンティーノなどで撮影された景色が美しい。
こちらはカルロ・マッツァクラティのとっても素敵で、ちょっと切ないロマンティック・サスペンスな作品「まなざしの長さをはかって」とは全く違った趣のコメディ。今年の映画祭では3本続けてコメディを観たが本作も中々面白かった。

有楽町朝日ホールにて
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by margot2005 | 2015-05-05 00:13 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)
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