「グッド・ライ~いちばん優しい嘘~」

「The Good Lie」2014 ケニア/インド/USA
a0051234_21495249.jpg
a0051234_21493063.jpg
a0051234_21491944.jpg
a0051234_21491145.jpg

“誰かのやさしい嘘で、今日も世界は救われる。”

キャリーに「恋人たちのパレード/2011」「デビルズ・ノット/2013」のリース・ウィザースプーン。
マメールにアーノルド・オーチェン。
ジェレマイアにゲール・ドゥエイニー。
ポールにエマニュエル・ジャル。
アビタルにクース・ウィール。
キャリーの友人ジャックに「ミッドナイト・イン・パリ/2011」「ボーン・レガシー/2012」のコリー・ストール。
監督は「ぼくたちのムッシュ・ラザール/2011」のフィリップ・ファラルドー。

ドラマは1983年に始まったスーダンの内戦で親を殺され、家を奪われた後生き残った子供たちが、ケニアの難民キャンプをめざす過酷な旅で始まる。そしてとうとう2000年にアメリカとスーダンが協力し抽選で選ばれた者がアメリカ移民を獲得する。彼らは“ロストボーイズ”と呼ばれた。

キャリーはロストボーイズのマメール、ジェレマイア、ポールに仕事を斡旋するカンザスシティの職員。突然面倒をみるハメになったキャリー...言葉は理解出来るが、電話を見るのも初めての彼らに唖然とし、いらつきながらも次第に心を通わせて行く。

就職先も決まり3人の生活も落ち着いたかに見えたが、いくら働いても誰にも相手にされない不満からポールはヤケになる。おまけにアメリカ入国の際、家族でありながら、異性とは一緒に住めないとのルールでアビタルと引き離された3人は彼女が気がかりでならない。やがてそのような彼らの心情を汲み取ったキャリーは行動を起こす。
人に無関心で生きてきたキャリーは、互いを思いやって生きるロストボーイズの姿に心を揺さぶられたのだろうか?

ゲール・ドゥエイニーとエマニュエル・ジャルは実際にスーダン難民。
スーダン難民キャンプはフランス他合作映画の「約束の旅路/2005」でも描かれていたのを思い出す。

2001年に起こったアメリカ同時多発テロによりケニアの難民キャンプからアメリカへの移民は中止となった。少年時代の10数年間を難民キャンプで過ごし、アメリカへの移民で未来が開けたマメールたち…ドラマはフィクションのようだけど、彼らはとてもラッキーだったに違いない。
ラスト近く、マメールは祖国で生き別れとなった兄テオが気がかりでケニアのナイロビ行きを決心する。そして難民キャンプでテオと再会する。その後マメールの取った行動はとても感動的だった。

異国の文化に戸惑うロストボーイズと、これぞアメリカ人女性といった感じのキャリーとのギャップが実に面白く、ちょっと感動する佳作。
リース・ウィザースプーンを念頭に置いて脚本が書かれた様子。確かにキャリー役がとても似合っている。
スーパーの棚のドッグ・フードを見て“犬用の食べ物!?”と驚き、牧場で“ライオンはいるの?”と質問するロストボーイズがカルチャー・ギャップで笑わせてくれる。

TOHOシネマズ・シャンテにて
[PR]
by margot2005 | 2015-04-30 22:56 | MINI THEATER | Trackback(5) | Comments(2)
トラックバックURL : http://margot2005.exblog.jp/tb/21178651
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from 映画好きパパの鑑賞日記 at 2015-05-02 23:25
タイトル : グッド・ライ いちばん優しい嘘
 忙しくて、試写に全然いけてないのですが、今年唯一試写にいけたのがこの作品。良い話なのですが、タイトルの「いちばん優しい嘘」通り、一番かというと、何ともいえないなあ。前半は良かったけど、後半はちょっと作り話めいてしまったかも  作品情報 2014年アメリカ…... more
Tracked from 読書と映画とガーデニング at 2015-05-03 08:57
タイトル : 映画・グッド・ライ〜いちばんやさしい嘘〜
原題 THE GOOD LIE2014年 アメリカ 1983年、内戦に揺れるアフリカ・スーダン南部北軍による突然の襲撃で両親を殺されたマメールは兄のテオと姉のアビタルらと共にケニアを目指す人々の列に加わりますそこには兵士になるのが嫌で北部から逃げてきたジェ...... more
Tracked from セレンディピティ ダイアリー at 2015-05-10 12:53
タイトル : 「グッド・ライ~いちばん優しい嘘~」
リース・ウィザースプーン主演のヒューマンドラマ、「グッド・ライ~いちばん優しい嘘... more
Tracked from こんな映画見ました〜 at 2015-07-01 21:48
タイトル : グッド・ライ〜いちばん優しい嘘〜
『グッド・ライ〜いちばん優しい嘘〜』---THE GOOD LIE---2014年(アメリカ)監督: フィリップ・ファラルドー 出演: リース・ウィザースプーン 、アーノルド・オーチェン 、ゲール・ドゥエイニー 、エマニュエル・ジャル、コリー・ストール 1983年、...... more
Tracked from 楽天売れ筋お買い物ランキング at 2016-05-22 23:24
タイトル : 「グッド・ライ〜いちばん優しい嘘〜」(2014...
「グッド・ライ〜いちばん優しい嘘〜」は2014年公開のアメリカ、インド合作のヒューマン・ドラマ映画です。フィリップ・ファラルドー監督、マーガレット・ネイグル脚本、リース・ウ...... more
Commented by セレンディピティ at 2015-05-10 12:51 x
こんにちは。
地味ながら心に残る、お気に入りの作品となりました。
マメールたちがアメリカを訪れるまでが、少し長いかな...?と最初は感じましたが
あの部分がていねいに描かれていたからこそ、その後のカルチャーギャップや
絆の強さなど、より共感することができたのだと思います。

演じていたのが、ほんとうの元ロストボーイズだというのにもびっくり。
アメリカの世話焼きおばさん?を演じるウィザースプーンも魅力的でした☆
Commented by margot2005 at 2015-05-14 20:42
セレンディピティさん、いつもコメントありがとうございます。
そうですね。とても地味な作品なのですが、とても惹き付けられました。ロスト・ボーイズとリース・ウィザースプーンすごくが良かったです。

マメールたちのアフリカでのシーンはやはり必要不可欠ですね。わたしも長いとは思いましたが、見終わって重要なエピソードだと感じました。
<< イタリア映画祭2015...「... 「パプーシャの黒い瞳」 >>